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この世界のどこかに居る似た者達へ。

いいんちょ、ピアノを弾く の巻 その2。

2014-02-11 00:18:44 | お芝居・テレビ
瀬菜と清次の仲良しっぷりが写真に撮られ、酷い言葉を書かれたビラに仕立て上げられ会社に貼りだされてしまいました。

瀬菜は会社を辞める羽目に。

再就職を試みる彼女ですが、どう言うわけか面接を受けるどの会社も落ちてしまいます。


ビラを使っての嫌がらせも、瀬菜が就職出来ないのも、実は全部光輝の家の者の仕業でした。


光輝に政治家として後をついで欲しいとする彼の家族は、その道を行くのに邪魔だと判断する物はどんな手を使ってでも抹殺しようとしていたのでした。


そしてここでとんでもない事実が発覚。

清次はなんと、光輝の祖父の外に出来た子供だったのです。

光輝の祖父は清次に初めて会った時、大金を持って現れ自分とは関係のない人生を送れと言い放ったのです。


瀬菜の就職の邪魔をしているのが自分の父親だと気付いた清次は、単身、父親の元へ乗り込みます。







居合わせた光輝は何の事やら分かりません。なんか、コンビニの店員みたいなシャツ・・・。





かつて母を、そして自分の存在を金の力で抹殺しようとした父親との対面。

清次とはこんな悲しい運命を背負った男だったのですね・・・。





当然の事ながら、そんなクソ親父をブン殴ろうとしますが、またもや心臓の発作が・・・。






でも、大丈夫です。



清次には瀬菜がいます。もうひとりじゃないもんっ


せっかく心臓移植が出来たのに、事故に遭った自分のそばに居るため清次がそのチャンスを棒に振ったと初めて知った瀬菜。

何で私なんかのためにと涙する瀬菜を、清次はギュッとしてあげました



なかよし



清次がピアノで弾いていた曲は途中まで。その先が聴きたいと瀬菜はいつも言います。

何故か「病院では意外と創作意欲がわく。」と言い、清次は瀬菜に家からキーボードを持って来てもらいました。


曲作りに打ち込む清次。



ある日いつもの様に来ると清次がこんな状態に。




うわっ、マジで!?もういいって!!!無理しないでいいって!!!!な、瀬菜。


しかし、清次は「曲が出来た。」と。

「お前の曲だ。」と言って完成した曲を弾き始めます。




時折、ピアノを弾いている手が映りますが、瀬菜の手を握り返した時の手とは思えない程の小指の細さです。

が、ツッコんではいけないと察します。


いや、でも、これ本当に弾いているんですよね

時間が無かったかなんかで、いいんちょはピアノを弾く指導が充分に受けられなくてスタッフの人は皆、いいんちょが弾けないと思っていたみたいです。

でも、いざ本番でカメラがまわったらいいんちょがちゃんと弾き出して、そこに居たスタッフは皆泣いてたってエピソード。

いいんちょがA-STUDIOに出た時、鶴瓶さんが話してた気が・・・。

おウチで練習してたんですね。

凄いプロ根性です。そりゃ皆泣いちゃう。




「お前の曲」と言われた瀬菜。こんな真剣な眼差しで弾く清次を見てこの表情です





もう何がなんだか。部屋に差し込む夕日に溶けてしまいそうな・・・。
儚げで頬に涙が伝いますが、時折かすかな微笑みも。うっとりと酔う様な。

美しいですねぇ。

このシーンは本当に綺麗でしたねー。これはもう、やっぱりピアノ弾いたその瞬間の驚きと感動もおおいに反映した表情なんでしょうねぇ。

そんな事目の前でやられた日にはホントに好きになっちゃうよ

女子にこんな表情をさせられるいいんちょが憎いですねぇ~~。

いいんちょのこう言う所が、なんちゃらキラーと呼ばれる由縁でしょうな


おっと、失礼


この「サヨナラの恋」は少女漫画っぽい”何故か”が多いからお話を作ったのは女性かと思いましたが、いや、男性なんですねー。演出が女性でした。

このシーンは女性にしか創り上げられない場面なんじゃぁないかと。


さてしかし。

清次は天国へ行ってしまいます。

生きているうちに彼が自分宛に書いた手紙を瀬菜は受け取ります。

手紙には、彼女への感謝の気持ちがつづられていました。


そして生きていた時は一度も彼女の名を呼ばなかった清次ですが、手紙の中で一度だけ「瀬菜、」と彼女に呼びかけます。

涙、涙、涙です。





で。


ここまででいいんです、このお話は。

ここから先にまだお話が続くんですが、「なんでそうなるの」と言う展開になってゆきます。

うーーーーん。正直ここからのお話は必要とは思えない・・・。


無口ですが喋る時は「~じゃねぇ。」とか、乱暴な口調の清次。

生まれも育ちもあんまり幸せじゃなかった男は、ご飯もかき込む様に食べます。

いいんちょはあんましそう言うの似合わないけど、望みなき日々を生きて来た重い絶望感が「清次」の暗い横顔に表れていました。

でも「瀬菜」に出会って、彼女と関わる中で「優しいかすかな笑顔」を見せる様になる「清次」に、誰かのために日々を生きる喜びが訪れた事が伝わって来ました。






「若い二人の中にオジさんが居る”ファンタジー”を楽しんで下さい。」

この作品に関して、いいんちょはこんな風に言っていたようです。

”ファンタジー”。

うむ。そう思えば沢山の「何故?」は納得出来るのかも・・・?


