4. 中国・韓国と日本の違いの原点 「あさましき食への執着心 項目ハ」
「公徳心のない中国人」 一部引用編集簡略版
本章は以下の内容を適当に選別・分割して投稿予定です。
イ 分かり合えない日本と中国
ロ おぞましき専制政治
ハ あさましき食への執着心
ニ 宰相とは料理人のこと
ホ タブーなき食文化
ヘ 殺し合い食べ合う中国人
ト 日本では上に立つほど粗食
チ 素材の味を重んじる日本料理
リ 食こそが現世料理
ヌ 堕落する中国の権力者
ル 餓死する人民と豪華三昧の指導者
ヲ 「食指」の語源
ヨ 「ほう屎撒あ(ほうしさんあ:漢字出ず:ところかまわず、糞尿をまき散らす)」と「あ屎送尿(したいときに、大小便をするべきだ)」
タ 清潔な日本統治下の台湾
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ハ あさましき食への執着心
著者が中国に招かれて、はじめて北京を訪れたのは、1979(昭和54)年だった。華国鋒時代(1976~1981年)だった。
北京空港で、人民解放軍の出迎えを受けて、宿舎へ向かう途中、窓の外に目を凝らした。民衆は男女ともに、全員が粗末な青い人民服を着て、痩せていた。みな、顔色が悪く、精気ががなかった。(42年前です)
人民解放軍の李達(り・たつ)副参謀総長が、著者のために天安門広場に面する人民大会堂で、歓迎晩餐会をを催してくれた。
李達副参謀総長は、日米安保条約を高く評価した。そのうえで、「中日両国が力を合わせて、アジアの平和と安定を守らなければならない。日本は三木内閣以来、防衛費をGNPの一%以下に抑えてきたが、現実にそぐわない。二%まで増すべきだ」と、熱心に説いた。
当時、中国は何よりも中ソ戦争を恐れていた。解放軍の部隊に案内されて、射撃の実技などを視察したが、部隊総出の熱烈歓迎を受けた。
日本の防衛費は、安倍政権のもとでも、GNPの一%以内に、収められていた。
それにもかかわらず、習近平国家主席は「軍国主義者安倍首相が、日本を軍国主義にしようとしている」とか、「第二次世界大戦の勝利の成果と、戦後秩序を守り抜き、歴史の流れを逆行させることは、けっして許さない」と、繰り返し、述べている。中国には、原理、原則などまったくなく、御都合主義なのだ。
歓迎宴が終わると、大会堂の玄関まで見送ってくれた。李達老人が乗ってきた、最高幹部の象徴である、最高級車の紅旗が外に待っていた。
中国人にとっては、日本と違って、食が人生の最大の重大事である。これほどまで、食に執着している人々はいない。食が中国人を、中国人たらしめている。
中国料理では、食が何よりも重大事であるから、主人はまるでオーケストラの指揮者のように、全体を見回せるところに、座る。中国人から見れば、日本の接待主は食事だけでなく、客を軽く見ているようで、無責任だ。
中国では、食が何よりも大事であるから、人間関係、経済活動から、対外政策まで、あらゆるものが、中華料理の油っこい臭いを、発している。食は胃の問題だから、心よりも、胃が上のほうに、置かれている。
参考:加瀬英明著「中国人韓国人にはなぜ「心」がないのか」
加藤英明氏は「ブリタニカ国際大百科事典」初代編集長