勝手にお喋りーSanctuaryー

マニアックな趣味のお喋りを勝手につらつらと語っていますー聖域と言うより、隠れ家ー

サンフランシスコからのエアメイル

2005-06-30 | 日常のお喋り
先日、サンフランシスコからエアメイルが届いた。
中身は写真のポストカード。
スキャナーを持っていないのでデジカメ撮影したが、本来の色を出し切れなかったことを反省。
Kevinさん、ごめんなさいm(__)m

何故遠い異国からポストカードが届いたのか。
私のもうひとつのHN『Pluvia』のブログに最初にコメントをくださったのが、サンフランシスコ在住のMatthewさんだった。
Matthewさんはフローラルデザインをなさっている方なので、花の写真をアップしてるそちらのブログに遊びに来てくれたのだ。
それ以来、互いのブログを行き来するようになった。

Matthewさんの誠実で優しい人柄に溢れたブログLife in San Franciscoには、毎日多くの人たちが集まってくる。
その多くが女性で、海外生活をしてる人も多い。
サンフランシスコやフローラルデザインの話をつづりながら続いていたブログに、ある変化が訪れたのは3月のことだった。
そこでMatthewさんは、最愛のパートナーが出来たことを告白する。
その相手こそ、この絵を描いた画家のKevinさんだった。

早い話が、Matthewさんはゲイなのだ。
そのことは初期の彼のブログにはっきり書かれているので、私は別に驚かなかった。
だけど新しく彼のブログを訪れるようになった人たちの多くは、そのことを知らない。
「早く素敵な彼女をみつけなさい」
そういうコメントを見るたび、Matthewさんがプレッシャーを感じるのではないかと、密かに心配していた。

だがその心配はまったくの杞憂に終わった。
最愛の人を見つけたMatthewさんは、ブログの中で堂々とKevinさんを紹介した。
理解されないのでは、と言う不安を感じながらも。
そしてMatthewさんの不安も杞憂に終わった。
彼がゲイであることは、彼を慕う人たちにとっては、たいした問題じゃなかったからだ。
その告白と、それにつけられたコメントを(私の分も含めて)読んだ時、私は他人事ながらとても嬉しい、感動的な気分を味わった。

それ以来MatthewさんのブログはKevinさんのことで埋まっていった。
これほど愛し合ってるカップルはいないんじゃないかと思うくらいだ。
そしてある日、こんなエントリーが書かれた。
「Kevinの日本語名募集」
日本と日本語に興味を抱いたKevinさんは、カタ仮名の「ケヴィン」と言う字が気に入らない。
自分も漢字の名前が欲しいと言ったらしい。
早速私も応募したが、残念ながら落選。

だがここから、Matthewさんの自慢するKevinさんの優しさが思い切り発揮される。
本来は名付け親(?)1名に送られるはずだった自作のポストカードを、応募してくれた人全員に送りたいと提案したそうだ。
せっかく一生懸命考えてくれたのに、と言う気持ちかららしい。
こうして私のものにも、素敵なポストカードが送られてきたわけだ。
逞しい生命力を感じさせてくれるペリカンたち。
一目でお気に入りになった。
そして中には自作の詩と、日本語の(字が信じられないほど上手!)心のこもったメッセージも添えられていた。

もしもサンフランシスコに行ける日が来たら。。。
私はこんな夢を見ている。
二人のハンサムな青年にエスコートされ、Matthewさんのデザインしたブーケをプレゼントされ、カストロ(観光客が行かない穴場)でお食事。
ただしサンフランシスコに住むとなると二の足を踏む。
あの街でこれと思うような男性の半数以上がゲイだそうだから。
サンフランシスコの女性は、アメリカで最も不運な環境で暮らしてるらしい。

Matthewさんのフローラルデザインサイトflowers for special events
Kevinさんの水彩画のサイトkevin's watercolors
Comments (4)
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