えぇーー、やっぱ清次が居なくなった後の展開はどうかと思うけどなぁーーー。




サヨナラの恋
(第一話の本編動画他、予告編が観られます。)

















































































































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いいんちょ、ピアノを弾く の巻。

2014-02-11 00:18:21 | お芝居・テレビ
大雪でしたね。

交通機関が大変なことになっていました。

今日はもうだいぶ道路の雪も溶けていたようですが、溶け残りの雪は毎晩凍ります。

朝、スッテンころりんにならぬよう、お気をつけ下さい。






あ、いいんちょだ。

バッグ斜め掛け?パーマ君ですね。ラフな服装・・・休日のいとむぅでしょうか?

いやぁ~それにしちゃぁ表情が暗すぎやしませんかぁ?



彼の名は森山清次。「サヨナラの恋」と言うドラマの登場人物です。
このドラマは2010年の1話10分の”配信ドラマ”だったそうで、携帯電話にて視聴する形のドラマ。(今はPCやスマホでも観られるんだそうです。)
DVDレンタルされていました。


共演は相武紗季さんと田中圭さん。
これにいいんちょが加わり、”恋の大三角形”がぐるぐる回ります


神崎瀬菜(相武さん)と新藤光輝(田中さん)は仲の良い恋人同士。
瀬菜は父親がおらず母親が一人でスナックのママをしながら育てました。片や光輝は、祖父に大物政治家を持つ金持ちの家に生まれました。二人は同じ会社に勤めていますが、お互いの家のレベルの差があまりにもありすぎるために会社の人間達の目を気にしていました。


瀬菜は明るくて素敵な女子です。いいんちょが相武さんを「陽だまりのような人」と言い表した様に、とても感じの良い可愛い人です。こんな女子が実際会社にいたのならば、壮絶な”男達の戦い”が幕を開けてしまうでしょう。
ま、「女の戦い」なんかに比べたら可愛いいもんなんでしょうけどねぇ・・・



森山清次はこの二人が勤める会社の清掃員です。重い心臓病を患っており、母親を同じ病気で失いました。かつて作曲家として活躍しました。


ある日、光輝が残業している会社に瀬菜が夜食を持って来ました。すると彼は浮気の真っ最中。現場を見てしまった瀬菜は会社を泣きながら飛び出して車にはねられてしまいます


偶然そこへ居合わせた清次。ドナーが見つかり、移植のために病院へ行く予定であった清次ですが、朦朧としながら彼の手を掴む瀬奈を放っておけずに、運ばれた病院で翌朝彼女が気付くまで付き添います。


ばばんっ

さて、お話はここから”恋の大三角形”へと突入です。いささか急すぎる展開は「1話10分」のなせる技なのでしょうか。

浮気により、亀裂の生じた瀬菜と光輝。瀬菜は事故に遭った時に絶賛浮気中で連絡も取れなかった光輝なんかよりも、朝までそばに居てくれた清次の事が気になりはじめてしまいます。

そりゃぁーそーだよ。

当然だね。


そんな彼女に清次は「俺と付き合え。」と。



いきなり言われて混乱中の瀬菜。


しかし。言葉にして言われてしまうと、小さな心の揺れは急激に大きく揺れだすモンです。

言うの、急すぎるけどね。ま、急いでいわなきゃならない理由が清次にはあったんだけどね。


揺れ揺れの心のまま、ある夜瀬菜は橋の上で清次とばったり会います。何故かおもちゃのピアノが捨ててあり。そして何故か清次はそれを弾き始めます。そのメロディーに心打たれる瀬菜。が、清次は苦しそうに顔をゆがめて倒れてしまいました。





病院で清次が目を覚ますと、瀬菜が彼の手を握ったまま眠っていました。

瀬菜も目を覚まし、ハッとして手を離しますがその手を今度は清次が握ります。




ピアノ弾きにしては随分ゴツイ手ですが、非常に乙女チックなシーンでございます。



その手を見つめる瀬菜。なんて綺麗なんでしょう

恋する女子は美しいッス


もう病室でチューもしちゃったし仲良しになった瀬菜と清次。



清次んちでご飯も作ってあげます。

清次は自分の事を「マザコン」と言います。母親の作る食事が全てであり、あとはどれも同じ、と。しかし、瀬菜の作る食事は気に入ったようです。
普段無口な清次が瀬菜から「マザコン」とからかわれた時「うるさい」と言うんですが、この声が急に可愛くなっちゃって、いいんちょっぽい。清次なりの”じゃれ方”なんでしょうねぇ。


当然、会社で瀬菜の光輝への態度にも変化があらわれます。

正式に別れたわけじゃないのに、もう恋人同士じゃないじゃん的な彼女の態度に納得の行かない光輝。



その視線の先には清次が。




「んだゴルァ、お前なんなんだ」的にお掃除中の清次の胸倉掴みチックな光輝。清次は無言でニヤリ。


そもそも、おまいが浮気したのがいけないんじゃんねー。




つづく。