ここでは、社長 (寺川 勲雄) の介護日記を掲載しております。
現在進行中の介護です。はじまりは2007年ですが、当初のものより順次載せております。この介護日記は、みのりホームの 「ティータイム通信」 にて掲載し続けているものですが、ぜひこちらでも紹介したく、掲載の運びとなりました。
※今回は、2010年、4月号に掲載の内容です。
うちのおばぁちゃんは90歳になるのだが、自分の年令を正確に云う事が無い。
「私しゃぁなんぼになったんかいねぇ?」
「なんぼになったと思う?」
「~ン、95歳かいねぇ」 といった調子。
さすがに100歳と云う事は無いが、大体自分の年令より多い目を云う。
女性はサバを読んで自分の年令を若く云うものだが、彼女はもう女性を超えてしまったのか。認知症に任せて大サバを読んで30代40代の年令を云ってもいいと思うのだが、それは聞いたことが無く、10歳程度の誤差範囲である。
おばぁちゃんは認知症のせいで、もう計算も出来んようになっとんじゃなかろうか、と思ってテストをする事にした。
朝食も済んで調子良さそうなのを見て
「おばぁちゃん、100+100はいくら?」
「200」
「100+10は?」
「110」
「50+50は?」
「100」 とよどみ無く答える。
「うわぁ~おばぁちゃんスゴイがね。しっかりしたもんじゃ」
彼女は少し笑いながら
「もう、しっかりしてないわね」 とこともなげに云う。
正解を予想していなかった私は想定外の事で大いに感激。さすがうちのおばぁちゃん。
現在進行中の介護です。はじまりは2007年ですが、当初のものより順次載せております。この介護日記は、みのりホームの 「ティータイム通信」 にて掲載し続けているものですが、ぜひこちらでも紹介したく、掲載の運びとなりました。
※今回は、2010年、4月号に掲載の内容です。
うちのおばぁちゃんは90歳になるのだが、自分の年令を正確に云う事が無い。
「私しゃぁなんぼになったんかいねぇ?」
「なんぼになったと思う?」
「~ン、95歳かいねぇ」 といった調子。
さすがに100歳と云う事は無いが、大体自分の年令より多い目を云う。
女性はサバを読んで自分の年令を若く云うものだが、彼女はもう女性を超えてしまったのか。認知症に任せて大サバを読んで30代40代の年令を云ってもいいと思うのだが、それは聞いたことが無く、10歳程度の誤差範囲である。
おばぁちゃんは認知症のせいで、もう計算も出来んようになっとんじゃなかろうか、と思ってテストをする事にした。
朝食も済んで調子良さそうなのを見て
「おばぁちゃん、100+100はいくら?」
「200」
「100+10は?」
「110」
「50+50は?」
「100」 とよどみ無く答える。
「うわぁ~おばぁちゃんスゴイがね。しっかりしたもんじゃ」
彼女は少し笑いながら
「もう、しっかりしてないわね」 とこともなげに云う。
正解を予想していなかった私は想定外の事で大いに感激。さすがうちのおばぁちゃん。