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シリア騒乱と修羅の世界情勢
ヘンリー王子夫妻、フロッグモアコテージを追われ「完全移住」へ?
イタすぎるセレブ達 2023.03.02 10:30
writer : tinsight-ikumi
ヘンリー王子に英国の住居からの立ち退きを命じたチャールズ国王
チャールズ国王がヘンリー王子とメーガン妃に対し、夫妻の英国での公式住居であるフロッグモア・コテージから立ち退くように命じたことが明らかになった。国王は王子の回顧録の発売翌日に立ち退き手続きを開始し、同コテージは弟のアンドルー王子への引き渡しを通告したと報じられている。
ヘンリー王子とメーガン妃は2018年にロイヤルウエディングを執り行い、2019年春にはエリザベス女王から贈られたフロッグモア・コテージに移り住んだ。
ヘンリー王子とメーガン妃は2018年にロイヤルウエディングを執り行い、2019年春にはエリザベス女王から贈られたフロッグモア・コテージに移り住んだ。
英ウィンザーにあるコテージはイギリス指定建造物2級(グレードII)に指定された建物で、夫妻は王室助成金から3億円超の費用をつぎ込み改築を行った。しかし夫妻は2020年3月に王室を離脱して米国に移住。同年9月には、コテージの改築費用を全額返納したと伝えられた。
コテージはその後も夫妻の英国における公式住居とされており、渡英時には息子アーチー君(3)と娘リリベットちゃん(1)も一緒に家族で滞在したことがある。
昨年6月、エリザベス女王の即位70周年「プラチナ・ジュビリー」に出席するため帰国した際には、フロッグモア・コテージの庭でリリベットちゃんの1歳の誕生日パーティを開催していた。
ヘンリー王子夫妻にとって、コテージは英国での思い出が詰まった場所である。そんな夫妻に対し、チャールズ国王がコテージから立ち退くように命じたことが明らかになったのだ。
米メディア『Page Six』が取材した関係者によると、国王はヘンリー王子の回顧録『Spare(原題)』が発売された翌日、現地時間1月11日にコテージからの退去手続きを開始したという。
さらに英メディア『The Sun』では、国王はコテージを弟アンドルー王子に譲るため、ヘンリー王子夫妻を追い出すことにしたと伝えている。
同メディアによると、バッキンガム宮殿は夫妻に対してコテージからの立ち退きを命じる通知を提出したという。現在のところ宮殿によるコメントは発表されておらず、話し合いはプライベートで行われるとみられている。
ある王室関係者は同メディアの取材に対し「このことは確実に、ヘンリーとメーガンに英国での時間が終わったことを告げるものです」と語り、こう続けた。
「アンドルー王子は先週、フロッグモア・コテージを引き渡すというオファーを受けましたが、この提案には抵抗しています。」
そして「しかしこれは、ヘンリー王子とメーガン妃には立ち退きを阻止するのは無力であることを証明しているのです」と述べた。
アンドルー王子は2004年、娘のベアトリス王女、ユージェニー王女と共にウィンザー・グレート・パークにある邸宅ロイヤル・ロッジに引っ越した。
その後、王子の元妻セーラ・ファーガソンさんが同居を開始。娘達が結婚した後は、王子とセーラさんの2人で生活している。
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
イタすぎるセレブ達 2023.01.09 13:57
writer : tinsight-ikumi
公の場ではいつも笑顔を絶やさないチャールズ国王(画像は『Clarence House 2022年7月20日付Instagram「We were in Torquay for day three of Their Royal Highnesses visit to Devon and Cornwall!」』のスクリーンショット)
チャールズ国王(74)が、英ノーフォーク州にある教会の日曜礼拝に出席する姿がキャッチされた。礼拝を終えた国王は、教会前に集まった群衆とジョークを交わすなど笑顔で人々と交流したという。
数日前には、ヘンリー王子の回顧録『Spare(原題)』の内容について英メディアが掲載し始めたばかりだ。この日の夜には英ITVで王子へのインタビュー番組が放送されるなど、国王にとって心休まらない日々が続いている。
チャールズ国王が現地時間8日午前、英ノーフォーク州の村キャッスル・ライジングにある、聖ローレンス教会の日曜礼拝に出席した。
チャールズ国王が現地時間8日午前、英ノーフォーク州の村キャッスル・ライジングにある、聖ローレンス教会の日曜礼拝に出席した。
今月5日にはヘンリー王子の回顧録『Spare(原題)』がスペインの書店で誤って販売されてしまったが、その日以降、国王が初めて公の場に姿を見せた。
回顧録は10日に発売される予定だが、英メディアは同著をすでに入手し、父チャールズ国王との親子関係や兄ウィリアム皇太子との確執についてなど衝撃的な内容が続々と明らかになった。
さらに国王が日曜礼拝に出席した日の夜は、英ITVでヘンリー王子へのインタビュー番組『Harry: The Interview』の放送を控えていた。そのような中、チャールズ国王が教会の前に現れると、沿道に集まった群衆から温かい歓迎を受けたのである。
英メディア『Daily Mail Online』が掲載した写真によると、国王は格子柄の白いシャツに淡いピンクの柄入りネクタイを締め、ベージュのロングコートに同色の靴を合わせていた。護衛スタッフにエスコートされ、リラックスした様子で教会に入っていったという。
日曜礼拝を終えて教会を出た国王は、待ち受けた群衆のそばに行き、しばしの交流を楽しんだ。同メディアによると、人々と対話した国王は大きな笑顔を見せ、ジョークを交わす場面もあったそうだ。
ヘンリー王子による王室への爆弾発言が続くにもかかわらず、笑顔を絶やさない国王の姿を見た人々は、SNSで次のような意見を交わし合った。
「私達は、笑って幸せな国王が大好き。国王万歳!」
「今日、チャールズ国王が満面の笑みでお喋りしている姿を見たけど、最高だった。」
「彼は実際にかなりリラックスしてるように見える。恐らく、この茶番劇がハリーとメーガンにとって、ブーメランになることを知っているからだろう。」
ヘンリー王子は回顧録で、過去に父チャールズ皇太子(当時)に「カミラ夫人(当時)と結婚しないで」と懇願したことや、2021年の故エディンバラ公フィリップ王配の葬儀後に、父の目前でウィリアム王子(当時)に掴みかかられたことなどを明かしている。
