ありるれろ**

わざわざ人に話すほどのことでもないけどちょっとつぶやきたいことを綴っています。

出会い

2016-06-09 23:44:32 | Weblog
朝、バス停で外国人からうちのホテルへの行き方を尋ねられました。
そこから、

「降りるところを教えて」
「みんな英語が話せないから困ってた」
「この辺で働いてるの?」

なーんて話をしてるから、まあ、わたしはあなたが行くホテルで働いてるっていう話にもなりますよ。

ちなみに彼女はカメルーンから初めて日本にやって来たらしい。

それでホテルに連れて行き、彼女が参加するであろうイベントの受付まで案内し、それで終わるはずだった。

だがしかし。

今日泊まるホテルまで一緒に行って欲しいという。
英語の通じないこの国で、ホテルにたどり着くのも大変だろうな~と思ったので、一応名前と連絡先は教えてあげたのです。
彼女の会議は19時半に終わるとのことで、1階で待ってることにしました。

さて19時過ぎ、19時半が過ぎ、20時が過ぎ…
待てど暮らせど現れない。
アフリカ人が時間にルーズなのは知ってたけど、さすがにわたしも帰りたい。
クロークのスタッフが顔見知りだったので、事情を話していると、1階でパーティーが行われていて特にチェックもなさそうだとのことなので、覗いてみることにしました。

いやーそれにしてもすごい人の数…この中に…


いたー!!!!

入り口から近いところに彼女はいました。
「良かった、この大勢の中からあなたを見つけるのは難しいと思った」

わたしもこのパーティーに参加してると思ってたのか。
いや、それにしても探してよ。

それからバスに乗って彼女の泊まるホテルに向かい、部屋まで送り届けると中には既に荷物が。

…ん?
いや、どうりで荷物少ないなとは思ってたけど。
もうチェックインしていてホテルも分かってたはずなのに、なぜわたしがここまで来る必要が?

「さあ、座って。あなたに見せたい物があるの」

すると、生理用ナプキンを取り出し、何やら熱弁を始め出した。
カメルーンで一般的な物と違ってこの製品がどれだけ優れているかということを、水を使って実演し出したのです。

確かにサラサラで、吸水力の良さは一目瞭然。
でも日本製の物もかなり高性能だからそこまで驚かないというか…
どちらかと言えばカメルーンで一般的な物の方の質の悪さに驚いたというか…笑

彼女は日曜にプレゼンをすると言っていたので恐らくそれと同じ物を見せてくれてるんだろうな〜と思ってたのですよ。

そして理解できない医学用語が次々と飛び出しながら熱弁は続き、、、

「これはお店では売っていなくて、インターネットでしか買えないの。
でもあなたがこの良さを友達に伝えて、友達がこれを買うと、あなたに会社からボーナスが入るのよ」


それ完全にネットワークビジネスじゃないか。

聞くと、イベントでのプレゼンは紙オンリーで実演はできず、誰かに見せたくても英語を理解する人がいなかったとのこと。
そこでわたしが捕まったらしい。


しまった、連絡先を全て教えてしまった…

まあその場は逃げ切り、終電で家まで帰りましたが、どっと疲れたよ。
いいことしたと思いきや…


お土産に、カメルーンのチョコレートを貰いました。
英語と、フランス語と思われる言葉が並列されているのがカメルーンっぽい。
(ちなみに彼女が熱弁してた例の品ももらった)

油断も隙もない国際社会ですが、福岡での国際イベントはまだまだ続きます。
コメント
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