超弦理論の基本単位をネイピア数(e)とすれば、👆の公式からⅠの無次元量を得ることができる。
この公式から得られるⅠには、自由度がないので超弦理論の初期条件は完全にⅠによって決定する。
次に、Ⅰが、初期条件として意味を持つものなのかを確かめる必要がある。
確かめる方法は簡単で、ⅠからⅡを求め、ⅡからⅢを求めて、Ⅲ²やⅢ⁴の値が説明できればよい。
しかし、👆の公式から得られるⅠからはⅢの値は出てこない。これには、何か足りない要素があるからで、この足りない要素を付け加えれば、Ⅲの値を出すことができる。
先ずは、加える要素とは別に、👆の公式にある数字の2とeを統合したい。
単純に考えれば e=2 であればよさそうだが、実際問題として e=2 であればネイピア数(e)の意味がなくなってしまう。更には、ネイピア数(e)には無限大の概念が内在しているので、この無限大を有限化したい。
この二つの事柄を満たす方法は、無限大をネイピア数(e)に置き換えればよい。
ここでは、無限大をネイピア数(e)に置き換えて表した新しいネイピア数をⓔと表示する。
( e とⓔ は、別の数になっていることに注意する必要がある )