会長の遍路日記 栗田孝和 昭和17年7月生
歩き遍路を終えて その4 ~遍路仲間~
4月2日に一時帰宅という所用があったので、3月16日~4月1までの前半(52番大山寺~16番観音寺)には、広島県のK氏と72番の善通寺あたりから何日か歩いていると、お寺で一緒になったり宿が同じだったりして時々会話して親しくなりました。60歳の定年を3月末に控え、3月27日を88番大窪寺でけつ結願ときめて7回の有給休暇をとり1週間の区切り打の最終回の遍路でした。28日にはお礼参りを済ませてから高野山に行き31日に出勤して定年を迎えると清々しく活き活きと輝いていました。
後半17番~51番石手寺までの間には、68歳の滋賀県草津在住の男性と徳島宍喰あたりから時々逢うようになっていました。彼は4月1日に1番両霊山寺を発願として通しの遍路さんで、4月20日までの宿の予約を入れ、入念に準備して出発されていました。
50歳代と思われる奄美大島在住の彼女も4月1日より1番からの通しの遍路さんでしたがO型の性格そのままの準備もあまりせずに出たとこ勝負のような人で、色々苦労していました。高知市内くらいから時々逢っていたのですが、こんな3人が足摺岬の宿坊で偶然一緒になり松山までの12日間 『女』 黄門様と助さん、格さんの3人旅でつかず離れずという感覚で同じ宿を予約し私の結願寺である石手寺へ到着しました。同じようなペースの人たちが2人ずれ3人ずれというのはよく見かける光景です。
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