シングルファザーになった時の絶望感。
あの日から息子は心を閉ざし感情をあまり見せない子になった。
子供部屋を見回ったら、クマのぬいぐるみがびしょびしょにぬれていた。
ぼくの前では泣かない子だったのに。
何とかしなきゃあ。
食べなきゃあ。食べることは生きる事の基本。
「美味しい?」「うん、美味しい」
「美味しい?」「うん、美味しい」
毎日この繰り返しだった。
息子の顔にちょっとずつ笑みが戻って来た。
~あとがきより抜粋
この本は、料理本というよりエッセイです。
息子さんに料理の楽しさ、食べる事の大切さ、
料理を通して生きる事のすばらしさを伝えています。
「パパも自分のことを考えたら」 誰かいい人いないの。
17歳になった息子君は、こんなことを言うようになった。
父の思いがいっぱい伝わってきました。
孫のTちゃんにAちゃん。
何でも一緒にしたい~と好奇心旺盛。
Aちゃんがする~料理のお手伝いも飛んで来る。
いつもママのお手伝いをしているようで「なかなか」です。
ばあばと一緒に作ったホットケーキやピザ、お好み焼きに餃子。
覚えていてくれるかな・・・。
孫たちとのこの時間を大切にしたい。そんなことを思った。