画像は『Clarence House 2022年7月20日付Instagram「We were in Torquay for day three of Their Royal Highnesses visit to Devon and Cornwall!」』『Chris Ship 2023年1月8日付Twitter「Hours before his younger son,」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
イタすぎるセレブ達 2023.01.13 10:40
writer : tinsight-ikumi
ロイヤル・リバプール大学病院を訪問したウィリアム皇太子夫妻(画像は『The Prince and Princess of Wales 2023年1月12日付Instagram「Wonderful to be in Liverpool to thank NHS staff for their hard work and dedication」』のスクリーンショット)
ヘンリー王子の回顧録『Spare(原題)』が発売された2日後、ウィリアム皇太子夫妻とチャールズ国王はそれぞれ別の場所で公務を行った。
回顧録では親子や兄弟間の確執が次々と暴露されたものだが、皇太子夫妻と国王は笑顔で公の場に現れた。
ウィリアム皇太子は、現地で交流した高齢女性から手を固く握られて「頑張って」と励まされる場面もあったという。
ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃が現地時間12日、英マージーサイド州の都市リバプールにあるロイヤル・リバプール大学病院を公式訪問した。
この2日前となる現地時間10日にはヘンリー王子の回顧録『Spare(原題)』が正式に発売され、兄ウィリアム皇太子との兄弟間の確執や、父チャールズ国王との親子関係などが暴露されたばかりだった。
英メディア『Evening Standard』によると、この日、病院前に到着した車からウィリアム皇太子夫妻が降り立つと、群衆の中の1人が「ヘンリーの本のコメントで、心が痛みましたか?」と呼びかけたという。
夫妻はこの声が聞こえなかったのか、何も反応しなかったそうだ。
夫妻が病院に入ると、診察に訪れていたシルヴィア・スタニフォードさん(Sylvia Staniford、81)という女性がウィリアム皇太子の手を強く握り、「頑張って。前進するのよ。
“スカウサー(リバプールの人々)”は、あなたを愛しているから」と励ました。すると皇太子はシルヴィアさんに温かく微笑みかけ、「はい、そうします」と答えたそうだ。
また同日にはチャールズ国王が、スコットランドのアバディーンシャーを公式訪問。スコットランドの民族衣装であるキルトを着用し、昨年10月にオープンした地元の人々が交流するためのコミュニティセンター「Aboyne and Mid-Deeside Community Shed」を訪れた。
国王は、犬を撫でたり慈善団体で働く人々とジョークを交わすなどとびきりの笑顔で人々と交流していたという。
英メディア『Daily Mail Online』によると、国王は屋外の群衆の中にいたオーストラリア出身の女性と対面した際、「私の愛をオーストラリアに伝えてください」と話しかけたそうだ。
ヘンリー王子による爆弾発言が続いた後、笑顔で公の場に現れたチャールズ国王とウィリアム皇太子の姿にSNSではこのような意見が寄せられた。
「私達の多くが国王と王族の味方だということを知らせるために、現地の人々が沢山のサポートをしてくれることを願うよ。」
「ヘンリーの茶番劇に対処する、君主と家族の姿は立派だ。チャールズ国王に心から敬意を表します。」
「この騒ぎの中、ウィリアムと家族は良くやっている。彼らのアプローチは正しい。敵が間違いを犯している時は、決して口を挟まないことだ。」
画像は『The Prince and Princess of Wales 2023年1月12日付Instagram「Wonderful to be in Liverpool to thank NHS staff for their hard work and dedication」、2023年1月12日付Instagram』『The Royal Family 2023年1月12日付Instagram「Thanks to everyone in Aboyne and Mid Deeside who welcomed The King to their Community Shed today!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
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ヘンリー王子夫妻、邸宅明け渡し英の拠点喪失か 報道
3/1(水) 23:17配信
英ロンドンで、エリザベス女王の死去に伴う式典に参列したヘンリー英王子夫妻(2022年9月14日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】英メディアは1日、2020年に英王室を離脱したヘンリー王子(Prince Harry)と妻メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)が、首都ロンドン近郊のウィンザー城(Windsor Castle)の敷地内にある邸宅フログモア・コテージ(Frogmore Cottage)を明け渡し、英国内の拠点を失ったと報じた。
邸宅は2018年、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)から結婚祝いとして贈られたもので、ヘンリー王子夫妻は改築に240万ポンド(現レートで約4億円)以上を費やしたとされる。
大衆紙サン(Sun)と日刊紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)によると、邸宅は現在、チャールズ国王(King Charles III)の弟で、スキャンダルによって公務から退いたアンドルー王子(Prince Andrew)に譲ることが提案されているという。
ヘンリー王子夫妻は今年1月、王子の自伝「スペア(Spare、原題)」が出版されて数日後に邸宅の明け渡しを求められたとされる。夫妻は王室離脱後、米国へ移住し、現在はカリフォルニア州に居住している。
王室のスリム化を目指すチャールズ国王は現在、資産の総点検を進めている。
この報道についてバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)は、コメントを差し控えるとしている。またヘンリー王子夫妻の代理人も、現時点では取材に応じていない。【翻訳編集】 AFPBB News
