アジアはでっかい子宮だと思う。

~牧野佳奈子の人生日記~

今週日曜は観音市・物販の商品について

2009-07-31 | お知らせ
観音市というのは、私が今度9月に個展をさせてもらう「羽賀寺」さんが毎月やっているイベントです。

小浜市。

その8月観音市に、今回初めて出店させてもらうことになりました。


私がこうしたイベントで売っているのは、自らアジア各国で買い付けて来た品々です。
こんな感じ。↓




ぶっちゃけ言うと、越前市でやった写真ビデオ展で、プロドゥーサーをしてくださったY子さんから「物販もやろーよー」と提案があり、「えーーーー・・・そこまでやるのー?」と思いながら買い付けしてみたら楽しくなっちゃって・・・、というのが正直な経緯です。

が、実際、「アジアの多様な文化を伝える」という私の活動趣旨を考えると、現地で売っている「モノ」を手に取って見られる形で販売するのは、非常に“あり”なことに気付きました。
実際、現地でしか売っていないもので本当に素晴らしい品はたくさんありますし、インドのシルクにしても、チベット人の人たちが得意とするアクセサリーにしても、本当にもっとたくさんの人に見て触って知ってほしい。

で、触ってもらうだけじゃ私の活動が続きませんから、できればお買い上げいただきたいわけです。






ちなみにこちらは、フィリピンのごみ山でSPNPというお母さんグループから買ってきたもの。

彼女たちは、ICANという日本のNGOが支援する職業訓練を受け、ごみ(売れるプラスティック)を拾わなくても収入が得られるように、自分たちでもいろいろと工夫しながら小物を作っています。

なので中には不思議なデザインのものもあったりして。。。(私が買い付けてきた中では目玉のオヤジ人形がそれに当たります)、「何これ・・・?」と一瞬考えさせられるわけですが、まぁ、それも愛嬌というか、お母ちゃんが頑張ってデザインしたんやな~と微笑ましく思うのです。


と、こんな風に、売っている全てのものにストーリーがあって、本当のことを言えばどれも売ってしまいたくはないものばかりです。つまりそれくらい、現地の風をた~くさん含んでるわけ。



ちなみにちなみに、“ぶっちゃけ”の話をもうひとつ。

値段についてです。

私が売っているものは、原価が約3分の1(通常お店で売っている商品はそんなもんだそうです)、輸送費とその手数料が3分の1、そして今後の活動費が3分の1で値付けしています。例外もありますが。

もちろん現地ではお店の人や生産者の人とちゃんと交渉して買っていますので、「フェアトレード商品(生産者と公正な取り引きをして、かつ彼らの自立を助ける商品)」とは言えなくても、少なくとも値段を叩いて搾取するようなことはしていません。
(逆に日本人だとなめられて高く買わされた気がする・・・場面はありましたが。。。交渉は技と経験だということを学びました。汗)



ということで、細々とではありますが、こうして「モノ」も売っていこうと思っています。

エスニック好きの人のみならず、「顔が見える」海外のモノたちを覗きに、皆さま是非いらしてください。

羽賀寺の次は、鯖江市の環境フェア(8月22日)に出店予定です♪