勝手にお喋りーSanctuaryー

マニアックな趣味のお喋りを勝手につらつらと語っていますー聖域と言うより、隠れ家ー

J&J

2009-04-04 | 映画のお喋り
カンフー映画はジャッキー・チェンしか知らない。
ジェット・リーは名前だけしか知らない。
だけどハリウッドで中国人(いくら有名でも)二人の映画が作られたのは、やはりすごいことだと思う。
タイトルクレジットでは同じ「J」を絡ませて、横にジャッキー、縦にジェット。
完全に二人が主役だ。

ドラゴン・キングダム
2008年 アメリカ
監督:ロブ・ミンコフ
出演:ジェット・リー、マイケル・アンガラノ、ジェッキー・チェン

上の出演順は、一応エンドクレジットを参考に。
ストーリーとしての主役はジェイソンと言うアメリカ人青年。
ジャッキーはあくまでゲスト出演と言う立場なんだろうか。

二人の「J」は共に二役。
(いつものごとく、完全にネタばれだが)
一応ストーリー展開は、ロードオブザリングっぽいファンタジー。
だけど本当の主役は「カンフー」
ファンタジーとカンフーの2本立ての映画のようだ。

ジェイソンは昔のジャッキーの役を演じている。
何も知らない青年が事件に巻き込まれ、老師にカンフーを習い、次第に強くなって悪を倒す。
(倒したのはジェット・リーだが)
この強くなり方が早すぎて、ちょっと笑う。
ジャッキーが教える側の老師を演じてるのも、ちょっと笑う。
ジェットの孫悟空のコメディ演技も、板につかなくてちょっと笑う。
カンフーシーンもワイヤーが多すぎて、ちょっと笑う。

だけどこの「笑」、狙いじゃないので微笑ましい。
お決まりのストーリー展開も悪びれず、かえって好感が持てる。
良いお姉さんと悪いお姉さんも、きれいだし適役。
そして「本物」のふたりの「J」の対決シーンは、ものすごくかっこいい。

つまり、楽しい映画だ。

ストーリーを考えると、最後のオチで、タイムパラドックスにつきあたるんだけど。
あのボストンのチャイナタウンのおじいさんは、少なくとも千年はあそこ(かどこかは知らないが)で、如意棒を持って、ジェイソンがやってくるのを待ってたのだろうか。
幾ら不死でも気の長い話だ。
サイレントモンクが「毛」だったオチは、納得いくけどね。

それでも、楽しい映画だ。
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