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最終更新:3/1(水) 23:24AFP=時事
チャールズ国王がヘンリー王子とメーガン妃のイギリスでの住まい「フロッグモアコテージ」からの退去、および同邸宅にアンドルー王子の転居を命じたそうだ。
By Chelsey Sanchez 2023/03/02Pacific PressGetty Images
ヘンリー王子とメーガン妃は、イギリスでの住まいの「フロッグモアコテージ」をもうすぐ失うことになるようだ。
チャールズ国王は、ヘンリー王子夫妻をウィンザー領地内にあるフロッグモアコテージから退去させることを決意。ヘンリー王子夫妻のスポークスパーソンが「退去要請があった」と認めている。
彼らの後は、国王の弟のアンドルー王子が住むことになるようだ。アンドルー王子は児童売春で有罪判決を受けた(のちに自殺した)ジェフリー・エプスタインとの関係や、十代のバージニア・ジュフリーに性的虐待で訴えられるなど性的スキャンダルを理由に、2022年にエリザベス女王から王族の称号や公務を剥奪された。
チャールズ国王は、現在ウィンザーの邸宅であるロイヤルロッジに住んでいるアンドルー王子に生活を縮小するよう命じたと、US版『ハーパース・バザー』の王室担当エディター・アット・ラージのオーミッド・スコビーがヤフー!ニュースで報じている。
フロッグモアコテージは現在、ロンドン警視庁のロイヤル&スペシャリスト保護課が警備に当たっているが、ヘンリー王子夫妻が退去までに残された時間は、わずか数週間。
夫妻は旅行の際には私的なセキュリティーチームを同行するが、ロンドン警視庁の王室保護課の警官も王族に必要とみなされる重要な情報資料を彼らに与えている(ヘンリー王子夫妻は王室離脱した際に、武装警官による警護を外された。ヘンリー王子はイギリス国内で自費で警察警護を雇えないのはおかしいと内務省を相手取って裁判を起こし、現在も係争中)。
Netflixのドキュメンタリー『ハリー&メーガン』で、メーガン妃は王室離脱後、自身と家族にセキュリティー上の脅威がある中で暮らしていくのは精神的負担だと語っている。
「私は母親です。この生活は私の人生で、タブロイド紙の単なる話題ではないのです。人々を挑発するような内容がネタとして書かれ、それが私を怖がらせています。真夜中に廊下を行ったり来たりして、玄関をみて、『私たちの家族は安全なのか、ドアはロックしたのか、警報アラームはセットしたのか』と永遠に不安と恐怖に付きまとわれているのが現実。
『子どもたちは安全か?』とね。何のためにそんな記事を書くの? 退屈だとか、新聞を売るためでしょう? それとも自分の生活がマシに思えるから? でも、それが私の現実なのです。人はそういうことをちゃんと理解していないと思う」と涙ながらに訴えていた。
フロッグモアコテージの外観Leon NealGetty Images
夫妻はカリフォルニアに移住後、フロッグモアコテージの改修費用310万ドルを、政府が税金で賄う王室助成金に返済。また、当面、住まいとして使うため、クラウン・エステート(国王に帰属するの公の不動産)に多額の賃貸料を支払ったとも報じられている。
今回の退去決定の2ヶ月前に、ヘンリー王子は回想録『Spare』を出版し、王室離脱を決意した経緯など衝撃的な内容を暴露。
兄ウィリアム王子との長年の不仲、キャサリン妃とメーガン妃の冷淡な関係、チャールズ国王とカミラ王妃がメディアに情報をリークしていることなどが書かれていた。
チャールズ国王の戴冠式まで、あと3ヶ月ほどで起こった今回の退去要請。戴冠式にヘンリー王子夫妻が出席するかどうかは現時点では不明で、王室インサイダーはまだ「未決定」だと語っている。
ちなみに、アンドリュー王子は今回の決定に抵抗していると報じられている。
Translation: Mitsuko Kanno from Harper's BAZAAR.com
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現在、カリフォルニア州の高級住宅地モンテシートで暮らすヘンリー王子一家は、昨年の夏にエリザベス女王のプラチナ・ジュビリーでイギリスを訪れた際、フロッグモア・コテージに滞在していた。娘リリベットちゃんの1歳の誕生日をそこでお祝いし、その後に友人の写真家ミサン・ハリマンが敷地の庭で撮影したポートレートを公開している。
ヘンリー王子夫妻、娘リリベットの1歳の誕生日にポートレイトを公開。
BY ELISE TAYLOR
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守銭奴と言われたメーガン妃、投資した企業のSNSに登場
- CULTURE
- 海外セレブゴシップ・コラム
今年に入って表舞台から姿を消しているメーガン妃。投資した企業のSNSに姿を見せた。
By Yoko Nagasaka 2023/02/28
メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)Chris JacksonGetty Images
ヘンリー王子が回顧録『SPARE(原題)』を出版して以来、表舞台から姿を消しているメーガン妃。ヘンリー王子からスポットライトを奪わないためだとも、回顧録の内容が物議を醸しているので距離を置きたいからだとも言われているがいずれにしても、妃らしからぬ沈黙を守っている。
その妃が飲料ブランド「Clevr」のSNSに登場した。このブランドは2016年に元コーヒーバーのオーナー、ハナ・メンドーザが「自宅でもホリスティックな飲み物を楽しんでほしい」という思いから設立。パウダー状のターメリックラテなどインスタントの「スーパーラテ」を販売している。妃は王室を離脱した2020年からこのブランドに投資、財政的に支援している。
clevrblends認証済み
What a journey! 🤯
2日前
In 4 years, Clevr has evolved in ways we never could have dreamt of. Grateful is a vast understatement 🫶
Here’s a BTS look into how we went from two passionate people hand blending lattes until 2am, into a brand with an epic team, vibrant community, and support from one of the world’s most incredible female luminaries.
