人の限界はどうやって決まるのだろう。
「自分で諦めた時に決まる」っていうけど、いろいろあるじゃない。
だって年には勝てないよ?
スポーツ選手が引退する時って、本当に諦めた人がどれくらいいるだろう。
クビになっちゃったとか、みっともないところを見せないうちに止めとこうとか。
すっぱり諦めて「や~めた!」って言えれば、それが一番だと思う。
だけど諦めない人たちは、少しずつ限界の幅を広げ、やがて思いがけない高みにまで登り詰めてしまう。
そのために、彼らは犠牲を払う。
まず、孤独を味わうのだ。
登山道を歩くのはまだ楽だけど、さらにその上に到達するには、道なき道を行かなければならない。
誰もいない。
誰も通らない。
孤独だ。
いつかは諦めなくてはならない日がやってくることを知っている。
だけど怯えてはいない。
いつも「今日が最後」と思っている。
20年を超えた時、そんな心境に達していた。
5年目に「嫌いなら嫌いと合図して そこから始まる」と言った。
いくらでも軌道修正が利くと、自信を持ってそう言った。
そして22年目に「不満なら降りればいい スピードが鈍るからね」と切り捨てた。
もうすべての要望に応えることはできない。
走り続けるしかないから、ついてこられない人はいらない。
そして彼らは、ついに人の領域を超えた。
年と共に衰えない。
衰えるどころか、さらに登り続けている。
東京ドームに、全盛期を凌ぐシャウトが響いた。
渾身のシャウトだ。
すべて受け止めてくれと言われた。
この魂を受け止めると、私もまた高みに登らなければならない。
いいさ、登ってやろう。
どこまで行けるか、一緒に見届けようじゃないか。
「自分で諦めた時に決まる」っていうけど、いろいろあるじゃない。
だって年には勝てないよ?
スポーツ選手が引退する時って、本当に諦めた人がどれくらいいるだろう。
クビになっちゃったとか、みっともないところを見せないうちに止めとこうとか。
すっぱり諦めて「や~めた!」って言えれば、それが一番だと思う。
だけど諦めない人たちは、少しずつ限界の幅を広げ、やがて思いがけない高みにまで登り詰めてしまう。
そのために、彼らは犠牲を払う。
まず、孤独を味わうのだ。
登山道を歩くのはまだ楽だけど、さらにその上に到達するには、道なき道を行かなければならない。
誰もいない。
誰も通らない。
孤独だ。
いつかは諦めなくてはならない日がやってくることを知っている。
だけど怯えてはいない。
いつも「今日が最後」と思っている。
20年を超えた時、そんな心境に達していた。
5年目に「嫌いなら嫌いと合図して そこから始まる」と言った。
いくらでも軌道修正が利くと、自信を持ってそう言った。
そして22年目に「不満なら降りればいい スピードが鈍るからね」と切り捨てた。
もうすべての要望に応えることはできない。
走り続けるしかないから、ついてこられない人はいらない。
そして彼らは、ついに人の領域を超えた。
年と共に衰えない。
衰えるどころか、さらに登り続けている。
東京ドームに、全盛期を凌ぐシャウトが響いた。
渾身のシャウトだ。
すべて受け止めてくれと言われた。
この魂を受け止めると、私もまた高みに登らなければならない。
いいさ、登ってやろう。
どこまで行けるか、一緒に見届けようじゃないか。