勝手にお喋りーSanctuaryー

マニアックな趣味のお喋りを勝手につらつらと語っていますー聖域と言うより、隠れ家ー

Strange Fruit

2011-03-08 | TVや舞台やスポーツのお喋り
土曜の深夜、ものすごい深い時間にドラマをやってる。
いまどき地上波で洋ドラって言うのは古いんだろう。
このドラマもwowwow/ANXでもっと先のシーズンが放映されてる。

でも深い時間とは言え、ただで見られる地上波で上質ドラマを放映してくれるTXに感謝したい。
出来れば最終シーズンの7シーズンまでずっと放映していただきたい。
(某国営放送はERの最後の2シーズンを地上波で放映しないらしい><)


『コールドケース』は刑事ドラマだが、かなり異質な刑事ドラマだ。
お蔵入りになってる過去の事件を、何かのきっかけで再調査するんだが、関係者の話を聞いて回るだけだ。
話を聞いて回るだけで事件が解決する。

な~んだつまらなそうって思った人、舐めちゃいけないよ。


そんな刑事ドラマをなんで好きで見ているかと言うと、【異質】だからだ。
なによりものすごく鬱になる。
深夜なんかに観たら、そのまま眠れなくなりそうだ。
1週間も鬱を引きずった回も何回かある。


鬱ドラマ好きには堪らない!

ま、これは冗談だけど、あれこれ浅いドラマやコメディタッチの刑事ドラマの間に観ると、ちょうどバランスがいい。


今回は『Strange Fruit』というタイトル通りのストーリーだった。
(ビリー・ホリデイの代表作だよね)
文字通り、青年が木に吊るされる。

事件が起きたのは、1963年。
ワシントン大行進の年。
殺された青年も、キング牧師の呼びかけに応じて、ワシントンに向かう途中だった。

ラジオからはキング牧師の「I Have a Dream」の演説が流れている。
私には夢がある
いつの日か私の幼い4人の子供たちが
肌の色によってではなく
その人格によってのみ評価される国に住むという夢が



実現しそうでなかなか実現しない夢。
ドラマは当然のごとく、ラストシーンでStrange Fruitを流す。(ビリー・ホリデイじゃなかったが)
泣けそうなんだが泣けないシーン。
差別はいろいろなところで残っている。
肌の色だけではなく。
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