Thank you for being with us every step of the way ❤️
メンドーザは今週、インスタグラムでブランドの歩んできた道のりを投稿した。「3年前、すべてが変わった」。動画にはメンドーザの話を聞きながら同ブランドの飲み物を楽しむメーガン妃の姿が写っている。
「サセックス公爵夫人である妃が私たちのラテを飲み始めたのです。彼女は飲み物を気に入ってくれただけでなく女性起業家、私たちがサステナブルな方法で材料を調達していること、私たちが食品正義に貢献していることに非常に情熱を感じていました」
「妃は私たちの最初の投資家にしてアドバイザー、最大の支持者になってくれました」。
妃はこのブランドに投資したことを発表した直後に友人で世界でもトップクラスのインフルエンサー、オプラ・ウィンフリーに商品をプレゼント。オプラはインスタグラムにターメリックラテを作る動画をアップ、「ご近所のMがくれた」と紹介していた。
オプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)WPA PoolGetty Images
今月初め、王室ジャーナリストでメーガン妃とヘンリー王子の暴露本『Revenge: Meghan, Harry and the War Between the Windsors(原題)』も出版しているトム・バウワーはニュース番組「GBニュース」に出演。
「妃はお金への執着心が強い。守銭奴だ」と批判していた。
「彼女は王子と結婚したとき彼があまりにもお金を持っていないので驚き、失望した」「彼女は王子が数十億とは言わないまでも数億の財産を持っていると思っていた。今彼女はその埋め合わせをしなければならない」。
そう言われた直後に投資した企業のSNSに登場した妃。本人が動画を披露したわけではないけれど、妃が了承したからこそブランドも投稿したのだと見られている。
単なる偶然なのか、バウワーの言葉に開き直って見せたのか、イギリスマスコミの注目を集めている。
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戴冠式に出席するのかどうかで注目を集めているハリー王子。チャールズ国王が思い切った動きに出たもよう。
By ELLEgirl編集部2023/03/01
メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)、ハリー王子(Prince Harry)Mike CoppolaGetty Images
5月に開催される戴冠式に出席するのかどうかで注目を集めているハリー王子。たとえ出席しようと決意、帰国したとしても泊まる家がない可能性が浮上している。
ハリー王子とメーガン妃はエリザベス女王から贈られたウィンザー城の領地内にあるフロッグモアコテージを今も所有している。
昨年6月にプラチナジュビリーに出席するためにイギリスに帰国したときにはコテージに宿泊したと報じられている。報道によるとチャールズ国王は王子と妃からこのコテージを取り上げることを決めたという。新聞「サン」が報じている。
同紙によると王室はハリー王子が回顧録『SPARE』を出版した後に2人をコテージから退去させることを決定、すでに2人に通告したという。
性的スキャンダルで公務を引退しているアンドルー王子は現在フロッグモアよりも大きいロイヤルコテージに住んでいるが、国王はアンドルー王子をロイヤルコテージからフロッグモアに転居させようとしている。
アンドルー王子にもこの決定が知らされたが、アンドルー王子は抵抗しているという。
関係者は「これはハリー王子とメーガン妃のイギリスでの生活が完全に終わることを意味している。王子と妃には退去通告に対して無力だ」と同紙にコメントしている。
アンドルー王子(Prince Andrew)、ハリー王子(Prince Harry)WPA PoolGetty Images
ハリー王子&メーガン妃は自ら進んで王室を離脱した自分たちが、性的スキャンダルで公務引退を余儀なくされたアンドルー王子と同じ「王室の問題児」として扱われることに不満を抱いているそう。
イギリスに帰国、コテージを使う気配はないものの自分たちの持ち物がアンドルー王子に与えられることを面白くないと思っている可能性も高そう。
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S2023.03.01
ヘンリー王子と、メーガン妃
メーガン妃は、ヘンリー王子が思ったよりもお金持ちでなかったことにおどろき、がっかりしたそうだ。
これは王室関連作家のトム・バウワーがDaily Mail紙のインタビューの中で明らかにしたもの。
トム・バウワーは交際初期のヘンリー王子とメーガン妃の関係について語る中で、メーガン妃を「金の亡者」と表現している。
「彼女にとって一番のおどろきと失望は、ヘンリー王子がほとんどお金を持っていなかったことだろう」と語ったバウワーは、「メーガン妃はヘンリー王子に、何十億とはいわずとも、少なくとも数億単位の価値があると見込んでいた。彼女はいま、それを埋め合わせようと必死になっている」と続けた。
バウワーは、夫妻がイギリス王室の現役メンバーとして公務を続けていたら、現在のような生活を送れるはずがないとし、「メーガン妃は大きなキャデラックとプライベートジェットに、命令で乗りたいだけなんだ」と付け加えている。
またバウワーは、ヘンリー王子とメーガン妃の戴冠式への出席についても言及。
チャールズ国王の戴冠式は今年5月6日に執り行われるが、もしヘンリー王子夫妻が参加するようなことがあれば、式典は台無しになり、チャールズ国王の威厳に傷がつく可能性もあると指摘した。
今年1月、ヘンリー王子は発売した回顧録「SPARE/スペア」の中で、さまざまな角度から王室批判を展開。これを受け、父チャールズ国王との関係は冷え切っていると報じられているが、国王の戴冠式には招待されるのではないかと見られている。
一方、ヘンリー王子側は、「王室からメーガン妃への謝罪」を出席の条件として提示しており、王室側がこれを受け入れる見込みが低いことから、出席するかどうかはいまだ不透明だ。
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辛酸なめ子・じわじわ時事ワード2023.1.25
いつのころからか耳にするようになった「気になる言葉」を、漫画家でコラムニストの辛酸なめ子さんが独特の切り口で読み解く夕刊「popstyle」の人気連載「辛酸なめ子のじわじわ時事ワード」。今回は【ハリーとメーガン】(はりー・と・めーがん)です。
世界の注目を集め続けるヘンリー王子とメーガンさん。Netflixで配信されたドキュメンタリー「ハリー&メーガン」は、すぐに85の国と地域でトップ10入りするほど大ヒット。夫妻に200億円とも言われる高額な契約金を払ったNetflixも少し 安堵あんど しているのではないでしょうか。
