MUSIC IS THE SCENERY

いつも背景には音楽がある。
インディー・ポップ中心の洋楽ブログ。

北欧ミニ情報

2009-09-20 02:24:14 | トピックス

《Milbergの新曲フリーDL》
The Concretesのヴォーカリスト兼ドラマー
Lisa Milberg=写真=のソロ・プロジェクト
Milbergのニュー・ソング「For Heavens Sake」が
Friendship Braceletのページで
フリー・ダウンロードになっています。
Friendship Bracelet

《Razziaが新コンピ・アルバム》
Razzia Recordsが新しいコンピレイション・アルバム
「There's a Razzia going on VOL. 2」を10月7日に発売します。
<収録曲>
① Hello Saferide - I fold
② Joel Alme - You remember the goodtimes
but the goodtimes don't remember you
③ David Sandström Overdrive - Song is holy
④ Theodor Jensen - BAPADA
⑤ I Are Droid - With lowered arms
⑥ Konie - I'm just another boy
⑦ Dundertåget - Låt mej va
⑧ Jonna Lee - Violent Playground
⑨ They live by night - Ctr+Alt+Del My Heart
(Fredrick Carlsson Remix)
⑩ Säkert! - Min hemstad (Wannadies cover)
⑪ Maia Hirasawa - Because of you

《KOCニュー・ヴィデオ》
3rdアルバムが発売間近の
Kings of Convenienceのニュー・ヴィデオ「Boat Behind」が
YouTubeにアップされています。
http://www.youtube.com/watch?v=df2K91QSqJE


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世界を変えよう

2009-09-19 01:22:35 | レヴュー

Prefab Sproutのニュー・アルバム
Let's Change The World With Music』が凄すぎて
この1週間というもの他のアルバムが
全く聴けなくなってしまっています。
同時購入したCDは手付かずのままの状態です。

"slow to criticize"を心がけようと思っていますが
『Steve McQueen』と『Jordan: The Comeback』の
過去の名盤2枚をも凌ぐ好内容、
つまりPrefab史上最高傑作といって良さそうです。

試しに今日、2作前の麗しいアルバム
『Andromeda Heights』を聴いてみましたが
『Let's Change~』を聴いた後では物足りなく感じました。

久しぶりに開かれる同窓会に行こうかどうしようか
迷っているのと同じような心境で
このアルバムを聴こうかどうしようか踏ん切りがつかないのなら
だまされたと思って聴いてみてください。
すべてが"あの頃"のようです。

先日書いたように5曲目以降の7曲の出来が素晴らしすぎます。
なかでも5曲目の「Music Is A Princess」、
この曲の美しさと切なさは言葉では語りつくせそうにありません。
当ブログのタイトルは『MUSIC IS THE SCENERY』ですが
いっそのこと『MUSIC IS A PRINCESS』に改名してしまおうか
そんなことを考えさせられてしまうほどです。

続く「Earth: The Story So Far」はスケールの大きい
独創的なメロディーを持つ透明感溢れる曲、
Last Of The Great Romantics」はゆったりした
タイトルどおりのロマンティックな曲、
Falling In Love」はPaddy流のストレートな王道ポップで
アルバム中2番目に好きな曲、
Sweet Gospel Music」はファルセットを使った
少しソウルフルな面を見せる曲でこれも出色、
Meet The New Mozart」は
Carnival 2000」や「Hey Manhattan」に少し似た
ミュージカル風の雰囲気を持つ凝った曲、
ラストの「Angel of Love」は「Pearly Gates」のような
じっくりと歌い上げてくれる佳曲です。

それから例のラップで始まる1曲目の「Let There Be Music」は
何度か聴くうちに
19年後の「Jordan: The Comeback」(タイトル曲の方)なのかな
という思いがしてきました。

というように過去の曲を思い浮かべながら何度も何度も聴いています。

① Let There Be Music
② Ride
③ I Love Music
④ God Watch Over You
⑤ Music Is A Princess
⑥ Earth: The Story So Far
⑦ Last Of The Great Romantics  
⑧ Falling In Love 
⑨ Sweet Gospel Music
⑩ Meet The New Mozart
⑪ Angel of Love



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HellsongsがニューEP

2009-09-18 00:02:49 | トピックス

"ラウンジ・メタル"という新しい音楽分野を構築した
スウェーデン・ヨーテボリのHellsongs
9月22日に今年2月以来のリリースとなるニューEP
「Pieces of Heaven, a glimpse of Hell」を発売します。

