ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「 プリズム 」  貫井 徳郎

2017-05-09 22:33:24 | 
      「 プリズム 」   貫井 徳郎 

       
ネタバレ~~~~~
小学生の女性教諭が自宅で殺されているのが発見された。 
そばには血の付いたアンティークの時計。 ガラス切りを使って外された窓の鍵。 睡眠薬入りの箱詰めチョコレート。
子供達からはミツコ先生と慕われていた山浦美津子の裏の顔がいろいろな人たちの証言で明らかにされていく。
 
Scene1  虚飾の仮面
教え子の小学5年生の小宮山真司( ぼく )の目線で、友人の柴野、クラス委員のしっかり者の女子の山名とおとなしい村瀬で推理される。

Scene2  仮面の裏側
同僚の女性教諭・桜井先生( あたし )の推理。 同僚の南条の元恋人。
美津子にチョコレートを贈ったのが南条だとわかり、誰がいつ睡眠薬を入れたのか 荷物を受け取った大家さんはじめ、彼女の元カレと恋人に話を聞きに行く。

Scene3  裏側の感情
美津子の元カレ・井筒( おれ )の推理。
ここで美津子が子供たちに見せていた顔と、恋人の前での顔の落差に驚く。
美津子は常に女王様で、誰よりも魅力的でひどい女だった。 他人を意のままに従え、他人に合わせることを知らない。
待ち合わせで、自分は平気で1時間遅れてきても、こちらが少しでも遅れると機嫌が悪くなる。
そんな下僕の付き合いに疲れ果て、別れて今は大峰ゆかりと付き合っている。
大学からの友人佐倉は、美津子の妹・杏子の恋人で同じ大学病院の医師。
彼から美津子の日記が見つかったと知らされ調べると、不倫相手のことが書いてあり、相手は佐倉の医局の先輩・小宮山茂樹だとわかる。

Scene4  感情の虚飾
小宮山茂樹( おれ )は、美津子の教え子・真司の父親。 美津子の不倫相手。
匿名の手紙を受け取り、保護者会で南条を追求するが、内心は真司がかかわっているのではと疑っている。
~~~~~~~~
最終的に犯人は誰なのか特定できませんでした。
子供達は犯人は誰だと決め、桜井先生も井筒も小宮山もそれぞれ犯人を推理しますが、決め手がありません。
新しい推理小説ですが、モヤモヤが残ります。


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