シリーズは全6エピソードで、2人の世紀の恋愛と意識の高さ、英国王室やメディアという巨大権力に立ち向かう姿を描いています。パパラッチに追われるストレスや、守ってくれない英国王室への文句、人種差別の懸念、ハグしたのによそよそしかったウィリアム王子とキャサリン妃、結婚当初に住んだコテージがとても狭かった――など不平不満が多い印象です。特権的な立場に慣れると、人は感謝や謙虚さが薄らいでしまうのでしょうか。
最初の頃、メーガンさんは王室にも歓迎されていたそうですが、空気が変わったのは、ロイヤルファミリーが出席したある行事の翌日のこと。メーガンさんの写真が新聞の一面を飾り、「ロックスター並み」の人気で王室内で嫉妬を買ってしまったと夫妻は語ります。ここまで自己肯定感が高いのは羨ましいです。強気のメーガンさんも、チャールズ皇太子(当時)に対しては「ベリーチャーミング」とホメていました。おじさん転がしがうまそうです。
ヘンリー王子との関係では、メーガンさんが主導権を握っているようです。手つなぎなど、スキンシップも多めです。結婚して数年 経た っても熱は冷めず、ヘンリー王子は妻をリスペクトしきっている様子(本人の覇気がないのが気になりましたが……)。王室を離脱したことで「誰もが僕の妻について大きな機会を逃しました。世界的な損失です」と、メーガンさんの存在価値について語っていました。
夫妻が制作総指揮を務めたドキュメンタリーシリーズ「世界を導くリーダーたち:信念は社会を変えた!」も配信開始。ネルソン・マンデラ氏の言葉にインスパイアされて作ったそうです。もはや自分たちは偉人か聖人かという自意識の高みに……。ロイヤルを超えた存在になれたら、そのあとは何を目指すのでしょうか。
ヨアキムとマリーの場合
デンマークでは、マルグレーテ2世女王が次男ヨアキム王子の子どもたち4人の称号と敬称を取り消すと発表。ヨーロッパの王室は縮小していく流れに……。
そのヨアキム王子の妻マリー妃が、「デンマークのメーガン」と呼ばれているとか。
メーガンさんと同じく義姉との不仲説が出ていたり、公務から離れて海外在住だったり、子どもの称号や肩書についてこだわりがあったり、といった共通点が。誰よりも「ハリーとメーガン」に感情移入できるのは、マリー妃かもしれません。
Profileプロフィル
辛酸 なめ子(しんさん・なめこ)
漫画家・コラムニスト、エッセイスト
1974年東京都生まれ、埼玉県育ち。武蔵野美術大学短期大学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。人間関係から、恋愛、アイドル、皇室、セレブリティ、スピリチャルまで幅広いテーマで執筆。著書に「女子校育ち」「大人のコミュニケーション術 渡る世間は罠だらけ」「おしゃ修行」「魂活道場」「新・人間関係のルール」「女子校礼賛」「電車のおじさん」「辛酸なめ子の独断! 流行大全」」などがある。
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ヘンリー王子&メーガン妃に退去通告 英王室の仕打ちに「あ然としている」=英メディア報道
メーガン妃(左)とヘンリー王子(ロイター)
2023年3月1日 23:04東スポWEB
ヘンリー王子とメーガン妃が英王室から退去通告を言い渡された。複数の英国メディアが1日に報じた。
ヘンリー王子とメーガン妃は英ウィンザーにある「フロッグモアコテージ」を所有していた。現在、夫妻は米国に住んでいるものの、故エリザベス女王から贈られた大切な場所だった。
しかし、英サン紙によると夫妻はフロッグモアコテージから追い出されるという。同紙は「チャールズ国王は物議を醸した息子の回顧録『スペア』が出版されてから数日後、ヘンリー王子とメーガン妃を追い出すプロセスを開始した」と伝えた。
回顧録をめぐって夫妻と英王室は対立。加速度的に関係は悪化していた。夫妻の友人であるオミッド・スコビー氏は「2人はあ然としている」と反応を明かしている。別の情報筋によれば、初夏までに退去しなければならないという。
故エリザベス女王からの贈り物とはいえ、「ウィンザーの財産を放棄する以外に選択肢がない」(同紙)とされ、夫妻が持つ英国の拠点は失われることになる。夫妻にとっては常に故郷と呼べる場所でもあったという。
しかし、一冊の回顧録のために思い出の場所から追い出される日が来てしまったわけだ。5月にはチャールズ国王の戴冠式が行われるが、夫妻が出席するかは不透明。仮に出席すれば、そのタイミングがコテージに別れを告げる最後の機会になるのかもしれない。
東スポWEB
夢と笑いと驚きを届ける総合エンターテインメイントメディア
2020年に英国王室を離脱し、妻子とアメリカに住むヘンリー(ハリー)王子が1月10日に回顧録を出版した。イギリス在住のジャーナリスト、冨久岡ナヲさんは「回顧録は発売初日に40万部が売れてベストセラーになったが、店頭では早々に半額で売られていた。英国国民はハリーの一連の行動にうんざりしており、この本の出版は、王室だけでなくハリー自身の評判を落としている」という――。
写真=冨久岡ナヲ
ロンドン市内の書店のショーウインドーに並べられた、ハリー王子の回顧録。どの書店でも初めから半額で売られていた
店頭ではいきなり半額
この記事を書くため、英国王室を離脱したヘンリー王子ことハリーが出版した回顧録『Spare(スペア)』を近所の書店へと買いに行ったのは発売日翌日、1月11日の夕方だった。
発売日に、書店の店頭に貼られたハリー王子の回顧録『スペア』のポスター。大きく「半額」と書かれている(写真=冨久岡ナヲ)
店頭にはポスターが貼られ、店内では本が平積みになっている。価格は28ポンド(約4500円)だが、なぜか既に半額の14ポンドになっている。
ともかく本を1冊取りレジに行くと、店員が「ほほう!」と声をあげニヤニヤと私を見た。隣のディスプレー棚には、その週のトップセラー本が並べられ『スペア』は発売24時間にしてすでに1位だ。
しかしこの店員によると、店では私が2人目の購入者だそう。それでも1位ということは、他の人はみなオンラインで密かに購入しているのだろうか? なんだかアダルト雑誌でも買ったような気分になり、そそくさと店を後にした。
そういえば発売日の朝には、都心の大型書店前に多数のTVカメラが陣取っている様子がテレビに映し出されていた。ところが朝6時に店頭にいたのはたった1人。その50代の女性は「ハリーの肩を持つなんてバカだってみんなに言われるけど、私は気にしないわ!」とコメントしている。
ベストセラー入りの謎
そのわりには、翌日のニュースは『スペア』が発売初日に40万部の売り上げを記録しベストセラー入りしたと報じていた。自分の周りにハリーの味方はいないし、Z世代は「王室には関心ゼロ」とそっぽを向いているのに。
『スペア』の隣には『恋愛の8つのルール』という恋愛指南本が。「実はハリーとメーガンがすでに仲が悪いのではないか」という噂をからかっている(写真=冨久岡ナヲ)
半額なら面白半分でネット注文した人が多いだろうとは想像がつくが、SNSで「ハリーが自分で大量購入しているのでは?
