フライフィッシングの話
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その頃、近くの人が良いサイズを掛け、ロッドが大きく弧を描いているのが見えた。獲物が水面まで来ると、今度は大きく水飛沫を上げて、再び水中へと走り始める。10分ほどのやりとりを経て、ようやくランディングに成功。声を掛けると、サイズは60オーバーで、とにかく太さがもの凄いらしい。それを聞いて、羨ましくもあったが、これまで小型のニジマスしか釣れてなかったので、その中に大きなのも居るのかと思ったら、途端にやる気が湧いてきた。

やがて、空が曇ってきて、それまで暑いと感じていた空気が急にひんやりしてくる。風が南から北に変わったのだ。その影響でボートの向きが逆になり、投げる方向も変わってしまった。同時に時合いも終了したのか、アタリもぱったりとなくなってしまう。すると、今度は霧が発生して、辺りが真っ白になるくらいの濃霧に覆われたが、やがて霧が晴れてくると風も止み、たまたまルースニングのマーカーを見ていたところ、スーッと水中にマーカーが引き込まれ、30センチほどのニジマスが釣れた。恐らく、微妙な温度変化に呼応して水面近くまで出て来たのだろう。

結局、その時間帯はルースニングの1尾しか釣れず、昼も過ぎたことだし、ここで一旦ランチ休憩に入ることにした。


つづく


10:52 1回目の時合いで釣れたスリムなニジマス32センチ。




11:59 ルースニングで釣れたニジマス30センチは川鵜に噛まれた複数の傷跡があった。




突然の濃霧で気温が一気に下がる。




タックルデータ

ロッド Maxcatch Black Star 9ft. 6wt.
リール Maxcatch Avid Pro 5Seven
ライン SF WF6F
リーダー バリバス スタンダード ST 9ft. 4X
ティペット フジノ プロフェッショナルフロロカーボンティペット 5X
フライ スーパーオクトパス オレンジ


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