95年の1stアルバムが日本でも大ヒットを記録した
スウェーデンの人気シンガー・ソングライター
Sophie Zelmaniの2年ぶり8枚目のオリジナル・アルバム。
前作『The Ocean and Me』よりも
ほんの少しだけ明るくなったかなと思いながらも
ほぼ延長線上にある今回の『I'm the Rain』。
派手さは全くありませんが確かなソングライティングと
初期の可憐な感じからは大きく成長した
ウィスパー・ヴォイスを使った大人のヴォーカルで
心に染み入る歌を聴かせてくれます。
そして今作もプロデューサーでもある
Lars Halapiのギターが相変わらず良い味を出しています。
曲によってはピアノの使い方も実に効果的。
収録曲中でとくに気に入ったのが
これぞウィスパー・ヴォイスの極みとでも
言ってしまいたい「Ready」という曲。
とにかく癒されます。
Swedishcharts.comのアルバム・チャートでは
3月5日付で3位に初登場した後
19日付で22位までダウンしていましたが
26日付では9位に再びアップしています。