内モンゴルでの、実は一番大事なエピソードをひとつ。
「トイレ」です。
たとえば私が泊まらせていただいた民家のトイレが、上の写真。
いや、上の写真に移っている黒い塀みたいなのは、トイレじゃなくて牛のフンを積み上げたものなんですが・・・、その奥に広がっているスペースが「トイレ」・・・というか何というか。
私はこれを「草原トイレ」と名付けました。
つまり「草原」であり同時に「トイレ」でもある・・・つまり「草原」なんですけど。
便器はないので、私の場合は自分でつくりました。即席で。
チョチョチョっと靴の裏で地面の砂を掘るように削るだけなんですが、それだけでも垂れ流した尿がびちょーっと広がって靴底に付いてしまうのを防げます。
少し深めに掘れば、尿が飛び散るのも防げます。(あ~汚いお話!スミマセンっ!!)
要するに個室のトイレもなければそういう設備もないわけでして、これこそ大自然に生きる醍醐味だゼ!とでも言わんばかりの野放し状態なのです。
ところでこの「草原トイレ」の良い点は、やはり自分の体内から汚物が放たれるときに新鮮な風がス~ッとお尻を吹き抜けること・・・でしょうか。
でもこればっかりは経験した人にしか分かりません。
それも1回や2回では分からない。
せめて5回以上はやらないとね。
シャー、ブリッ、ス~~っと。(あ~汚い音!ほんまスンマセンっっ!!)
けれどここは民家近くのため物陰があってまだマシでした。
モンゴル語で「ゲル」と呼ばれる移動式テントに泊まったときには、こうした牛のフン壁がなく、とにかくだだっぴろい見渡す限りの草原が広がっているのみ。。。
それでどうするかというと、ところどころにある砂の起伏に隠れてする・・・のであります。
これはなかなか勇気が要りました。さすがに。
なぜって、背後は再びだだっぴろい見渡す限りの草原なんだから。
それで、起伏に向かって前にしゃがむべきか、後ろ向きにしゃがむべきか・・・そういうことで悩むのです。(いかにも女子的な悩みですが)
そして私は前向きにしゃがみました(笑)
起伏の向こう側に誰もいない(もしくは来ない)ことを確認しながら。
移動生活というのは大変だね。
でも慣れちゃうと、くっさい便器の上でなんか用を足せなくなっちゃうんだろうね。
そして不思議に思います。
・・・・・冬はどうしてるんだろう。
マイナス30度にまで冷え込む内陸の冬。
おしっこした瞬間に “つらら” になってぶら下がっちゃうんじゃないの!?
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