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DAZN観戦 2023年J1リーグ第5節 ガンバ大阪vs北海道コンサドーレ札幌

2023-03-20 16:00:37 | サッカー視聴記(2023年J1)

<両軍スタメン>

  • 札幌の方は、2トップかないしは小林の1トップなのかは流動的。

かつては「浦和vsガンバはJリーグのナショナルダービーだ」という評価を受けていただけに、現在の凋落は見るに堪えない状況のガンバ。

再びの浮上を託した先が前年までJ2徳島を率いていたダニエル・ポヤトス監督なのですが、その期待に応える事は今の所無く、目下4戦未勝利。(2分2敗)
そもそも「外国人監督による建て直しを」と目論んだにしてはその選択自体が中途半端に感じるものであり、手近でJ1経験もある人材を選ぶという虫が良すぎる人事。それ以前に浦和の「二匹目のドジョウ」を狙った節があり
前年の広島(ミヒャエル・スキッベ監督)の選択と躍進と比べればあまりにも……といった感じであり、またガンバの病の根深さを痛感してしまうものです。

その「過去の栄光」の時代である監督が西野朗氏(2002年~2011年)なのは疑いようは無いですが、それがあまりに華々しかったため、10年という長期政権の末にフロントは自我を見失ったようでもあり。
西野氏以降の外国人監督を見てみると、セホーン氏(2012年)とレヴィー・クルピ氏(2018年)の2例のみ。
そしてその選択の結果が芳しくなかったとあっては、今回の選択も「ああ、そうか」と納得してしまうもので。
新たな人材を呼ぶコネクションも無く、何となく良かったという人物をただ適当に選ぶといった感じに陥っては居ないか。
前年の片野坂知宏氏の選択と結果からしても、そんな事を考えさせられてしまうものですが、泥沼からの脱出は果たせるのか。

前置きが長くなりましたが、ガンバのホーム・吹田スタジアムでの一戦。
流石に仮にも一世を風靡したクラブだけに、全方位サポーターで埋め尽くされる客席。

しかしその期待に応えられず、試合の方は早くも札幌に主導権を握られます。
札幌のキックオフからの攻撃は、ロングボールを右ウイングバックの金子の下に送るという「いつものやつ」でしたが、それを簡単に通された末にセットプレー攻勢に持ち込まれるガンバ。

そして前半6分の札幌2度目のコーナーキック(右サイド)で、キッカー福森のクロスをファーサイドで岡村が落とし。(ここで古豪の三浦が競り負けるというのもなあ……)
中央に転がった所を素早く小林が詰め、シュートをゴール左へと突き刺し先制に成功します。

一度も攻撃を仕掛ける事無く、早くもビハインドを背負ってしまったガンバ。
対札幌という観点では2年前の虐殺劇(1-5)を思い出させるものでありますが、気を取り直して反撃体制に。
そのスタイルは、いかにもポヤトス監督の思惑が良く反映されたものであり。
最終ラインからのビルドアップは選手間の距離が長めで、かつアンカーが降りる事無くアンカーの位置を保つという手法。
しかし反映され過ぎているといった感じで、可変があまりにも少ないうえに遊びのパスも無いので、マンマーク守備の札幌が対応に苦しむ事は殆ど無く時間が過ぎていきます。(この辺りは、放送席の解説・橋本英郎氏が幾度も言及していたのが印象的)

アンカーのラヴィがボールを触る回数もごく稀で、GK東口を中心としたロングボールでの前進が巧く繋がれば……といった立ち回り。
10分にその東口のフィードを、福田がフリックから自ら収めたのち前進、左ポケットを突いての戻しを経てアラーノのミドルシュート(ブロック)に繋がり。
その後の札幌のカウンターをラヴィがボールカットして防ぎさらに攻撃機会を齎す(シュートまではいけず)など、ラヴィ自身はその経歴に違わず良い選手と感じたものの、それが活かされる機会があまりにも少ないといった印象でした。

