ここでは、社長 (寺川 勲雄) の介護日記を掲載しております。
現在進行中の介護です。はじまりは2007年ですが、当初のものより順次載せております。この介護日記は、みのりホームの 「ティータイム通信」 にて掲載し続けているものですが、ぜひこちらでも紹介したく、掲載の運びとなりました。
※今回は、2010年、3月号に掲載の内容です。
絵に画いた様な孝行息子なら足しげく病院へ見舞いあれこれと世話をやくのだろうが、病院にいればこれほど安全、安心は無いとばかりに殆んど病院を訪ねる事もなく、もっぱら女房に任せきりである。
私ときたら夜明けと共に愛犬を連れて近くの山に登り、朝日を拝み草花を摘み、木にも登ってアケビを採り、昼はほどほどに仕事をし、夜はおばぁちゃんの事を気にすることも無く、時々一杯ひっかけて帰るという毎日である。
朝の山歩きは高めの血糖値の為にはいいのだが、それ以後の生活が不規則で、一見健康に見える生活も帳消しである。
医者からお酒を止めなさいと言われて、1週間ほどは断酒したが、等質ゼロならいいだろうと飲んでみたが味はイマイチである。そこで70%オフにしようと飲んでみるがこれももうひとつである。いつの間にか今は気にすることなく100%を飲んでいる始末である。
山で採ったアケビをおばぁちゃんにことづけると花瓶にさしたアケビの実をすぐちぎってしまったとの事。以前は花瓶にさしたままその風情を楽しんでいたのだが認知症が進んでいるのかと気になるが、おばぁちゃんと違ってこの不摂生の息子はどんな老後を迎える事やら・・・・。