Chef's Note

『シェフの落書きノート』

偽装事件

2007-11-22 | 美味しいお話
色々なところでの偽装事件。
食に対する関心が増せば増すほど…
こんな事件がドンドンと明るみになっていくのかもしれませんね。

昔、僕がまだ若かった頃。
よくランチなどで、大鮃(おひょう)を平目…
外国産のなんとかという魚を鱸(すずき)とメニューに書いて売っているお店がありました。

大鮃でも外国産の冷凍魚でも、ちゃんと美味しく調理して、その名前をメニューに書けば良いのに…
…と思うが、皆が知っている魚の名前にすりかえる。

アウラでは、鱸は鱸。
平目は平目。
売りにくい魚は、仕入れない。

僕達の仕事は、美味しいものを仕入れて、美味しく調理して、皆さんにその美味しさを知って頂くのが仕事。

この前、常連様に松茸入りのパスタを作りました。
何も言わずにおだししたのですが…
「わぁ~、松茸の香りがする。美味しい~!シェフ~松茸エッセンスは入れてないよね?」
…???

「わぁはぁはは…。松茸エッセンス?キッチンに入って松茸エッセンスがあるか見てきていいですよ」
…こんな会話がありました。

ディナーのイベリコ豚をぺジョータから、ハブーコに替えたときも…
「これ…ぺジョータじゃないよね?」
…と聞かれました。

お客様をあざむいても仕方がないでしょ?

もし、ハブーコが手に入らなかったら…
「ごめんなさい。今、ぺジョータしかないので、それでも良いですか?」
…とお聞きするので…ご安心してくださいね。

信用できるお店を探す時代になったのかな…。
もし、そうだったら…
悲しいね。




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追伸:
やっと今日、ネットにつながりました。
色々とご不便ならびにご心配をおかけいたしました。
また、更新などもできると思います。
今後とも宜しくお願い致します。





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