池井戸潤さんの「民王」の続編。
本屋さんにて購入。
「民王 シベリアの陰謀」⇒(池井戸潤作)
主人公は、日本の総理大臣・武藤泰山とその息子・翔。
泰山のもとに、内閣の最大の目玉であるマドンナこと高西麗子環境大臣が、謎のウイルスに感染した報が飛び込んだ。
しかも感染源はシベリアとの情報。
そのころ、息子の翔は会社の命令で京成大学でウイルス研究を専門にしている並木教授を訪ねる。
そこで翔が目にしたのは、よだれをたらし狂暴化している並木教授だった。(翔いわく「狼男」)
助手の眉村紗英が襲われて怪我をし、翔はウイルスに感染する。
だが、翔は自社の開発中食品の「マンモス味の人工肉」の試作品を食べて、陽性から陰性になる。
並木教授とマドンナの高西麗子との共通行動を調べると、ロシアからの帰国時に席が隣だったとわかる。
泰山は謎のウイルスを調べるために、翔と秘書の貝原と並木教授の助手の紗英をシベリアへ送り出す。
その間にもウイルスは急速に感染拡大、ウイルスは政府の陰謀だという陰謀論者の台頭で日本は大混乱。
ウイルスが絶滅するのか? 泰山内閣は危機を乗り越えられるのか?
「民王」の続編
感想:「民王」を読んだのは約20年前。
登場人物は「民王」とほぼ同じ。
すっかり「民王」の内容を忘れていたけど、これはこれで面白かったわ。
「民王」と同じで漫画っぽい本なんだけどね。
人間の感情は、回路を一つ間違えるとウイルス感染と言えないこともないかもね。