随分前に見た映画です。
なんてことのない話なんですが懐かしさでいっぱいになります。
都会の男の子が、母の実家に預けられておばあちゃんとしばらく一緒に過ごす。
ただそれだけの物語です。
でもね。男の子の心におばあちゃんの優しさがずっと生きている・・・。
その男の子、今では若手俳優で大活躍。眉の濃いユ・スンホ君です。
おばあちゃんは素人さんだとか。
いきなり、田舎に連れてこられて訳が分からない。
しかもおばあちゃんは口が利けないし字も読めない。
出てくる料理は、食べたことのない田舎料理。
毎日ゲームばかりして、おばあちゃんを馬鹿にしてわがまま放題。
電池が切れてゲームが出来ない。その電池を買う店も無いのだ。
バスで町まで電池を買いに。
帰りは孫をバスに乗せて、おばあちゃんは歩いて帰ってくる。
バス停でおばあちゃんが降りてくるのを待つ姿がいじらしい。
だっておばあちゃんしか頼る人はいないんだから。
近所の男の子や女の子と知り合になる。
自慢したり意地悪したり。でもみんな素朴で優しい。都会にない優しさ。
おばあちゃんはけっして怒らない。
どんな時も優しく見守ってくれた・・・。
思い出しながら書いています。映画のシーンが浮かんできます。
誰にもある、懐かしいおばあちゃんとの思い出。
ところで私はといえば、おしゃべりでうるさいおばあちゃんだなあ(笑)。
昔の台湾映画で、今度はおじいちゃんと男の子のお話「冬冬の夏休み」。
田舎の学校に赴任した新米先生と子供たちの話「川の流れに草は青々」。
どちらもホウ・シャンシェン監督の初期の作品です。
韓国映画で、これも田舎の新米先生にあこがれる女の子の「我が心のオルガン」。
しみじみと懐かしく。どれも子供だった頃を思い出す大好きな映画です。
「我が心のオルガン」の先生はイ・ビョンホン。女の子はチョン・ドヨン。
信じられないキャストでしょ。22年前の映画です。
こんなご時世です。しみじみと心に沁みる、
そんな映画が見てみたい。
台湾の昔の映画に秀作がいくつもありましたね。
未だに糸を通すとき、思い出します。
そうそうそのお話です。よく覚えていましたね。
わがままだった男の子のおばあちゃんへの思い。
字の読めないおばあちゃんに絵の書いたはがきも。
何かあったらすぐに来るからねって。
この映画、観た人はあまりいないので嬉しいです。
そうなんですね。
一度見ただけの映画でも、今でも覚えているシーンや台詞がありますね。ふとした時に思い出す。
映画っていいですね~。