「人間失格」 太宰 治

若いころに、「斜陽」と「走れメロス」を読んだきりで、
この有名な作品は、読んでいなかった。
この作品は、昭和23年発表。 私の生まれる以前の作品。
私が読んだこの本は、平成21年 185刷 いまだに読み継がれている。
作者は、大地主の6男(11人兄姉の10番目)として生まれ
30人もの使用人に囲まれ育った。
時代背景、政治、思想も違う時代に書かれているので
今とは一概に比べられないが、、、。
主人公は、女には惚れられるが
家族や友人に恵まれず、酒と薬に溺れどんどん落ちていく。
精神的にも、肉体的にも弱いダメ人間。
作者太宰治の自叙伝。