そんな循環の悪さを何とか誤魔化しつつ、今季初スタメン(というか、これが移籍後初スタメンでもある)の山本理がパサーとして振る舞わんとします。
ラヴィがマークに遭いパスを回せないなか、リズムを変えんという山本理に対し、札幌サイドもそのチェックを強めに掛かり。
19分に連続して(菅と荒野に)反則を受けた山本理、2度目のフリーキックは右ハーフレーンから直接狙える位置となり、自ら蹴りにいきます。
しかし放たれた直接シュートは、ゴール右へと外れてしまいモノに出来ず。

この日の主審はイングランド出身のトム・ブラモール氏という事もあり、札幌はややその判定の基準に悩まされていた風であり。
17分に金子があろう事かファウルスローを取られたという場面もあり、それを境にガンバがにわかに攻撃権を支配するといった流れで進んでいた試合。

しかしスコアは突然動き……というか、コントのような展開で齎され。
32分ガンバは敵陣でサッカーを展開していたものの、パスを遮断されて拾い直した福田は最終ラインへのバックパスを選択。
しかし江川と三浦の間に転がったこのボールに2人とも反応が遅れ、逆に小柏が掻っ攫った事で齎される札幌のカウンター。
そのままGKと一対一を作った小柏、放たれた強烈なシュートがGK東口を弾いてゴールに突き刺さり。
札幌にとっては大きな追加点でしたが、与えた側の振る舞いがあまりにも安すぎるといった1点に。
この辺りも、チームを覆う悪循環が福田から視野を、江川・三浦から反射能力を奪わせていたようでした。

思わぬ形で2点リードとなった札幌も、アクシデントに塗れる事となり。
18分に浅野が三浦に反則気味のチャージで奪われて以降、その影響で試合から消えがちとなっていましたが、43分についに限界に。
恐らくはハーフタイムまで我慢すると決め込んでいたのでしょうが、無念の交代となりました。(馬場と交代、荒野が一列上がり馬場がボランチへ)
一方ガンバも、直後に再度山本理がチャージを(宮澤に)受けて痛んでしまうなど、終盤は故障というファクターが顔を利かせるようになり。

迎えたアディショナルタイム、ガンバは乾坤一擲といった攻撃で、黒川がパス&ゴーで山本理のスルーパスからクロスに持っていき。
これをファーサイドで杉山がボレーシュートにいくも浮いてしまい、尚もエリア内で繋ぎ攻撃を続けたガンバ。
最後はラヴィのミドルシュートがゴール上へ外れて終わったものの、これで「ラヴィが良い形で絡む」という答えを見つけた感があり、後はそこに辿り着く道筋。
結局0-2のまま前半終了となり、埋め尽くされたサポーターからブーイングを一斉に浴びる事となったガンバでしたが、未だ試合は判らず。

札幌サイドにアクシデントがあった影響か、HTでの交代は無く。
山本理も元気に出場を続け、始まった後半戦。

何とか反撃したいガンバは後半6分に好機。
黒川のパスカットから左サイドで前進し、アラーノがドリブルで左ポケットを突く場面を作り、戻しを経て逆の右サイドへ。
そして杉山のクロスをファーで福田が落とし、鈴木のいる中央で紛れを作ったものの、ゴール方向へこぼれたボールはGKクソンユンに阻まれて惜しくもゴールはなりませんでした。

これを逃した影響か、以降札幌の攻撃機会が続く展開に。
ここまではガンバのプレッシングが緩い事もあり、札幌サイドもロングボール一辺倒に陥る事無く、本来のパス回しを貫けているといった攻撃。
敵陣でサッカーを展開する時間も多くあり、後は流れの中でフィニッシュ数を膨らませれば……という感じだったでしょうか。
得点もセットプレーと相手のエラーからによる2点であり。

