勝手にお喋りーSanctuaryー

マニアックな趣味のお喋りを勝手につらつらと語っていますー聖域と言うより、隠れ家ー

実録・A子さんは見た!

2005-06-10 | TVや舞台やスポーツのお喋り
「そうなんです。私の隣の席のK太さんが、庄司さんに喧嘩を売られました。怖かったです。庄司さん、目がマジなんだもん」ーA子さんの証言よりー

事件が起こったのは6月10日、新宿ルミネ7階『ルミネtheよしもと』の劇場内だ。
その日もいつもどおり、『7じ9じ』の興業が行われていた。
問題の庄司さんがツッコミを担当する品川庄司が登場したのは、公演開始から2組目だ。
出囃子に乗ってスタンドマイク前の定位置に収まった品川庄司は、快調な滑り出しで漫才を始めた。
客席はしばし和やかな笑い声に包まれた。

しかし品川庄司の持ち時間が残り僅かとなった時、事件は起こった。
相方品川さんが「学生時代は不良だった」と言う言葉を聴いた庄司さんは、「では僕が喧嘩を売りますから、それに返してきてください」と提案した。
「なに見てんだよー!」と凄みのある声で品川さんに喧嘩を売る庄司さん。
だがその都度品川さんはボケた返答を繰り返す。
イライラが募ったのか、テンションが上がりすぎたのか、庄司さんの様子が次第におかしくなり始める。

「庄司さんは明らかに様子がおかしかったです。顔が見る間に紅潮し、血管が切れそうなほどテンションがあがってました。舞台中を跳ね回り、品川さんに怒鳴り続けていました」ーA子さんの証言よりー

これからA子さんは恐怖の体験をすることになる。

「その時なんです。庄司さんが舞台の一番前までつかつかと歩いてきて、最前列の席で見ていた私の隣のK太くんに怒鳴り始めたのは」-A子さんの証言よりー

「おまえに喧嘩売ってんだよ!ちゃんと返してこいよ!!」
確かに庄司さんは客席のK太くんに向かってそう怒鳴った。

「怖かったです。K太くんは泣きそうになってました。ルミネにはよく来るし、いつも笑って楽しんで帰るのに、私まで泣きそうでした。庄司さんがあんな人だったなんて・・・」ーA子さんの証言よりー

「庄司さんって、思ったよりずっとやきもち妬きだったんですね。私が男性と一緒に来てるのを見て、思わずカッとなっちゃうなんて・・・」
(以後、A子さんが妄想モードに入ってしまった為、省略)

もちろんネタだって!!
間違ってもここまでの話を真剣に読まないように。
起こったことは事実だが、もちろん庄司さんもネタのつながりでしたことだ。
客席は常に爆笑の渦に包まれていた。
それにしても庄司さんにいじってもらったK太さんが羨ましい。
その日一緒だった他のメンバー4人は、全員そう思っていた。
ただしK太さんは、ちょっとだけマジでビビッてたけど。
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燃える「Decoration」

2005-06-08 | TVや舞台やスポーツのお喋り
今日は品川庄司単独コントライブ「Decoration」の先行発売日だった。
この日のためにバイトを休み、ドキドキしながら待っていた。
前日の夜は寝付けなくて、自作の古い小説をパソコンで打ち直すと言う単純作業に精を出していた。
眠くならないまま、気がつくと朝の7時を回ってる。
やっぱり少しは眠らなくちゃと頑張ってみたが、結局1時間半ほどしか寝られなかった。

発売時刻は正午。
11時半からPCの前に陣取り、ウインドウを3つ開いて待つ。
そして出陣時刻が来た。
チケットをカートに入れて、購入手続きに進もうとする。
そしていつもの「ただいまアクセスが混み合って・・・」の見慣れた画面。
「戻る」をクリックしたら落ちた。
2つ目のウインドウでも落ちた。

すでに発売時刻から10分以上が経過してる。
こうなったら最悪最終日だけでもキープしようと決意。
今回は順調に購入手続き画面に進めたが、重い重い。
手続き完了までイライラの連続だった。
その後初日を狙いに行った。
またしても落ちること2回。
もう30分が経ってる。
ソルドアウト?
嫌な予感と戦いながら3度目のトライで無事買えた。

ここまで来て、勢いがついてしまったのか、2日目も行きたくなった。
さらにトライするも、「売れきれ」の文字。
ま、いいか。。。

こうして7月の暑い日が、今年も私に訪れる。
頭の中は、どんなコントを見せてもらえるのか、内容を想像するのに忙しくなった。
旅行は行く前の段階が一番楽しいと言う。
単独ライブは行ってからだって楽しいが、今から存分に楽しめることは確実だ。
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ロックの学校

2005-06-06 | 映画のお喋り
映画は基本的に楽しみたい。
どんな人にも長所があるように、どんな映画にもいいところはあるから、極力観て損したと思わないようにしている。
だから選ぶ時も、それほど深く考えず、余りに暴力的、余りに気持ち悪い、と言う分野に入るもの以外は手当たり次第だ。
だから今日はこれ。