版元のペンギン・ランダムハウス社によると170万部売れないと元が取れないらしいし」という書き込みを見かけたときは、さもありなんと思ってしまった。
ロンドン郊外にある独立系書店「バーツの本屋」は、「『スペア』は単品では注文できず、1冊仕入れたくても12冊入りのケース単位でしか注文できない」とツイッターで嘆いていた。ケース単位で全国の本屋に卸せば確かに冊数はさばけるだろう。
ただ、批判の嵐の中にも「ハリー達が王室を離れ声を上げたのは偉い」という意見は散見される。
「王室が続く限り、生まれつき籠の中に閉じ込められた王族の紛争も続く」と考える、ジャーナリストのケイトリン・モーランは、『スペア』を読めばハリーの行動に合点がいくとSNSで発言していた。
地下鉄車内で表紙のカバーを外して読んだ
本当にそうなのだろうか。地下鉄の中でかばんから本を取り出すと、周囲の乗客から妙な視線を感じた。この国では車内で本を読むとき、日本のようにカバーをかけてタイトルを隠すことはない。
イギリス人は、自分が何を読んでいるか他人に知られることを気にしないし、そもそも誰も関心を払わないのだ。例外は大人気作「ハリー・ポッター」シリーズくらいだろうか。発売日に書店で新作を手にした子どもは誇らしそうに電車やバスの中で本を広げ、周りの人は覗き込んで「徹夜して並んだの?」などと話しかけ、車内は盛り上がっていた。
『スペア』がハリポタに迫るほどの初日売上数を達成したのなら、このようなシーンが見られても不思議ではないはずだが……。記録破りの売上数という報道と、車内に漂うひんしゅく感や、ちまたのしらけた空気とのギャップが解せない。ハリーの顔写真がデカデカと載った表紙のカバーをそっとはずし、背表紙も見えないよう膝の上に本を広げて読み始めた。
兄の「予備」として生まれたハリー
本のタイトル『スペア』は、「予備」「代替」を意味する。ハリーは、王位継承筆頭者であるウィリアム皇太子の身になにかあった場合の“予備”という運命を背負って生まれた。
英国王室では出生順に継承順位が定まる。昔は男子が女子よりも優先されたが、2013年からは性別にかかわらず出生順になった。
ウィリアムに子どもが生まれ、ハリーの継承順位は5位まで下がった。スペアの立場はとうにお役ご免となっているにもかかわらず本のタイトルに据え、兄の予備としてどれだけ不公平な扱いを受けてきたかを繰り返し文中で訴えている。
プロローグからして、「王室離脱の発表後にウィリアムと父チャールズ3世国王から居所裏の庭に呼び出され、口論になった」というエピソードから始まっているくらいだ。
文体はリラックスした語り口で会話文が多い。チャールズは「パー(パパの略)」、兄ウィリアムは「ウィリー(イギリス英語の俗語で男性器を指す)」など、家族間の愛称が使われ、難しい言い回しも少なく平易に読める。
というか平易すぎて浅い。とても故エリザベス女王には聞かせられないような言葉もポンポン飛び出してくるし、トーンはまるっきり友達同士の会話のようだ。
王室の舞台裏、自身の恋愛や性体験、酒と麻薬に溺れる日々の描写なども盛りだくさん。あまた出ているセレブの自伝本とそんなに変わらないような印象を受けてしまう。
しかし、心の底から気の毒だと感じたのは、早くに母を失ったことで受けた心の傷だ。
写真=冨久岡ナヲ
『スペア』の裏表紙には子どものころのハリー王子の写真が。ユニフォームの胸には、王室離脱で返上した「HRH(殿下)」の敬称がついている
「母は事故死を装った」と信じた
兄弟の母であるダイアナ妃はチャールズと離婚後の1997年、ボーイフレンドとのパリ滞在中に交通事故で亡くなった。
この時ハリーは12歳、ウィリアムは15歳。
息子たちは遺体を見ることができず、遺髪だけが渡された。そのため、ハリーは母が事故死を演出して世間の目をくらまし、別人として新しい人生を歩んでいるというファンタジーを頭の中で作り上げる。「だから、落ち着いたらきっと連絡があるはずという希望をずっと持っていた……」というくだりは切ない。
別のページでは、実は亡くなったことは初めからわかっていたが、認めることが怖かったとも語っている。「母の気配をいつも感じる」「野生動物を母のメッセンジャーだと確信する」などのエピソードが多数織り込まれ、しまいには霊媒師と面会し「あなたを誇りに思う」という「母からの伝言」をもらって喜んでいる。
ダイアナの死がハリーに与えたトラウマが今でも、彼の考え方や行動に影響を与えていることは疑う余地がない。
写真=冨久岡ナヲ
1章の扉には、母ダイアナ妃と共に笑顔を見せる子どものころのハリー王子の姿が。母からかかってきた最後の電話で、早々に会話を切り上げてしまったことをいまだに後悔しているという
「お騒がせ王子」を成長させた従軍経験
物事に集中するのが苦手だと本の中に書いているくらい、ハリーはともかく落ち着きがない。勉強嫌いで、特に読書は最も不得手だった。
十代の頃はスポーツとパーティーに明け暮れ、友達と走り回っては悪さをするのが一番性に合っていたようだ。
大学に行く気のなかったハリーは、名門イートン校を卒業すると陸軍に志願し、44週間の過酷なトレーニングに参加する。このあたりから突然、文章が躍動してきた。
訓練を通して、兵士として個人のエゴや感情を殺すこと、死を恐れない気構えなどが徹底的に叩き込まれていく様子、厳しく指導されればされるほど意気揚々と課題に挑戦しクリアしていく様子からは、胸が躍るような高揚感が伝わってくる。
メディアから、ことあるごとに「お騒がせ王子」「能無し」などのレッテルを貼られていたハリーの人生は、入隊で一転。自分が目指すべきは立派な軍人だと悟ったという。
どうやら彼には、強いリーダーと明確な指揮系統を持つ軍隊のような「枠組み」が必要だったようだ。
王室とガールフレンドの心配もよそに、ハリーは戦地への派遣を希望し、アフガニスタンでのタリバンとの戦いにも参加した。
ただ残念なことに、ハリーを追いかけるメディアのせいもあって従軍のたび敵側に情報が漏れ、格好の標的にされてしまう。所属する隊は危険にさらされ、いつも戦い半ばで泣く泣く引き上げている。
帰還する軍用機に同乗した負傷兵を見て「今まで自分のことばかり考えてきたのが恥ずかしくなった。戦争の現実を誰かが伝えなければ」と思ったという。
戦場から戻るたびに「別人になった」「老けた」と驚かれたが、猛スピードで成長していたのだろう。この時の経験がのちに、戦傷者のためのスポーツ大会「インヴィクタス」創設へとつながっている。
ハリーと似た立場の秋篠宮さま
『スペア』を読んでいると、どうしても日本の皇族と比較してしまう。天皇家の次男として生まれた秋篠宮さまは、ハリーと立場は似ているが、取り巻く環境も国民からの視線も異なる。
「どうせ自分は予備だし」と卑屈になったり、兄弟で高校時代にボディーガードを丸め込んで御所の地下室に男女の学友を密かに招き入れ、たばこ、酒、麻薬を持ち込み夜通しパーティーを楽しんだりする姿など想像もできない。
おふたりの間に、ウィリアムとハリーのような兄弟の確執は存在するのだろうか。
皇后さまがまだ皇太子妃であった2004年、皇太子さまは「雅子の人格を否定するような動きがある」という衝撃の発言をされたが、それに対して秋篠宮さまは「せめて陛下と話してから会見すべきでは……」とやんわり苦言を呈した。
また女性天皇容認への声が高まった2006年には、偶然と言いきれないタイミングで悠仁さまがお生まれになり、愛子さまが天皇となられる可能性は衰萎した。
もし宮家の誰かが『スペア』のような回顧録を出すとしたら、皇室を離れた眞子さまだろうか?