窮地のガンバは11分に2枚替え、福田・山本理→ダワン・石毛。
これでアラーノが左ウイングへと回り、インサイドハーフ2枚を代える手法となりました。

しかしこれが結果的に当たります。
流動的なポジション取りをする石毛にチーム全体釣られたか、ここから様々な位置でパスを受け始めるガンバ選手。
14分、右サイドで降りてパスを受けた鈴木からダワン→杉山→ラヴィとダイレクトでボールが回り、ラヴィのスルーパスに抜け出したのは半田。
そして右ハーフレーンを前進したのち中央へラストパスを送り、走り込んだ石毛が合わせてゴールネットを揺らします。
ボールに触れる事が少なかったラヴィと鈴木の2人が活かされた末に、最後はそれを呼び込んだ石毛が仕留めるという理想形で1点を返し。

さらに畳みかけたのが16分、再び鈴木がGK東口の縦パスを降りて受けたのち、今度は左サイドから前進。
またもラヴィの縦パスから石毛を経由して黒川が抜け出し、低いクロスがファーサイドでフリーの杉山へ。
折り返しを選択した末に、中央でアラーノが合わせてゴールに突き刺し。
あっという間の同点劇に、先程のブーイングも忘れたかのように沸き立つスタンド。

勢いに乗り、プレッシング意欲も旺盛になるガンバディフェンス。
しかしあまりに乗り過ぎていた所為か、21分に福森に対しアフターでスライディングを敢行して削ってしまった半田が警告を受けるという具合に、若干空回りも見られ。
23分には左サイド深めの位置でアラーノがボールカットを見せる(その後ディフェンスに遭いCKに)等、この流れのまま一気に逆転といきたかったガンバ。

しかし札幌ベンチも動き、25分に福森・宮澤→中村桐耶・中島へと2枚替え。
荒野が再度シャドーに回ったのみならず、田中駿と馬場のポジション入れ替えも敢行するなど荒療治を見せます。
同時にガンバもアラーノ→食野へと交代。

配置換えの影響か、ビルドアップを遮断されるという場面も減少し、左右センターバックの押し上げも目立ち攻め上がる札幌。
26分には敵陣で中島の強引なドリブルから右ポケットを突き、金子が奥からクロス。
そしてファーサイドで小林がボレーシュートで合わせるもブロックに防がれ。

その一方で、攻撃に人数を掛ける札幌の背後を突くガンバ、投入された食野が左サイドで仕掛けるシーンも増えていき。
35分にはCKから、キッカー石毛クロス→ラヴィヘディングシュートもGKクソンユンのセーブに阻まれ。

攻撃のシーンが交錯する、一進一退といった流れ。
一気呵成といけなかったのはガンバの方でしたが、札幌もなまじポゼッションを確保出来ている影響か、敵陣でパスワークを展開してもフィニッシュに辿り着く事は少なく。
36分に小林→スパチョークへと交代し、スパチョークの推進力を投入してもそれは変えられず。
綺麗に攻めきりたいという意識が強かったのでしょうか。

ガンバも41分に最後の交代、黒川・杉山→福岡・山見へと2枚替え(江川が左サイドバックへシフト)して最終局面へ。
そして42分にカウンターの好機が訪れ、クリアボールをキープする食野のミドルパスで一気に敵陣へ。
山見のクロスはクリアされるも尚も攻撃は続き、今度はエリア内右奥からの山見のクロスが上がり、鈴木がヘディングシュート。
しかしまたもGKクソンユンがセーブし、どうしても3点目が奪えないガンバ。

ATに突入し、スタンドの雰囲気も味方に付けて攻め上がるガンバでしたが、それ故に逆転現象が起こっていたでしょうか。
つまりは攻撃機会が増えていくうちに、札幌のカウンターを許してしまう展開を自然と招き寄せる事に。
そして最後にそれが訪れ、石毛のシュートがブロックされた跳ね返りが直接中島に渡り、ドリブルからのスルーパスで右ポケットを突く札幌。
奥から小柏がクロスを入れ、ブロックに当たるもニアで受けた中島がシュートと際どいシーンになるも、GK東口が足でセーブして危機一髪。
結局決定打が生まれる事無く、2-2のまま試合終了の時を迎えました。


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