「 卒業 」 ごとうしのぶ ・ 画 おおや和美
事務員さんに借りた本。BL小説タクミくんシリーズ。最初の作品から30年以上続いています。私が事務員さんに借りて読み始めてからも、10数年たっています。
前回読んだのが2020年12月の「 太陽の石 崎義一の優雅なる生活 」で、アラサーとなった主人公たちが描かれていました。
葉山託生と恋人の崎義一は同棲していて、三洲と真行寺も一緒に暮らしています。三洲は母校の保健室の先生、真行寺はタレントになり、託生は大学で教えながらバイオリンを練習中でした。
今回の本は、そこまでの祠堂学園を卒業して大学生になってからの事が書かれています。シリーズの間をつなぐ重要な物語です。
~~~~~~ネタバレあり
卒業を前に誰にも理由を告げずに祠堂学園を去ったギイが、2年後アメリカから戻って来た。
その間のことは先に読んでいたが、今回は同級生や下級生や先生が託生からギイへのクリスマスプレゼントとして、ギイの歓迎会を開いてくれた。懐かしい面々が登場。
真行寺がタレントにスカウトされた経緯が分かった。剣道でけがをして入院中に同室だった芸能プロの社長にスカウトされた。最初はアルバイトとして。
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文章は読みやすいけれど、本の出版の間隔があくのと内容が前後して、大人になったと思ったら、大学時代、高校時代と戻るので、記憶を呼び覚ますのに苦労しています。
なんで時間経過道理に書かないのかな。 本を読んで自分勝手にイメージしていたタクミ役の俳優さんが、すっかり中年のおじさんになってしまいました。(笑)
シリーズがまだまだ続きそうです。今回は、おおや和美さんの挿絵で良かったです。前回違う挿絵の時はタクミとギイのイメージが狂いました。
次は、いつのどんな話かな。BLですが、さらりと書いているので、気持ちは純真で少しも違和感がなく、老女も恋をしていた若い頃の気持ちに戻れます。私にも10代20代の頃があったのよ。
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