5月にロンドンで執り行われるチャールズ英国王の戴冠式について、バッキンガム宮殿までの行進の計画に、ヘンリー王子とメーガン妃が含まれていないことがわかった。
タイムズ・ロンドンが、リハーサルの計画をもとに伝えたもので、参列者は公務を担う王室メンバーに限定される予定で、夫妻のほかに、国王の弟アンドルー王子とその娘のベアトリス王女とユージェニー王女も含まれていない。行進の規模は1953年の故エリザベス2世の戴冠式に比べ3分の1程度になる見込みだという。
なお二人は戴冠式への公式招待状を受け取っているが、未だ出席の可否を明らかにしていない。
当日の予定は?
5月6日の式典当日、チャールズとカミラ王妃は、バッキンガム宮殿からウェストミンスター寺院まで、ゴールド・ステート・コーチと呼ばれる金色の馬車に乗り、「王の行進(The King’s Procession)」を行う。ウェストミンスター寺院ではカンタベリー大司教が戴冠の儀式を執り行う。
式を終えると、より大規模な「戴冠式の行進(The Coronation Procession)」でバッキンガム宮殿に戻る。その後、家族とともに宮殿のバルコニーに姿を現し、儀式を締めくくる。
ウィリアム皇太子とキャサリン妃は、3人の子供たちとともに戴冠式の行進に加わる予定だという。
なお、王室は式典について「長年の伝統と華やかさに根ざしながら、現在の君主の役割を反映し、未来に目を向けるもの」と方針を発表している。
ヘンリー王子 バルコニー参加を要求か
ヘンリー王子夫妻は現在、出席の条件をめぐって王室側と交渉を進めているとも伝えられている。
一部では、他の王室メンバーとともにバルコニーに立つことを要求しているほか、自身の子供たちの過ごし方をめぐって、王室と交渉が難航していると報じられている。
タイムズ・ロンドンによると、式当日に4歳の誕生日を迎えるアーチーくんと、次女のリリベットちゃんは戴冠式の招待を受けていない。
ある情報筋はOKマガジンに、バッキンガム宮殿は、二人が要求が受け入れられるまで招待を受けず、歴史的なイベントが混乱に陥ることを懸念していると説明。そのため、王室側は交渉をできるかぎりすばやくまとめ、こう着状態を打開しようと努めているという。
ちなみに、デイリーメールが実施した最近の世論調査では、ヘンリー王子夫妻の戴冠式出席に関して、47%が賛成、36%が反対と回答している。
ヘンリー王子(右)とメーガン妃(ロイター)
2023年3月17日 20:15東スポWEB
ヘンリー王子とメーガン妃の長男アーチー君(3)と長女リリベットちゃん(1)は「王子」と「王女」の称号を使用することが8日に発表され、3日にいち早く洗礼式を受けたリリベット王女は「米国で最も有名な人物になる」と、王室専門家が予測した。17日までに英紙エクスプレスが伝えた。
リリベット王女が洗礼を受けた5日後には夫妻が称号の使用を発表。10日には王室も公式サイトを更新。2人の子供を「王子」「王女」として紹介している。
この流れについて、米国の王室専門家、サンドロ・モネッティ氏は「これは、リリベット王女がカリフォルニア州で『最も知名度のある』有名人になることを意味します」と指摘した。
さらには「リリベットが成人した時、彼女はカリフォルニアで生まれた唯一の王女となる。21歳になったリリベットを想像してください」とモネッティ氏は語り、いずれリリベット王女は米国で最も有名な人間(セレブ)になるのではと予測している。
さらに「ヘンリー王子夫妻がつくろうとしているのは、米国における『代替王室』です」と断言。一家は現在、ロサンゼルスから130キロ離れた高級住宅街モンテシートに居住するが、子供たちが称号を得たことでメーガン妃の故郷であるロサンゼルスの中心地への引っ越しを検討するのではないかと推測する。
メーガン妃はかねて子供たちをショービジネスの世界に進んでほしい旨を明かしており、ハリウッドに近い場所を新たな居住地に選んでも不思議はない。
「彼らがハリウッドでのキャリアを重なるにつれて、さまざまな物事の中心になるならば、彼らはその先(全米)に焦点を当てるでしょう。米国人はいまだ王室に魅了されており『さまざまな王朝』を通じて独自のものを探していた」と語った。
ヘンリー王子夫妻はこの日、同紙でまたもや人気低下を報じられたばかりだが、まだ1歳のリリベット王女は、成長するにつれて両親を超える人気者にとなり一家の〝救世主〟となれるか。
東スポWEB
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英国のヘンリー王子(38)が、今年1月に発売した回顧録「スペア」やインタビューで過去の薬物使用を赤裸々に告白したことによって、米国での滞在資格を失う可能性があると米ニューヨーク・ポスト紙などが報じた。
王子は著書の中で10代の時にコカインを使用し、大人になってからも大麻や幻覚作用があるとされるマジックマッシュルームを使用したことがあると告白している。
大麻は米カリフォルニア州においては娯楽目的の使用も合法だが、マッシュルームやコカインの使用は認められていない。
元連邦検察官のネアマ・ラフマーニ氏は、「薬物使用の自白は、通常、容認できない根拠となる」と話し、王子が薬物使用を自ら告白したことで米国に滞在するためのビザが却下されたり、取り消されるべきだと同紙に述べている。
法廷弁護士でもある同氏は、「王族であっても娯楽目的での使用であっても例外ではない」とも話している。
米国の移民局では、ビザを取得する際に薬物使用に関してうそを述べると強制送還や市民権の申請禁止などの罰則があるとされている。
仮にビザ申請の際に王子が正直に薬物使用を認めていれば、却下された可能性が高いと同氏はニューズウィークリー誌にも話しており、実際に薬物犯罪で有罪判決を受けたかどうかは関係ないと述べている。
2020年に王室を離脱して米カリフォルニア州に家族と共に移住した王子がどの種類のビザを取得したのかは分かっていないが、英デイリー・メール紙は米国人である妻メーガン妃の夫として配偶者ビザを取得したか、「科学、芸術、教育、スポーツで並外れた能力を持つ人や映画・テレビで並外れた業績を残した人」に与えられる卓越能力者ビザ(Oビザ)を申請した可能性が高いと伝えている。
王子は母ダイアナ元妃を事故で失った悲しみやトラウマを癒すために薬物を使用したことなどを明かしているが、米保守系シンクタンクのヘリテージ財団が王子のビザの申請内容を納税者に開示するよう政府に要求していることなども報じられている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)
ヘンリー王子(19年6月撮影)© 日刊スポーツ新聞社