そこでは、英国王室と並ぶ驚きのエピソードが暴露されるかもしれない。しかし、この本のように、北極探検中、性器にしもやけができ、エリザベス・アーデンのスキンクリームを塗ったら効いたとか、パブの裏で「年上の女性」相手に童貞を捨てた、といったえげつない話は、どう考えても出てこないだろう。
ちなみにこの「年上の女性」は油圧ショベルの運転手で、相談もなく本の中に匿名で描かれたことに激怒。新聞に「その相手は私」と名乗り出て新たな騒ぎを巻き起こしている。
歴史は繰り返す……
メーガンとの出会いから始まる最後の章は、ロマンス小説さながらだ。いきなりおとぎ話のような世界に突入し面食らう。
過去のガールフレンドたちとは全く違うタイプのアメリカ人女性に「運命の出会い」を感じたハリーが、激しく恋に落ちていく様子はほほえましい。
だが、王室離脱の詳細を含む最後までこの調子は続き、段々とげんなりしてくる。
王族男性がアメリカ人女性と恋に落ちたのは、ハリーが初めてではない。大叔父にあたるエドワード8世王はバツイチの既婚者ウォリス・シンプソン夫人にほれ込み、王位を捨ててしまった。
その弟、つまり「スペア」だったはずの内気なジョージ(故エリザベス女王の父)は、1936年に思いがけず国王の座に就くことになる。シンプソン夫人は、態度が横柄だった上に、米国文化を英国王室に持ち込もうとしたとかで、いまだに英国人からよく言われない存在だ。
だから「新しいガールフレンドはアメリカ人女優で離婚歴あり」という話をハリーから聞いたウィリアムとキャサリンは、シンプソン夫人の例を思い出し頭を抱えたようだ。
このため、「ウィリアムとキャサリンが、メーガンが黒人であることを理由に交際や結婚に反対した」というハリー夫妻の主張は、人種差別にこじつけているようでやや違和感がある。
ちなみに婚約者として登場した頃の世間の空気を覚えているが、キュートな笑顔に世間の好感度は高く、メディアが「黒人プリンセス」と書くまで彼女はラテン系だと思っていた人も多い。
『スペア』の印税前払いは約27億円
米国から英国貴族に嫁いだジュリー・モンタギュー子爵夫人も、彼女が王室に嫌われた原因は人種差別からではなく、英米の文化や慣習が衝突した結果だとTVインタビューで語っている。
「メーガンが王室をネタに大儲けをもくろみハリーを操っている」という非難は、英国内では絶えない。世論調査会社YouGovによると、発売日周辺での英国における調査からは、「この本の出版動機は『お金のため』だろう」という答えが全体の41%を占めている。
しかし米国では、金銭的な成功を目指すことになんの罪悪感もないどころか、そんな野望は尊敬される。
だから、ハリーとの婚姻でロイヤルファミリーの一員となったことを、アメリカ人メーガンが新たな収入源として捉えたとしても不思議ではない。
結婚後初めての豪州外遊中に「これで私には一銭も報酬が支払われないなんて、信じられないわ!」と嘆いているのを複数の人が耳にしている。
ハリーが独身時代に創設した、戦傷を負った元軍人たちが競う慈善スポーツ大会「インヴィクタス」に対しても「なぜ収益化を目指さないの?」と詰問したらしい。
確かにメーガンはやり手だ。女優活動の傍らファッションブログを立ち上げ、デザイナーブランド各社との契約を得ていた。
そしてハリーと婚約するなり、映像会社をはじめいくつもの会社や財団を設立し、2021年には、アメリカの著名な司会者オプラ・ウィンフリーとのインタビュー放映で最初の爆弾を王室に落とした。
ネットフリックスとは1億ドルの番組制作契約を結び、『スペア』の出版にあたっては2000万ドル(約27億円)もの印税前払いを得ているらしい。
2人を揶揄したアニメに大喝采
本当にメディアの詮索から無縁の生活を望むなら、サセックス公爵家の称号を返上し、単に「元セレブなファミリー」として暮らすという選択肢もある。
だが、夫妻にそんな素振りは今のところ見られない。『スペア』の著者名をわざわざ「ハリー王子」としているように、プリンスの肩書も固持したいようだ。
出版後は、さかんにテレビに出演したり雑誌の表紙を飾ったりと、あれほど嫌っていたメディアをPRに活用している。
さらに、テレグラフ紙とのインタビューでは「もう1冊本が書けるほどネタはまだある」と自慢した。
そういえば妻の方も、昨年の米TVとのインタビューで「英国にいた間ずっと日記をつけていたのよ。なんでも話せるわ」と、ほとんど脅しともとれるコメントを発している。
2月には米風刺アニメ番組「サウスパーク」がこんな2人を徹底的に揶揄やゆした。
「間抜け王子とそのバカ妻」が、「プライバシーが欲しい」「私たちに注目しないで」と世界中のTV番組を回って訴える、というエピソードは英国でも大いに話題になっている。
主要な新聞のウェブサイトにあるコメント欄は「よくぞやってくれた!」といった「歓声」でにぎわい、コスモポリタン誌オンライン版では「傑作!」「二人を壊滅させた」などのコメントをSNSから紹介していた。
ハリーと王室の人気を下げた『スペア』
前述のYouGovによる調査では、本の発売以来、英国ではハリーの人気も王室の人気もともに下がっている。
ハリーに反感を持つ人の割合は回答数の68%。出版直前の調査時64%から2日で4ポイントも増えた。特に65歳以上を対象とした調査では、メーガンが最も嫌われ者で73%、続いてハリーの69%、未成年売春疑いで公的地位を失ったアンドルー王子(チャールズの弟)60%と続く。18~24歳では王室への関心そのものが低いが、それでも35%が「今のロイヤルファミリーは英国を恥ずかしめている」と答えた。
王室の人気を追う別の統計機関Ipsosも、出版後にハリーに好感を持つ人の割合が30%から23%に7ポイント下がっただけでなく、ウィリアムも69%から61%に8ポイント落ちたとしている。
王室本の著者アンジェラ・レヴァインは「浅薄な暴露本の出版で、今やハリーとメーガンは世界の笑い者になった」とTVインタビューで語った。
しかし、「どうせスペアなんだから」と甘やかして育てた次男坊にかみつかれ、今やすっかり振り回されている王室も同じような立場ではないか。自分が読後に感じたことは統計データに表れていると思う。
