再読のための覚え書き
坂の上の家
芹沢光治良(1896-1993)
長年勤めた銀行を定年退職した野口勇三は、上司に勧められた山川製紙への転出を断って、昔の夢だった絵を描き始める。
家族は、勇三が一日中家にいることに息を詰まらせ、妻は家事をやめて保険外交の仕事に出てしまう。
家の中がぎくしゃくし始めたある日、息子の洋一の婚約者を名乗る女性が突然現れた。
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人生の舞台を譲る人々と、受け継ぐ人々。その間に起きた波紋によって問われる、夫婦や親子の関係。
2021.10.17読了
坂の上の家
角川文庫
昭和37年12月30日初版発行
昭和47年6月30日13刷
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