本屋さんで見つけて購入した本。
雫井さんは好きな作家さん。
「霧をはらう」⇒(雫井修介作)
主人公は、若手弁護士の伊豆原柊平と、被告人の娘・小南由惟(18歳)の二人。
小児病棟で点滴殺傷事件が起こる。
4人の子供の点滴にインスリンが混入されて、2人の幼い命が奪われた。
物証がないまま逮捕されたのは、生き残った女児(次女12歳)の母親・小南野々花(由惟の母親)。
伊豆原は裁判員制度に興味を持ち、担当弁護士が修習同期と言うことで弁護団に加わる。
由惟は職場での嫌がらせに耐えながら、不登校の妹を養っている。
母親の無実を信じることができない由惟は、伊豆原にも協力的にはなれない。
伊豆原は被告人の無罪を勝ち取れるのか? 由惟は母親の無罪を信じれるのか?
ミステリー小説&弁護士小説。
感想:大どんでん返しの話だった。
いろんな弁護士が出て来るし、関係者の証言もあやふや。
それを少しずつ検事の言い分に無理があると証明していくんだけど....。
どうやって無罪を勝ち取るんだろうか?と最後までわからなかった。
上下と長いけど、面白かったわ。