 『スクール・オブ・ロック』 2004年 アメリカ映画
 監督:リチャード・リンクレイター
 主演:ジャック・ブラック、ジョーン・キューザック、マイク・ホワイト

笑えるコメディだと思ってたら、やっぱり大口開いて笑った。
ジャック・ブラックってまったく知らないの役者だが、彼の個性が最大限に生きた役なんじゃないだろうか。
脂肪の塊を揺らしながらロックンロールするオジサンって、嫌悪の対象でしかなかったのになあ。
ロッカーは痩せてて、黒の皮のパンツが似合わなきゃ嫌って思ってたのになあ。
この人は例外として認めよう。そんな気になった。

このジャック演じるデューイは、30過ぎても才能なくても、ロックを捨てられない目立ちたがりの、自己愛の塊の、要はいいとこなしの男だ。
昔のバンド仲間のネッドの人の良さにつけ込んで居候しながら、働きもせずぐうたら生活。
もうすぐ開かれる「バンド・バトル」で優勝し、賞金2万ドルをいただくと口ばっかりの言い訳。
その身勝手さが原因でバンドまでクビになる。

そんな時一本の電話。ネッドの仕事の話だ。
お金欲しさにネッドに成りすまし、向かったのは名門私立小学校。
もちろん資格も経験もないデューイに教師が勤まるはずもない。
ここでもぐうたら時間をやり過ごしているだけだったが、ある日音楽の授業を垣間見て・・・。

そこはお金持ち私立のガキ、いや、お子様たちだから、習い事でピアノやギターがうまい子もいる。
彼らを研究課題だと騙し、無理矢理ロックバンドを結成してしまう。
成績アップにつながると信じた生徒はデューイの言いなりに慣れないロックの演奏を始める。
校長にバレないよう、監視映像までつけて練習が続く。
そしてイザ本番という時に・・・。

いい加減なデューイに呆れながら、子供たちは次第に彼に惹かれていく。
勉強第一、規律第一、真面目第一、ロックなんて聞くのも駄目って親たちのプレッシャーに押しつぶされそうになっていた子供たちの目に、デューイは新鮮に映った。
その駄目駄目ぶり、理不尽なわがまま、エゴを剥き出しにした生き方。
そう、彼は自己と自己の本能に忠実な人間なのだ。
自己を誤魔化して生きる親、自分たち、そんな世界とは正反対の世界に住むデューイに、彼らが魅力を感じることに無理はない。
それに、生徒の悩み事には案外真剣に答えたりして、なかなかいい教師ぶりだ。

結局どんなに立派な大人でも、建前と本音は違う。
彼らの中に子供は嘘を見つける。
本音だけで生きる大人は数少ないけど、子供はどこかでそういう大人を探してる。

ま、この映画にそんな理屈はいらない。
笑いたい人、ロック好きな人、必見です。
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見過ごさない勇気を教える映画

2005-06-04 | 映画のお喋り
相変わらずのペースでDVDをレンタルしてる。
映画を観ながらコーヒーとケーキなんか食べてると、母と私はすっかり満足。
手軽な娯楽だ。
昨日見たのはこんな映画。

 『僕はラジオ』2004年 アメリカ映画
  監督:マイク・トーソン
  主演:キューバ・グッディング・Jr、エド・ハリス、デボラ・ウィンガー

ジャンル的にはスポーツ映画に入るらしい。
私はスポーツ映画に弱い。よく泣く。
「陽だまりのグランド」「タイタンズを忘れない」ではボロ泣きした。
大好きなマット・デイモンの「バガー・ヴァンスの伝説」もよかった。
だから題名は「なんだ、これ?」だったけど、ためらわず借りてきた。

時代は1970年代。カーターが大統領だった頃の話だ。
エド・ハリス演じるジョーンズは、ハナ高校のスポーツ主任で、フットボール部のコーチだ。
ある日選手の一人が、ショッピングカートを引きながら町をうろついている青年にボールを取ってくれと声を掛ける。
彼はボールを拾い、自分のカートに入れてしまう。
怒った選手は翌日仲間6人と、カートの青年をガムテープで縛って、ロッカールームに閉じ込めてしまう。

カートの青年は知的障害者だ。
この青年ジョージをキューバ・グッディング・Jrが見事に演じてる。
彼はラジオから流れる音楽が大好きで、いつもラジオを手放さない。
だから通称「ラジオ」
ロッカールームからラジオを助け出したコーチ・ジョーンズ。
この日から二人の交流が始まる。

初めは口も聞かないラジオ。
どう扱っていいか戸惑うコーチ。
フットボールシーズンのシーンを織り込みながら、部の手伝いをするラジオとコーチの距離が次第に縮まっていく様子を描く。
いつの間にか選手もラジオを受け入れ、町の人たちもラジオに馴染んでいく。

