認知症
2016-02-13 | 日々
先日、久しぶりにお会いしたSさん。
ちっとも気がつかなかったのですが、初期の認知症にかかっておられるんだとか・・・。
少し年上のSさんは、知的で元々住んでる世界がちょっと違うような方でしたが。
お久しぶりです~お元気でしたかと世間話をしたのですが、全く分からなかったです。
知り合った頃は、東京の大学の大学院に入って生き生きと勉強されていました。
アメリカ~中国~ヨーロッパと自由に行き来して、ほとんどお留守でしたね。
あんなに頭のいい方だったのに・・
自分の身の回りのことは出来るようですが、家事が全く出来ないらしいです。
約束も覚えられなくて、同じことを何度も何度も話すそうです。
子供さんたちは海外で暮らしているので、ご主人さまが家事をされているようです。
知っている方だけに、いささかショックです・・・。
そう年齢の変わらない人なので、人ごととは思えない。
この間の、自治会の「認知症」講習会では、
「認知症は病気です。治りません。
今のところ、進行を遅くするのが唯一の対処方です」と講師の話でした。
いったいどんな生き方をして来たら、認知症になるのだろう。
頭が良くても脳をいっぱい使っていても関係ないようですね・・・。
病気になる因果関係が分かればいいのに。
一方で、近くの大きな老人施設に住むKさんは、施設の最高年齢105歳でいまだに頭脳明晰。
105歳ですよ。105歳。
しゃきっと一人部屋で暮らしておられます。
お誕生祝いの席では、皆さんの前でノーメモで堂々とスピーチされました。
掃除洗濯もスッタフに任せず、ご自分でされています。
時々お茶をご相伴させていただいていますが、記憶力と判断力も健在。
ただただ驚くばかりです。
思わず10年後、20年後の自分を想像してしまいます。