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地盤の良し悪しをある程度判断できる土地条件図

2011年05月30日 | ●注文住宅/地盤調査・地盤改良・基礎工事

昨日夜、TVのニュースバラエティ番組で

千葉/新浦安の地盤の液状化の様子、一戸建ての住まいが完全に傾いている姿が写されており、

引越や住まいの購入時に、役所に行って旧河川の様子を調べるなど、

地盤について興味をもつ人が増えているという特集が組まれておりました。

今回 被災の状況を実際に目にして 地盤の大切さに 気付かされた方も多いのではないでしょうか。

 

今日は、御客様が事務所にいらした時にご確認いただいている土地条件図をご紹介致します。

ご建築敷地の地盤調査前にもご覧いただき、地盤改良が必要か否かのおおよそを予め判断しています。 

次はその土地条件図、弊社の手掛けるエリアです。

左端に大きくみえるのが光が丘団地、公園等です。

画面上部には、新河岸川と荒川がながれております。川周辺は、黄色いです。

次は地図の記号です。地形分類の色、模様分けです。

簡単に申しますと 黄色いところが低地。赤いところが高いところ、台地・段丘です。

 

因みにアセットフォー事務所周辺部は次のような感じです。

田柄緑道(田柄川に蓋をした緑道)が水色点線で、その周辺は黄色いです。

徳丸は坂が多いので高いところもあれば低いところもあり結構入り組んでいます。

「不動通りも昔は川だった」と、ご年配の御客様に伺ったことがあります。

田柄川から不動通りに川は分岐しているようです。

現在の事務所前にある信号の一本西の信号、北町中学校北の交差点の角に弊社事務所があった時は、大雨の時一度 床が浸水しました。

田柄川(田柄緑道)の氾濫によるものです。

浸水は5cm以下だったので大きな被害はなかったですが、

床に直接積み上げていたコピー用紙などは濡れてしまい使いものになりませんでした。

近年では、川もコンクリートの堤防等でガッチリ固められてしまい位置が変わることはありません。

東京ではそれがあたり前と現代では錯覚してしまいますが、

堤防も護岸工事もないころは、川が流れて水の勢いで周りの土が浸食されれば形や位置を少しづつ変えてゆくものでした。

本来 川は低いところ、谷になった部分に自然にできるものですから、川の周辺部は低いという事が解ります。

川であったということは、水分が多く地盤も柔らかい、土も流されていて締め固まっていないと、ある程度は判断がつくわけです。

 

 

*下記はインターネットで見ることが各種地図です。

 

● 国土地理院 土地条件図↓↓

http://www1.gsi.go.jp/geowww/landcondition/landcondition.html

●国土地理院 都市圏活断層図↓↓

http://www1.gsi.go.jp/geowww/bousai/menu.html

● 練馬区役所ハザードマップ↓↓

http://www.city.nerima.tokyo.jp/kurashi/bosai/suigai/hazardmap.html

● 板橋区役所ハザードマップ↓↓

http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_categories/index03005002.html

 

国土地理院のホームページでは、江戸時代に伊能忠敬が50を過ぎてから、かなり頑張ってつくったと思われる伊能大図彩色図も見ることができますよ。

面白そうです。私も今度じっくり見てみます。 



posted by  y.nose


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2006年9月~2013年1月までの記事は、前職、地域ビルダー時代の記録です。