だけどどこにもいると言うオジサンが登場。
彼はチームのエースであるクレイの父親で、スポーツ部の有力な支援者だ。
オジサンはラジオを良く思ってない。
校長や理事会に働きかけ、ラジオを校内から追い出そうとする。

あ、よくある話だと思うのだが・・・。
エド・ハリスとキューバの演技、そしてフットボールやバスケットの試合のシーンの迫力に、ストーリーとは別の満足感がある。
フットボールのシーンで、思わず「ナイス・タクッル」と声を上げてしまったほどだ。
しかもクレイのバスケットシーン(本人も)は、メチャかっこよく、彼が最後にラジオを受け入れる場面は、別の意味で嬉しかった。

そしてラストは・・・・。
今現実に生きて存在しているハナ高校の名物コーチ「ラジオ」が登場するのだ。
もちろん引退したコーチ・ジョーンズも。
二人はすっかり老けていたが(しかももちろん役者に似てない)、40年間の友情はなおも続いているのだ。
そう、これは実話を基にしたドラマだったのだ。

これを観て、私は泣かなかった。泣く映画ではないと思う。
だけどもっとも好きな場面を上げておこう。
家族をないがしろにしていたジョーンズが、ギクシャクした関係の娘に、車の中で話すシーンだ。
「12歳の頃、新聞配達の途中で、金網の中に閉じ込められている少年を見た。(恐らく障害者)毎朝彼を見ていたにもかかわらず、私は何もしなかった」
ここで娘はすべてを理解する。
同情ではなく、何も出来なかった子供時代のあがないを、父は今してるのだと。

事情があって、見過ごさなければならないこともある。
だけどいつか、それを出来る時、見過ごしてしまわない勇気を持ちたい。
そんなことを教えてくれる映画だった。 
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月の初めにテンションアゲアゲ!

2005-06-01 | TVや舞台やスポーツのお喋り
このところ、品庄カテゴリーが賑わっている。
夏に行われる年一回の単独ライブで気持ちが盛り上がっているから。
品庄仲間がコメントをたくさん入れてくれるから。
何より私が彼らを心底好きだから。

これまで私には、好きなものを好きなだけ語れる仲間が余りいなかった。
特に品庄に関しては、まるっきり一人ぼっちだった。
周りのお笑い好きは、エンタから出て来るわけのわからない若手芸人を話題にする。
品庄は誰もが知ってるビッグなお笑い芸人ではない。
かと言って、若手お笑いブームに乗って登場した人たちのカテには入らない。
本人たちが言うように『中途半端』な位置に置かれてしまった。
そのせいか、『普通の人』たちの話題に上ることはあまりない。

だけど去年から、というより今年から、私は思い切り品川庄司を語れる仲間を見つけた。
始まりは去年の3月、楽しみだった「インターネットラジオ『品庄軍』」が終了という悲しいニュースを知った時だった。
ショックで、1週間毎日ネットの前で『品庄軍』を見たり、好きな部分を録音したりする以外に何も手につかない状態だった。
この気持ちは誰かに話しても、本当にはわかってもらえないと思っていた。

だけど世の中にはこのニュースを、同じくらいの衝撃で受け止めていた人たちが何人もいた。
魔弾くんもその一人だ。
しかも彼はその為にある行動を起こした。
「品庄軍@ドライブ」と言うMLを開設したのだ。
結局『品庄軍』と言うネーミングは吉本興業からNGが出てボツになったが、活動は続いた。
私は最初から参加したわけではない。
若い子ばかりだったら場違いじゃないかと、へんな勘繰りをしてしまったからだ。
実際入ってみて、メンバーの礼儀正しさと質の高さに驚いたほどだ。

そして去年の単独で、私は何人かのメンバーに遭遇した。
単独の会場ロビーは、ちょっとしたオフ会の場となっていた。
その後、何度かルミネ終わりにお食事会を開いて、思い切り品庄について語り合うと言う幸せな時を過ごせるようになった。
お蔵ちゃん(お蔵入り人生)からは、幻の「新しい波8」と言う番組が入ったDVDをもらったりした。
これは私が品庄と出会った思い出の番組で、これを見てたら嬉しくて涙が出そうになった。

そして仲間が『影のドン』と呼んでいるゆきぃるさんから、今日嬉しいニュースが入った。
ここから先は伏字だらけになってしまうので省略する。
(○○が○○に○○したら、って感じ・・・)
とにかくいろいろな人の尽力で、単独チケット先行発売が決定したのだ。
もちろんこれで確実にチケットが手に入ると決まったわけではないが、確立は大幅にアップした。

そんなわけで、梅雨に入る6月の初めから私の気分はアゲアゲだ。
アゲアゲは、品庄仲間のかつ太さんのマイブームから、私に飛び火した言葉だ。
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