今年5月6日には新王の戴冠式が執り行われる。チャールズ3世王はハリー夫妻の出席を望み、カンタベリー大主教に仲直りの仲介依頼を提案するも、「弟は信頼できない」とウィリアムは反対したそうだ。
ハリー側はすでにさまざまな出席の条件を提示していたが、兄の一言でさらに要求はエスカレート中と報道されている。
これから戴冠式に向かってさらにドロドロしたドラマが展開されるのだろうか。
母の事故死以外はどこにでもありそうな家族問題を400ページにわたって読まされた後では、もううんざりとしか言いようがない。
メーガンと出会い、渇望していた温かい家庭を手に入れたハリーを心から祝福したい。だが、そろそろ自分だけが被害者というメンタリティから抜け出してもいいのではないだろうか。
冨久岡 ナヲ(ふくおか・なを)ジャーナリスト
イギリスの動きと文化を伝える記事執筆、食の動画などメディア制作、イベントプロデュースなど幅広い活動を行う。在英20年あまり。共著に『コロナ対策 各国リーダーたちの通信簿』(光文社新書)、『夫婦別姓 家族と多様性の各国事情』(ちくま新書)ほか。
セレブ&ゴシップ
公開日:2023/3/1 16:30
メーガン妃、ヘンリー王子の資産が少ないことにがっかりした!?(C)Zeta Image
2018年にヘンリー王子と結婚したメーガン妃。出会った頃、メーガン妃は王子の資産が思いのほか少なかったことに落胆したと、ニュース番組に出演した王室ジャーナリストが述べた。
MailOnlineによると、2020年に『Revenge: Meghan, Harry and the War Between the Windsors(原題)』を出版した王室ジャーナリストのトム・バウワーが、『GBニュース』に出演し、メーガン妃のことを金に執着していると評したそうだ。
「彼女が一番驚き、失望したのは、ヘンリー王子の資産が少なかったことです。彼女は、王子が例えビリオネアでなくとも、数十億は持っていると想像していました。今彼女はその埋め合わせをしなければならない状況です」と述べたという。
英王室を離れ、米カリフォルニア州を拠点に独自の活動を行っている夫妻だが、バウワーは、2人が王室メンバーのような生活を維持するだけの資金は持っていないと見ている。「メーガン妃は大きなキャデラックに乗り、プライベートジェットを好きに乗りたいと思っていますが、現時点ではそのために、誰かにねだらないといけません」と話したそうだ。
金に執着している言われてしまったメーガン妃だが、そんな彼女は先日、飲料ブランド「Clevr」のSNSに登場。同ブランドの創始者ハナ・メンドーザがインスタグラムに動画を公開し、彼女が2016年に立ち上げた小規模ビジネスが、いかにしてセレブに人気のブランドに育ったかを紹介している。
その中で彼女は、「3年前、すべてが変わった」と、メーガン妃が彼女の話を聞きながら、同ブランドのドリンクを飲む姿を紹介。「誰でもない、サセックス侯爵夫人メーガン妃が、私たちのラテを飲み始めたのです。製品を気に入ってくれただけでなく、女性起業家の支援に情熱を傾け、サステナブルな材料調達手段と食品正義に貢献していることを評価してくれました」「メーガン妃は最初の投資家となり、アドバイザー、最大の支持者になってくれました」と述べている。
また彼女は、オプラ・ウィンフリーが「ご近所のMがくれた」と、インスタグラムで同社のラテを紹介したことにも言及。「そう、あのMよ」と、メーガン妃の後押しがあったことを明かした。
王室では通常、個人や企業の宣伝に関わることを避けており、Netflixのドキュメンタリー『ハリー&メーガン』の配信、そしてヘンリー王子の自叙伝『SPARE(原題)』の発売による騒動がひと段落したかに見える今、新たなる火種となる可能性がある。
「彼女が一番驚き、失望したのは、ヘンリー王子の資産が少なかったことです。彼女は、王子が例えビリオネアでなくとも、数十億は持っていると想像していました。今彼女はその埋め合わせをしなければならない状況です」と述べたという。
英王室を離れ、米カリフォルニア州を拠点に独自の活動を行っている夫妻だが、バウワーは、2人が王室メンバーのような生活を維持するだけの資金は持っていないと見ている。「メーガン妃は大きなキャデラックに乗り、プライベートジェットを好きに乗りたいと思っていますが、現時点ではそのために、誰かにねだらないといけません」と話したそうだ。
金に執着している言われてしまったメーガン妃だが、そんな彼女は先日、飲料ブランド「Clevr」のSNSに登場。同ブランドの創始者ハナ・メンドーザがインスタグラムに動画を公開し、彼女が2016年に立ち上げた小規模ビジネスが、いかにしてセレブに人気のブランドに育ったかを紹介している。
その中で彼女は、「3年前、すべてが変わった」と、メーガン妃が彼女の話を聞きながら、同ブランドのドリンクを飲む姿を紹介。「誰でもない、サセックス侯爵夫人メーガン妃が、私たちのラテを飲み始めたのです。製品を気に入ってくれただけでなく、女性起業家の支援に情熱を傾け、サステナブルな材料調達手段と食品正義に貢献していることを評価してくれました」「メーガン妃は最初の投資家となり、アドバイザー、最大の支持者になってくれました」と述べている。
また彼女は、オプラ・ウィンフリーが「ご近所のMがくれた」と、インスタグラムで同社のラテを紹介したことにも言及。「そう、あのMよ」と、メーガン妃の後押しがあったことを明かした。
王室では通常、個人や企業の宣伝に関わることを避けており、Netflixのドキュメンタリー『ハリー&メーガン』の配信、そしてヘンリー王子の自叙伝『SPARE(原題)』の発売による騒動がひと段落したかに見える今、新たなる火種となる可能性がある。
飲料ブランド「Clevr」インスタグラムにメーガン妃が登場更新日:2023/3/1 16:34この記事に関するコメントをする・見る
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