イタすぎるセレブ達 2023.03.17 11:30
writer : tinsight-ikumi
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セレブシェフの料理本にレシピを提供したメーガン妃
メーガン妃が、今年9月に発売されるセレブシェフの料理本でレモン・オリーブオイル・ケーキのレシピを紹介していることが明らかになった。メーガン妃はパンデミック中だった2021年3月、米シカゴで食事提供のためにボランティア活動をした女性グループを称え、手作りのレモン・オリーブオイル・ケーキを差し入れしたことがある。
出版最大手「ペンギン・ランダムハウス」は、セレブシェフのホセ・アンドレス氏が運営する非営利団体「ワールド・セントラル・キッチン(WCK)」による初の料理本『The World Central Kitchen Cookbook: Feeding Humanity, Feeding Hope』を現地時間9月12日に発売すると発表した。
出版最大手「ペンギン・ランダムハウス」は、セレブシェフのホセ・アンドレス氏が運営する非営利団体「ワールド・セントラル・キッチン(WCK)」による初の料理本『The World Central Kitchen Cookbook: Feeding Humanity, Feeding Hope』を現地時間9月12日に発売すると発表した。
同著ではメーガン妃によるレモン・オリーブオイル・ケーキのレシピのほか、ミシェル・オバマ元大統領夫人、セレブシェフのガイ・フィエリ氏やエメリル・ラガス氏によるレシピが紹介されているという。本の収益はすべて同団体の緊急対応活動のために使われる。
スペイン出身のホセ氏は、食に関するサービスを提供する「Think Food Group」のオーナー兼シェフとしてミシュラン2つ星店を含む31軒のレストランを経営している。
2010年には自然災害や紛争、人道的危機に見舞われた地域に食事を提供する支援団体「ワールド・セントラル・キッチン」を設立。10年以上にわたって、世界中の被災地で食事を提供してきた。
コロナウイルス感染拡大で横浜港に停泊した「ダイヤモンド・プリンセス号」に閉じ込められた乗客に食事を提供したり、ロックダウン中には各家庭に温かい食事を届けた。調理の材料は寄付金やフードバンクによってまかない、地元のシェフや仲間などがボランティアとして参加している。
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メーガン妃とヘンリー王子が運営するチャリティ財団「アーチウェル」は、2020年12月から「ワールド・セントラル・キッチン」と提携し世界各地に4つのコミュニティ・リリーフ・センターを設立した。最近では、ウクライナで被災者達に食事を配布する支援活動を行っている。
「アーチウェル」の公式ウェブサイトは現地時間14日、財団のパートナーであるホセ氏が料理本を発売することを伝えて、次のように述べた。
「この料理本は有名なシェフや地元の料理人、そして自然災害や人道的危機の影響を受けたコミュニティに食事を提供する、世界的な非営利団体の友人達によるストーリーとレシピを集めた魅力的な1冊です。」
そして「著者の収益はすべてWCKの緊急対応活動に使われるとあって、サセックス公爵夫人であるメーガンはレシピを提供したことを誇りに思っています」と加えている。
メーガン妃はパンデミック中だった2021年3月、同団体と提携して米シカゴのコミュニティへの食事提供に協力した女性グループに手作りのレモンケーキを差し入れしていた。ケーキは、カリフォルニア州の自宅庭で採取したレモンを使用したものだった。
画像2、3枚目は『World Central Kitchen 2023年3月4日付Instagram「Many people who were displaced by February’s earthquakes are currently living in temporary tents.」』『José Andrés 2022年12月8日付Instagram「My dear friend @zelenskiy_official」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
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猿渡由紀L.A.在住映画ジャーナリスト3/17(金) 8:00
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(写真:ロイター/アフロ)
チャールズ国王の戴冠式が刻々と迫る中、次男であるハリー(ヘンリー)王子とその妻メーガン妃が出席するのかどうかは、いまだにはっきりしていない。
英国王室を離脱し、カリフォルニアに拠点を構えたハリー王子とメーガン妃は、2021年3月、アメリカで最も影響力を持つセレブであるオプラ・ウィンフリーのテレビインタビューに応じ、王室の悪口を吐露。そのすぐ後にはウィンフリーとハリー王子が共同プロデュースするメンタルヘルスについてのドキュメンタリーシリーズ「あなたに見えない、私のこと」でハリー王子が、昨年末にはNetflixの「ハリー&メーガン」で夫婦揃って、“被害体験”を延々と述べた。さらに年明けにはハリー王子の回顧録「Spare」が発売され、ベストセラーになっている。この本にウィリアム王子から受けた暴力や、カミラ王妃への非難が書かれていることは、発売前から世界中が知ることになった。