Hellsongsは往年のへヴィーメタル・バンドの名曲を
アコースティックにカヴァーする男女3人組で
08年発売の1stアルバム『Hymns In The Key Of 666』は
スウェーデン・チャートでトップ10に入ったほか
日本盤も発売され少しだけ話題になりました。

リード・ヴォーカリストのHarriet Ohlssonが脱退し
Siri Bergnéhrというバック・ヴォーカリストだった女性が
新リード・ヴォーカリストになっていますが
今回のEPはその2人のハロー/グッバイ・リリースとのことです。
Harrietのリード・ヴォーカルで
Siriは2曲でバック・ヴォーカルを務めているようです。

収録曲はMySpaceの上から5曲で
War pigs(Black Sabbath)
The evil that men do(Iron Maiden)
Losers and Winners(Accept)
Eagles fly free(Halloween)
I just want you(Ozzy Osbourne)

です(カッコ内はオリジナル)。

全く聞いたこともないタイトルが並んでいるなというほどの
へヴィーメタル音痴の私でも十分楽しめる内容です。
「The evil that men do」と「War pigs」がとくに良いです。
(写真は現在のメンバーです)

MySpace ↓
http://www.myspace.com/hellsongs
オフィシャル・ページ ↓
http://hellsongs.com/



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Adam Heldringのライヴ映像とアルバム発売

2009-09-17 00:33:27 | トピックス

昨年、EP「Metro」が出た時に少し書いたAdam Heldring。
YouTubeでライヴ映像をいくつか見つけました。

1982年、スウェーデンのエスキルスチュナ出身。
10年間くらいいろいろなプロジェクトなどに参加した後
ソロ活動を始めたようですが
今年春にはSxSWに出演しています。

残念ながら昨年のEPの4曲の中で
一番ポップなメイン曲「OK Goodbye」(MySpaceで聴けます)の
ライヴ映像は見つかりませんでしたが
残りの3曲はありました。

叙情的なBryan Adamsといった感じです。

MySpaceを見て気が付きましたが
8月にアルバム『Mount Foreverest』が発売になったようです。
そこからのシングル「Needed To Break Down」も
MySpaceで聴けます。

Come Home ↓
http://www.youtube.com/watch?v=_r5UyN2qqUE
New York ↓
http://www.youtube.com/watch?v=KANBR6N1Lt4
Beat Like Before ↓
http://www.youtube.com/watch?v=JUDC5EnNInM

MySpace ↓
http://www.myspace.com/adamheldring



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スウェーデン・ミニ情報

2009-09-16 00:33:40 | トピックス


《チャイルド・ポップ・グループNext Generation》


「まいこはん」さんからリクエストのあった
スウェーデンの子供たちのグループと思われるNext Generation。
オフィシャル・ページを見つけましたが
全部スウェーデン語で書かれているため詳細はわからず。
わかったことは2005年にストックホルムで結成したらしいことと
11月に『Ung revolution』という新譜が出ること。
これまでに「Läs För Mig Den Sagan」、「Majka Maria」、
「Sparkar För Freden」のEP3枚と
『Med Nya Frön』、『Collage』の2枚のアルバムを
発表しています。

詳細がわかれば追って書きます。
とりあえずニュー・ヴィデオ2曲です。

Gul och Blå ↓
http://www.youtube.com/watch?v=2rLe1sA8rkw
Jag är ingen robot ↓
http://www.youtube.com/watch?v=VbI7qxTxMHs
オフィシャル・ページ ↓
http://www.nextgeneration.se/


《Moto Boyが名曲カヴァー》

Polar Music Prize 2009を受賞したPeter Gabriel。
Moto Boy=写真=がストリートで
Peter Gabrielの名曲「Sledgehammer」を演奏。
http://www.youtube.com/watch?v=5KynGtYe_Cs


《Mixtapes & Cellmates新曲》

10月28日にニュー・アルバム
『Rox』を発売するMixtapes & Cellmates。
今月28日にはシングル「Soon」を発表しますが
そのショート・トレイラーがYouTubeにアップされました。
http://www.youtube.com/watch?v=pVJs66jIMyI


《[ingenting]がトラム・セッションに》

ヨーテボリのThe Tram Sessionsに[ingenting]登場。
今月9日に発表したアルバム『Tomhet, idel tomhet』から
「Medan vi sov」を演奏しています。
http://thetramsession.blogspot.com/2009/09/ingenting.html



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Bruce Springsteen / The River

