再読のための覚え書き
鞭を鳴らす女
岸田國士(1890-1954)
椿禮三は、15年音信不通だった旧友の澄田の家を訪ね、その妹の紀伊子を見初めた。
しかし、豪放磊落な「無頼紳士」とも言うべき椿禮三は、近代的淑女である紀伊子の目には影のある男として映る。
椿禮三は真摯に紀伊子に対して恋情を告白するが、紀伊子は、妹の都の駆け落ちや、兄と椿禮三の関係などで心は揺らぐ。
そして紀伊子は、ある決心を持って椿禮三に手紙を書くのだった。
2022.12.21読了
鞭を鳴らす女
角川文庫
昭和27年10月20日初版発行
昭和28年9月30日2刷
旧仮名遣い
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