勝手にお喋りーSanctuaryー

マニアックな趣味のお喋りを勝手につらつらと語っていますー聖域と言うより、隠れ家ー

お花見

2009-04-06 | 胸ときめかすお喋り
初めは開花状況の心配をしていた。
次はお天気の心配をしていた。

開花は予想よりかなり遅れた。
お天気はずっと曇り時々雨だったのに晴れた。
神様、ありがとう。


彼はすぐ隣、桜満開の公園で準備。
私は近くのスーパーに買い出し。
ケータイで彼と相談しながらお買い物をする。
とっても楽しい。

思った以上に参加者が増えていたが、お酒もおつまみも万端。
桜の木の下で、彼の隣りに座って…それぞれ違う人とおしゃべり。
だって…。

18時間ぶっ通しでお仕事していた彼は徹夜の参加。
この後も英語の企画書を2本も書かなければならないのでまた徹夜らしい。
だからいつもよりお酒を控えてる。
疲れた顔が可哀想だ。

少しずつ日が陰って来て、お花見は盛会のうちにお開き。
2次会のカラオケ?
もちろん行きますとも。


同僚から職業を間違えたんじゃないかと言われていた彼。
今日はQueenの"Too Much Love Will Kill You"にやられた。
なんだか彼の声が切なくて泣いてしまいそうになる。

カラオケ終りの3次会。
もう無理なんじゃないかなと思っていたら、やっぱり途中で眠ってしまった。
向かいの席の無邪気な寝顔に、また切なさがこみ上げる。
ホントに働き過ぎだよ。


同じ場所に住んでいると、帰る時も一緒。
空席のないバスの中で、立ったまま半分眠っている彼が軽く私にもたれかかる。
面倒見がよくて、気配りばかりして、人前では絶対気を抜かない彼。
少しだけ心を許してくれた気がして幸せに浸る。

ずっとこのままでいたい。
席が空いたけど、動きたくなかった。
降りるバス停が近づいてくる。
このまま行き過ぎてしまおうか。

バスが停まり、他の人が降りていく。
私はため息をつきながら彼に声をかける。
笑顔がいつもの彼に戻っている。


何でも出来てしまうから、決して自分にミスを許さない。
世界中と喧嘩してでも、頑なにプライドを守ろうとする。
それでも、僕はいい加減な男だからと笑って言う。


幼い恋は時を経て成長し、いつしか愛に変わろうとしている。
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