2009-09-15 00:11:35 | この1枚

Prefab Sprout(Paddy McAloon)が
80年代によく引き合いに出していたのがBruce Springsteen。
88年の3rd『From Langley Park To Memphis』からの
シングル「Cars & Girls」ではBruce Springsteenの
人生はハイウェイ的な思想を取り上げ
車や女の子よりももっと心を痛めるものがあるよと
歌ったのは有名な話です。

89年の4th『Protest Songs』(3rdとして出る予定だった)発表時に
CBS・UKのプレス・リリースには
Bruce Springsteenの名作の間に出したアルバム
『Nebraska』的なポジションだと書かれたとのことです。

というわけで強引にBruce Springsteenなのですが
一番鮮烈だったアルバムが80年の5th『The River』です。
(わずか数枚しか聴いていませんが)

2枚組20曲からなるこのアルバム、
最初の3曲を聴いただけでつかまれてしまいました。
ほぼ一発録りに近い形の生々しい
シンプルなロックンロールは圧巻でした。

The Ties That Bind ↓
http://www.youtube.com/watch?v=i5kIsgfFQn8
Sherry Darling ↓
http://www.youtube.com/watch?v=ASp5ZrsBWl0
Jackson Cage ↓
http://www.youtube.com/watch?v=2RT9PHG988M
 
1枚目のロックンロールを中心とした11曲は
当時は本当によく聴いたものです。
2枚目の内省的なバラードを中心にした
残り9曲は4、5回くらいしか聴いていないのですが。

第1弾シングルでトップ5ヒットになった「Hungry Heart」は
ちょうどJohn Lennonが凶弾に倒れた頃のヒット曲で
「Starting Over」と一緒にチャートを駆け上がっていました。
第2弾シングルは米国では意外な地味な曲「Fade Away」、
日本では「I Wanna Marry You」でした。
その2曲よりも米国でシングルカットされなかった
タイトル曲(英国ではシングル・ヒット)の方がはるかに有名です。 

Hungry Heart ↓
http://www.youtube.com/watch?v=1LSv-w96BNc
Fade Away ↓
http://www.youtube.com/watch?v=qUnEIJLjyAc
I Wanna Marry You ↓
http://www.youtube.com/watch?v=08gVeZ5EW7c
The River ↓
http://www.youtube.com/watch?v=nAB4vOkL6cE


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Prefab Sprout / Let's Change The World With Music

2009-09-14 00:02:41 | レヴュー

2曲目まではリズムなど少し違和感がありながらも
3曲目の途中からはそんなことをすっかり忘れさせてくれます。
Prefab Sproutの待ちに待った8年ぶり8作目。

まだ通して2回聴いただけです。
本当ならもっとじっくり聴いてから書きたいところですが
少し冷静さを欠いて書いてしまいます。

But two things you should be slow to criticize
- A man's choice of woman and his choice of work
Some work'll earn you top dollar
簡単に批評しちゃいけないことが2つだけあるぜ
それは男の選んだ女と、選んだ仕事
大儲けできる職もあることだしな

そしてPrefab Sproutのレヴューも。

17年前に中断した作業を今回
セルフ・プロデュースの形で完成させたということで
どんなサウンドになっているのか楽しみでした。
その直前の90年作『Jordan: The Comeback』らしさは
歌詞の面では多少ありそうですが
サウンド的には6作目『Andromeda Heights』と
前作『The Gunman and Other Stories』に近い感じがします。
しかもそれを大きく上回るロマンティックさ。
Andromeda~は星空を見上げて聴きたい1枚でしたが
ニュー・アルバムはブックレットのデザインどおり
星から地球(全世界)を見下ろしながら聴いてみたい1枚です。

「Music Is A Princess」、「Last Of The Great Romantics」、
「Falling In Love」、「Sweet Gospel Music」、
「Meet The New Mozart」、「Angel Of Love」など
曲名もそうですが、本当にとろけてしまいそうです。
Musicがタイトルに付く曲が実に4曲もあります。

とくに5~11曲目の流れは完璧、100点満点です。
しかもすべて独創的なメロディーなのが凄い。

『Swoon』や『Steve McQueen』の頃の
Paddy McAloonのシャウトを交えたヴォーカルも懐かしいですが
四半世紀でかなりの高みまで登りつめました。

正直言うと今回のアルバムは
とにかく無事に久しぶりに聴ければよいと
過度な期待はしていなかっただけに
良い方に裏切られました。

なぜかスウェーデンの
最新アルバム・チャートで28位に入ってきています。
(英国は9月13日付で39位初登場)

