アジアはでっかい子宮だと思う。

~牧野佳奈子の人生日記~

オッパイと太鼓で魂を揺すぶられた日

2011-03-07 | ~2012年まじめ系の日記

  

 リオのカーニバル、やってますね~☆

今が絶頂らしいやないですか。

上の映像は去年のものですが、YouTubeで適当に見つけたものをひとつ。

なんといっても、この溢れんばかりの “オッパイいっぱい” な圧迫感がたまりませんな。。
眺めているだけでキモチがいいというか、まるでトランポリンに乗ってるような気分になるのは私だけでしょうか。


ところで昨日、「世界舞踊祭」というものに行ってきました。
多摩川の土手で毎週、ポコポコとアフリカン太鼓の練習をしている女の子グループがいるんですが、今年に入ってから彼女たちとお知り合いになりましてね。
それで、誘われたの。「これに出るんです!!!」と。

彼女たちのステージの前に、カンボジア舞踊やらエチオピアンダンスやら、マレーシアの踊りやら色々ありました。
感想を述べるなら、特にエチオピアンダンスに励んでいたのは50を過ぎたおばさんグループだったんですが、それがもう、眼を見張るようなシュールさでしたね。
恐らく衣装は、アフリカのダボッとした服とターバンを真似てつくったんでしょうが、彼女たちが着るとまるでスーパー銭湯で渡されるリラクシング着に黄色いタオルを巻いてるみたいで… 写真を掲載できないのが残念です。(おばさん達には失礼ですが)


やはり、白い肌でできることには限界があるんじゃない?というか、ね。


それはおばさんに限らず、です。
最後にタヒチアンダンスのグループが出ていましたが、50人ほどの若い女性が腹回りを露出して腰をフリフリしてるんですけどね、「美しい」プロポーションと動きの女性は、私が勝手に審査したところ1人しかいなかった!(その女性というのも、日本人にしては随分地黒で肉付きのいい、いかにも健康そうな女の子でした)

その光景を眺めていると、まるでモヤシ炒めを食べているような、腹が膨れたんだか食べ足りてないんだかよく分からない、奇妙な気分になってきて途中でうなだれてしまいました。(そうはいっても‘今が食べ頃’に違いない若いダンサー達には失礼ですが)


ダンスというのは、やってる人が楽しけりゃいいんだけどね。


それで迎えた、アフリカン太鼓のステージ。
毎週のように練習を見ていたので、ある程度は想像できていたんですが、…ビックリしました。
迫力満点。
太くて厚い太鼓の響きもあって、会場全体が圧倒されているのが伝わってくるほどです。しかも彼女たちの顔が、もう言葉を超えて感動的なくらい満面の笑顔といいますか、あぁ、きっと彼女たちの目に映っているのは会場の暗闇ではなく、アフリカの草原とそこで踊り狂う現地の人たちなんだろうな、と想像される。その幸せ感が、彼女たちの笑顔ににじみ出ていました。

それもそのはず。
彼女たち(の一部)は、アフリカのタンザニアに何年間か住み着いて現地の太鼓指導者を自ら探し出し、村に居候しながら教えを乞うたという筋金入りなのです。
アフリカにずっぽり惚れ込んでいる。その魂が太鼓と共鳴し、太鼓を叩くことで遠いアフリカとも再び一体になれることに至上の喜びを得ている…まさにそういった感じなのです。


ここまで来ると、もはや肌の色なんて気にならなくなるのは言わずもがな。

やはり音楽は「魂」ですね。


私には、日本舞踊も含め、世界の踊りはまだ見せかけでしか踊れません。
「魂」がまだどこにも属していない。

だからこそ、彼女たちのようにアフリカを感じながら太鼓を叩く人たちや、健康的なオッパイを揺らしながらサンバを踊るブラジルの人たちに、ひどく、ひどく憧れる。
彼女たちを、本当に美しいと思う。


人間ってステキだな、と胸が熱くなった3月最初の週末でした☆



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