リベラルくずれの繰り言

時事問題について日ごろ感じているモヤモヤを投稿していこうと思います.

迷惑メールを通報すると逆効果?

2024-12-28 | 一般
あるとき思い立って迷惑メールを通報窓口に通報してみたのだが、その直後から迷惑メールの数が10倍になった。

いつからか毎日のように迷惑メールが来るようになった。通販会社とかカード会社、宅配業者、電力会社などのものが多い。自分が使っていない会社のものなら無視すればいいのだが、実際に使われている会社のものだと迷ってしまう。(初めて「国税庁」を名乗る詐欺メールが来たときにはちょっとどきっとした。)最近では【重要】とか、「支払方法の承認ができません」「出荷できません」「解約されます」などと書いてあるものはほぼ詐欺だと判断するようになった。「荷物が配達できません」が迷ってしまうのだが、通販で注文した時以外に荷物が届くということはほぼないから無視することにしている。
毎日20通くらいはそんなメールがくるので困っていたのだが、あるときアマゾンのホームページに通報窓口があることに気づいて、アマゾンを名乗る迷惑メールを片っ端から通報してみた。さすがにすぐどうこうなるものでもないだろうが、長期的には詐欺グループの撲滅につながればなどと思っていたのだが、どうも逆効果だったようだ。1日20通ぐらいだった詐欺メールが、通報した直後から1日200通くらいにはねあがってしまった。

もしかして通報窓口の係員は、迷惑メールのリンクをクリックしたりしているのではないだろうか?

迷惑メールのリンクをクリックしてはいけない理由は2つある。
第一には、リンクが本当に危険な仕掛けを含んでいて、クリックしたらウイルスに感染するような場合。(リンク先にウイルスが仕掛けてある場合も含む。)このタイプであれば、通報者には影響ないし、調査する部署は、他のネットワークとは切り離された環境で作業するだろうから、やはり危険はないのだろう。

問題は第二のパターンだ。リンクをクリックすることで、そのメールの宛先が実在していたということが送信側に知られてしまうということがある。(メールの画像が最初表示されず、「プライバシー保護のため画像が表示されません。表示するにはここをクリックしてください」みたいな表示が出るのも、画像データの要求を送信することでアドレスが実在することを知らせないためだ。)
このケースの場合、リンクをクリックするのが宛先の受信者ではなく通報窓口の担当者だったとしても、リンクに仕掛けられているアドレスは宛先の受信者のメールアドレスなのだから、担当者がリンクをクリックした時点で送信者には宛先のメールアドレスから要求があった=宛先のメールアドレスが実在していたことが知られてしまう。それにより、あてずっぽうに詐欺メールをばらまいていた犯罪者のアドレス帳にこちらのメールアドレスが登録されてしまうのだ。

通報した直後から迷惑メールが10倍になったというのはこういう事情しか考えられない。だとしてはプロとは思えないお粗末な話だ。

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