Let There Be Music ↓
http://www.youtube.com/watch?v=4Dq_v5kZeEM





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身近にあるスウェーデン②

2009-09-13 10:26:06 | その他

最近少し気になっているのが
日本人にスウェーデンの文化などを発信する
SWEDENaviというサイト。
スウェーデン人スタッフがスウェーデン人的な感覚でセレクトした
生きた情報を提供してくれています。

情報は「アート&デザイン」「ミュージック」のほか
「ストックホルムガイド」「エンジョイin東京」の4つに分かれています。
たとえば「ミュージック」で紹介されたアーティストは
Annika Norlin(Hello Saferide、Säkert!)、Veronica Maggio、Fever Ray、
Anna Järvinen、El Perro del Mar、The Fieldらといった具合です。
さすがに日本では得にくい情報が詳しく書かれています。

スウェーデンではかなりポピュラーだというデイパック
フェールラーベンの「カンケン」バッグ(私も愛用)の記事もありました。

SWEDENavi ↓
http://www.swedenavi.com/


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Taken By Trees / East of Eden

2009-09-12 00:21:32 | レヴュー

The Concretesの前ヴォーカリストでソングライターだった
Victoria Bergsmanのソロ・プロジェクト
Taken By Treesの2年ぶり2ndアルバム『East of Eden』。

07年の1st『Open Field』は
発売当初はピンと来ない部分があったのですが 
その後聴き込むごとに徐々に良さが分かってきました。
暖かなリゾート地のゆったりとした午後のように
明るい風景が広がるアコースティック・サウンドです。

そして今回はパキスタンほかでのレコーディング。
スパニッシュ風のギターと大胆なパーカッション、
哀愁を帯びたフルートが印象的です。
リズム、コーラスワーク、サウンドともエスニックです。
そして変わらぬVictoriaの心地良いピュアなヴォーカル。
メリハリの付いた良い作品に仕上がりました。

パキスタンのミュージシャンを起用したほか
Animal CollectiveのPanda Bearがゲストで参加。
さらに仲良しのSarah Assbring(El Perro del Mar)も
バッキング・ヴォーカルで美声を聴かせてくれます。
プロデューサーはヨーテボリのデュオ
STUDIOのDan Lissvik。
バックにはパキスタンでの話し声など生の音が
実に効果的に使われています。

オープニングの「To Lose Someone」から
刺激を持ちながらも癒される世界を繰り広げてくれます。
シングルになった「Watch The Waves」、
Animal Collectiveの「My Girls」をカヴァーした「My Boys」、
少し夢見心地な「Greyest Love of All」、
「Young Folks」の南アジア・ヴァージョンとでもいえそうな
「Day By Day」あたりが聴きどころです。

今年屈指の名盤といっても良さそうです。

MySpace ↓
http://www.myspace.com/takenbytreesmusic

「Watch The Waves」↓
http://www.youtube.com/watch?v=q12eoykegf4
「My Boys」↓
http://www.youtube.com/watch?v=8nJ5n4GX5ag
「Day By Day」↓
http://www.youtube.com/watch?v=Td40Q73tfc0


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カナダのエンジェリック・ヴォイス、Jenn Grant

2009-09-11 00:31:03 | 新アーティスト・新曲

海外のMP3ブログで偶然見つけた
カナダのハリファックスを拠点に活動する
シンガー・ソングライターで画家のJenn Grant。
かなりの美人さんです。

今年2月に2ndアルバム『Echoes』を
Six Shooter Recordsというところから発売しています。
カナディアン女性の場合はかなりの確率で
Feistを引き合いに出したくなりますが
この人は少なからずFeistから影響を受けていると思います。

容貌もさることながらハスキーな声がまた素敵です。
しかもフォーキーでクラシカルなサウンドにぴったり。
とにかく癒されます。

07年の1stフルアルバム『Orchestra for the Moon』収録の
「Dreamer」という曲が何かの主題歌に使われて
そこそこ有名なようです。
2nd収録曲では「Heartbreaker」という曲が良いです。

1stも2ndも日本のショップで普通に買えそうなので
まず2nd購入してみようと思います。

MySpace ↓
http://www.myspace.com/jenngrant1
オフィシャル・ページ ↓
http://www.jenngrant.com/

「Heartbreaker」↓
http://www.youtube.com/watch?v=8eWzcEmgSdc
「Dreamer」↓
http://www.youtube.com/watch?v=AhR0smh6jo4


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