NASAのジュノ宇宙船は、2022年2月25日の巨大な惑星へのミッションの40回目の接近の間に木星のこの視界を捕えた。木星の月ガニメデによる大きな暗い影がイメージの左側にある。市民科学者 Thomas Thomopoulos が JunoCam からデータを使ってこのイメージをつくった。その時、ジュノは、木星の雲のトップの上約 71,000 キロメートルにあり、南緯約55度、ガニメデより15倍近くにあった。木星の雲のトップにオーバル(卵型)の皆既日食の影が見える。皆既食は木星では地球より一般的である。木星は四つの大きな月(ガリレオ衛星)を持っており、7日間に、ガニメデが一回、エウロパが二回、イオが4回通過する。また、木星の月は、木星の軌道平面の近くを周っているので、しばしば月の影が木星に投げかけられる。 JunoCam は木星の近くでこのイメージを捕えたので、ガニメデの影は特に大きく見える。
<出典>: 「木星(Jupiter)」
<大判>: 大判はイメージをクリック。
<ひとこと>: ガリレオ衛星は、ガリレオが自作の望遠鏡で木星を見たときに発見した、四つの衛星(月)。上の三つのほかカリストがある。 JunoCam 処理の画像集は こちら(英語) から。ホームページの「木星探査衛星ガリレオの記録」は こちら から。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
<火星探査>: 土曜日、日曜日、祝日はお休みします。
これまでに掲載した記事を見るには、ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。