アプリコット プリンセス

チューリップ城には
とてもチャーミングなアプリコット姫がおりました

超弦理論 弦の打ち消しシステム

2023-10-21 11:44:55 | 理論物理学 素粒子


 超弦理論では振動する紐が物としての意味をもっており、紐の振動が無い状態は超弦が消滅した状態になる。

 👆図は、左右から中心部に向かって同じ形の山の波と谷の波を起こしている状態を示しており、中央で波が重なり合った時点で完全に波は消えている。

 実は、波が消えるのは一瞬で、その後、波は何事もなかったように同じ形を保ったままで通り過ぎて行く。

 この実験から、波を消し去る事ができると思うかも知れませんが、実際は波の発生源を同じ時点にする必要があるので、波を消し去る方法は、波の発生時点でのみ可能になる。

 宇宙開闢がⓔを初期条件として完全に一時点から生じている場合、宇宙の波が完全に左右で対称的なものであれば、宇宙波は発生時点で消え去っている。これは、宇宙が左右対称という完全対称な状態ではなく、ある種の非対称な状態である必要性を示している。

 この非対称は電子と陽子に当て嵌めれば分かりやすい。もしも、宇宙が電子と陽子で対称的な状態であれば、宇宙は光に包まれて物質は存在できない。

 また、内側と外側も対称的ではない。ホログラフィックエリアを境界にして外側では、整数の弦振動になり、内部空間の波は対数振動なる。

 即ち、非対称性が物を生じさせていると言える訳だ。

 ただ、非対称性は不完全性に繋がる不自然な状態であるから、この不完全性は解消される必要がある。

 この不完全性の解消が、宇宙開闢システムに組み込まれている。陽子の質量は増大し、逆に電子の質量は減少する。これは、明らかに、非対称不完全で不自然な状態なのだ。

 もしも、宇宙が10次元ではなく平凡な4次元時空間であるとすれば、宇宙開闢システムも働く事はない。宇宙が単純な4次元時空間であるとすれば、陽子は複合粒子、電子は素粒子の位置付けとなり、更に、大量の未知の素粒子が必用になる。そして、この宇宙が、無からいきなりビッグバンとして生まれてきたことになる。

 宇宙終焉と宇宙開闢の境界地点でのトポロジー対称性は10次元的対称であることで、平凡な四次元時空の対称性を陵駕している。

 ただ、その対称性を理解するには極めて非常識な概念を受け入れる必要性がある。