アジアはでっかい子宮だと思う。

~牧野佳奈子の人生日記~

オバマのばあちゃん

2011-08-17 | アフリカの旅
実は、7月下旬に1週間ほどケニアに行ってました。
2年半ぶり。


(ここ↑はキスムという街。ナイロビからバスで7時間分、北西に行ったところ。)

ケニアは、もうかれこれ4回目ですが、この季節に行くのは初めて。
で、雨期と乾期があるっていっても赤道直下なんだからぁ~ と薄着しか持っていかなかったら、えらい鳥肌立てることになっちゃいました。

…っていっても、たかが知れてるけどね。
夜がちょっと肌寒い程度です。

今回は、まぁいろいろと思惑があって行ったのですが、とにかく1週間の内のほとんどを過ごしたキスムという街から、憧れのビクトリア湖を眺めることができました。



随分前に「ダーウィンの悪夢」という映画を観て以来、行ってみたくてね。
外来魚のナイルパーチが周辺漁村の生活を崩したんだっていう、ドキュメンタリー。

それがこの魚くんです。↓


(ヨーロッパに大量に輸出されているらしい。食べたことないけど。)


他に「憧れの」が叶ったといえば、オバマのばあちゃんに会えたこと!でした。



これ↑は、ばあちゃんが住んでいるコゲロという村(キスムからバスとバイクで1~2時間)にある「ホワイトハウス」なんだそう。
村のメイン道路を右に曲がると、いきなり現れてビックリする。
確かに「ホワイト」「ハウス」だから…。

ここはどうやら民営(民家?)らしいのだけれど、ケニアの一般の家はこんなんじゃないから、多分、98%「ホワイトハウス」のつもりで建てたんだろうと思われる。。。今はまだ工事中で、いつ頃オープンするのかなぁ♪と好奇心いっぱいに通り過ぎる。と…



今度は「オバマ博物館」らしき建物が。

これは2年前に友人に聞いていて、「オープンしたら教えてね!」と強く念押していたのだが、痺れを切らして来てみると(というかたまたま来れちゃったところ)、まだ工事中でオープンはしていないらしい。
米国内でのオバマ人気の低迷が原因か!? …ということではないと思うのだけれど。

ちなみに「オバマ博物館」は「(ケニア)国営」らしい。
本当かどうか知らないけれど。




で、肝心の「ばあちゃん」はこちら ↑ ね。
非常に微妙な顔をしているのは、毎日毎日たくさんの来客があるために疲れ切っているため。1日少なくとも10人、多い時では50人以上もの人が、朝から晩まで彼女に会いに来るんですって。

毎日。

もうすぐ3年間。

ちなみにちなみに、通常はアポを取らないと会わせてもらえないところ、私は友人の尽力もあってノーアポで面会することが許されました。ニホンジンってのが効いたのかも。

というのは、彼女は、来客が絶え間なく来るようになってからというもの、孤児支援団体を立ち上げて募金を呼び掛けるようになったんですって。そこに応えてくれるのが、ニホンジン ナンバーワン!ってわけ。

…「ナンバーワン」かどうかはさておき、「日本人はいい人」であるらしいのです。

つまり彼女はとっても賢い、と私は思う。
実際の金の使い道は知り様がないけれど、(通訳してくれた)私の友人の言葉を信じるならば、彼女は地域のリーダー的存在であり、コゲロ以外の地域でも元々かなり名の知れた存在で、自分の土地を大学の農業試験用に提供したりもしているのだとか。
そこにきて連日の来客でしょ。消耗される時間と体力を考えれば、このシチュエーションを社会活動に利用しない手はない!…と考えるのは至って妥当だと私は思うのです。(それでも貧乏旅行者の私は一銭も払わず退散してしまったのですが…^^;)

誤解なきよう加えておけば、彼女への面会は無料。
募金を強要されることもありません。彼女は淡々と、自分が行っている活動を話すのみ。なので募金を促されるかどうかは、意外と通訳者によるのかもしれないね。

代わりに、今回はノーアポで通してもらったので、セキュリティの兄ちゃんに100KSh(100円弱)のチップを払いました。
ばあちゃん家のガードマン(門番)は、ケニア政府が無料で配置させてるんですって。さすがだぁ。。。


そんなこんなで、あっという間のケニア。
最後は「キベラ」という100万人規模のスラム街で、ビデオ撮影をしました。



別の友人がやっているNGOのプロモ用に。
今から(はもう遅いので明日から)編集作業にかかりま~す。

こちらの話はまた今度。
おやすみなさいっ☆


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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2011-08-20 08:24:48
おばまばば…あえてよかったですね。
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Unknown (管理人かな)
2013-01-06 03:23:43
ありがとうございます。でもせめて「オバマばぁば」と呼んでください(笑)
ちょっと怖かったけど、よさそうな人でしたよ。
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