25年間のヨーロッパ宇宙機関の衛星データを結合することによって、科学者達は、南極大陸西の氷河の氷の24%が影響を受けるほどに、今、温まった海の水が急速に氷を薄くしていることを発見した。地球物理調査レターで公開された研究論文は、1992~2017年の間の、ヨーロッパ宇宙機関の ERS-1、 ERS-2、エンビサット、 CryoSat 衛星ミッションのレーダー高度計によって記録された、南極の氷床の高さの8億超の測定を使った極地観測・モデリング(CPOM)の分析について述べている。この調査では、また、同じ期間の RACMO 地域の気象モデルによってつくられた降雪量のシミュレーションも使っている。これらの測定は、氷に影響を及ぼす長期の気象の変化によって生じる氷床の高さの変化を提供している。氷床は、海洋の溶解が氷河のアンバランスを引き起こす南極大陸西で生じた最も急速な変化によって、場所によって122メートルまで薄くなった。
<出典>: 「Space in Videos;ヨーロッパ宇宙機関」
<大判>: イメージは動画です。クリックして大判でご覧ください。
<ひとこと>: 図の左側は年ごとの高度の変化、右側は海の高さへの影響(ミリメートル)を示しています。
<お知らせ>: <速報・追記> 明日22日午後3時から、小惑星探査機「はやぶさ2」の記者説明会のライブ中継があります。視聴はホームページの「国内機関による中継とビデオ」 から。
<記事>:小惑星探査機「はやぶさ2」は、引き続き小惑星 Ryugu(リュウグウ)の観測活動を実施しています。今回の説明会では5月14日から16日にかけて実施した低高度降下観測運用について説明を行う予定です。