再読のための覚え書き
行人
夏目漱石(1867-1916)
後期三部作の二作目。
長野二郎には、大学の教員を務める兄の一郎がいる。
一郎は、妻の直との結婚生活がしっくりしない。直もまた、夫との関係にわだかまりがある。一郎は家族の中で孤立してゆく。
直と二郎の間を疑っていた一郎は、ある日、二郎を試すために、直と二人で外泊してほしい」と頼むが……。
「いっさいの重荷を卸して楽になりたいのです。兄さんはその重荷を預かって貰う神をもっていないのです。」
2023.7.29読了
行人
岩波文庫
1930年10月15日初版発行
1988年4月20日55刷
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