フライフィッシングの話
川、湖、管理釣場などの国内釣行記、海外釣行記、タックル、フライなど、フライフィッシングにまつわる話と美しい写真。
 



国道1号線を早川沿いに進むと、塔ノ沢辺りを境にだんだん霧が濃くなっていく。仙石原まで来ると霧は晴れたが、今度は小雨が降っていて、雨は湖尻に到着しても止むことは無かった。しかし、今日の芦ノ湖は暖かく、朝の気温は14度くらいあっただろうか。このまま晴れて気温が上がり、さらに風が出てくれれば、いよいよチャンスが巡ってくるかも知れない。

期待を抱きながら、小雨が降る中、AFCおおばの桟橋から出船する。聞けば、最近はキャンプ場から七里ヶ浜辺りの比較的沖目が良いとのこと。アドバイス通り、桃源台沖からハーリングをしながらキャンプ場まで探ってみたが、まったく当たりは無かった。そこで、とりあえず前回と同じ早川水門の沖でアンカーを打ち、10メートル付近の深場で始めてみたものの、やはりまったく当たらず。水面は僅かに波立つ程度の穏やかさで、時折、静寂を破るように大型魚のボイルが起きるくらいだった。

それにしてもどうしたことだろう。今日はいつにも増して魚の気配を感じない。というのも、早川水門の辺りは、いつもニジマスの匂いがするのだが、今日はその匂いがまったく感じられないのだ。そう言えば、昨年の今頃もちょうどそんな感じだった。その日は、惜しくも60オーバーをバラし、オデコを食らったことを思い出す。やはり水温が上がることで魚が散り、ポイントを絞るのが難しくなっているのだろう。それならば、魚が付く場所を狙ってみようと、椿の鼻へ移動してみるが、やはり反応は無く、七里ヶ浜の沖も同様だった。

この頃、時計はすでに10時半を回っていた。このままキャストを繰り返していても埒が開かないだろうと判断し、早川水門から桃源台までハーリングで探ってみることにする。幸い今日は風が弱い上に、エンジン付きボートのハーリングもほとんど居ないため、思う存分ラインを繰り出すことが出来た。そして、船がキャンプ場に差し掛かった頃、突然ティップがゴクンゴクンと動き、合わせると重々しい手応え。しかし、ラインがかなり出ていたため、一体どのくらいのサイズなのか、最初はまったく判らず、ラインを巻き取って行くに従い、だんだんと大きそうだと思えるようになった。近くに来てからは、そこそこ抵抗したものの長くは続かず、ネットに収まったのは50センチのニジマスだった。

つづく


この日は小雨模様からのスタートとなった。




11:02 1尾目は50センチ。




このサイズにしては、わりとすんなりネットに収まった。




タックルデータ

ロッド Scott S3 908-4
リール Maxcatch Avid Pro 7nine
ライン SA マスタリーアトランティックサーモンショート SWT 6/7 S2/S3、ティムコエアロシューター28lb
リーダー バリバス スタンダード ST 9ft. 3X
ティペット フジノ プロフェッショナルフロロカーボンティペット 4X
フライ BHアイスブルーフリッツマラブー #10 オリーブ


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