王室側はその都度反論せず、ノーコメント。それどころか、5月6日のチャールズ王の戴冠式にも、夫妻に招待状を送った。だが、彼らは、自分たちが散々悪者にした家族に直面する場所へ、のこのこと出かけていくのだろうか?故ダイアナ妃にずっと仕えたバトラーは「メーガン妃には来る勇気がないだろう」とハリー王子が単独で出席するのではないかと憶測。ソーシャルメディアには「さらなるネタを仕入れるために出席するのでは」などという一般人の予想が飛び交っている。そんな会話に、夫妻と親しいウィンフリーが参加した。
CBSの朝番組に出演したウィンフリーは、やはりメーガン妃と親しい司会者ゲイル・キングから「彼らは出席するべきだと思いますか?出席するべきではないと思いますか?あなたの意見を聞きたいです」と言われると、「彼らは、自分たちと自分たちの家族のためにベストだと思うことをやるべきだと思います。それが私の意見」と発言。続けて、「そこが最も肝心。自分がそうしたいと思うことが正しいのです」とも言い、さらに「彼らは私に聞いてきてはいませんけどね。私の意見は尋ねられていません」とも明かしている。
ソーシャルメディアには、それを聞いた人々から多くの反応が寄せられた。その多くはネガティブだ。
「あのふたりにアドバイスをするなら、(2021年の)インタビューの前にやるべきだった。もうあのふたりに関わるな」「あのふたりの評判が落ちたのはオプラのせい」「彼(ハリー王子)の父のためにベストなのは何かとは考えないんだね。あの夫妻と一緒で、大事なのは自分だけか」とウィンフリーを批判するものもあれば、「ロイヤルファミリーを公にこきおろすのは彼らにとって『ベスト』だったというの?あんなことをやっておいて戴冠式に出るとしたらすごい偽善」「オプラ、ゲイル、ハリー、メーガン、みんなどうでもいい。ミリオネアとロイヤルファミリー」と両方を批判するものもある。
また、2021年のウィンフリーによるインタビューの時、アメリカではメーガン妃とハリー王子への支持が高かったのに、夫妻がメディアへの露出を続けるにつれて印象が変わってきたのを受け、ウィンフリーはあえて距離を置いているのではないかとの推測もある。「私の意見は尋ねられていません」と言うことで、それを示したかったのではないかというのだ。それとは逆に、そう言ったのは、夫妻がそうしてくれないことへの愚痴ではないかとの読みもある。「オプラは夫妻が自分たちの家族のために『ベストなこと』を一度もやっていないのを知っている。そしてあえてその手助けをしたのだ。彼女自身の悪意を暴くために、誰かがオプラを徹底してインタビューするべき」という、非常に厳しい意見も見られた。
メーガン妃とのべったりぶりでウィンフリーの人気は低下
ウィンフリーは長い間、一般人の心を忘れない、思いやりのある人として、アメリカで圧倒的に愛されてきた人物だ。テレビ番組の司会者で成功したが、「カラーパープル」(1985)ではオスカーの助演女優部門にノミネートされたし、自分のテレビネットワークも持ち、雑誌を出していたこともあるなど、幅広い活動をしている。彼女に褒められた本はたちまちベストセラーになるなど、人々からの信頼はとても厚い。2021年のメーガン妃とハリー王子のインタビューが放映された後も、「オプラのインタビューのスキルはさすがだ」と評価されたものだ。
しかし、その後、そのインタビューでメーガン妃の発言に嘘があったと指摘されても、ウィンフリーは口を閉ざしたまま。また、あのインタビューの直後に「あなたに見えない、私のこと」が配信されたことで、ウィンフリーが夫妻を金儲けに利用しているのが見え見えになってきた。「ハリー&メーガン」の中で、夫妻が最初に住んだケンジントン宮殿内のノッティンガム・コテージを見たウィンフリーが、「(プリンセスがこんなところに住んでいるなんて)誰も信じないわ」と呆れたように言った、とメーガン妃が語ったことも、「一般人の心を忘れない」というイメージを大きく損ねてしまっている。
そんなことが重なり、昨年末、Ranker.comが行った調査で、ウィンフリーは、「最も名前を聞きたくないセレブ」の3位にランク入りしてしまった。1位はメーガン妃、2位はハリー王子、5位はハリー王子と親しいジェームズ・コーデンで、この夫妻とその協力者に人々が辟易していることは明らかである。
好感度の高さを売りに商売をしてきたウィンフリーにとって、これは大きな痛手。彼女の言葉が一般人に対して持つ説得力は以前より確実に落ちた。それは、メーガン妃とハリー王子に対しても同じなのではないか。あれほどウィンフリーを尊敬してきたメーガン妃が、戴冠式に出席すべきかどうかについて意見を聞かないというのは、その表れなのではないか。もしかしたら、距離を置いているのはウィンフリーだけでなく、お互いさまなのかもしれない。
記事に関する報告
L.A.在住映画ジャーナリスト
神戸市出身。上智大学文学部新聞学科卒。女性誌編集者(映画担当)を経て渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスター、映画監督のインタビュー記事や、撮影現場レポート記事、ハリウッド事情のコラムを、「シュプール」「ハーパース・バザー日本版」「週刊文春」「週刊SPA!」「Movie ぴあ」「キネマ旬報」他の雑誌や新聞、Yahoo、東洋経済オンライン、文春オンライン、ぴあ、シネマトゥデイ、ニューズウィーク日本版などのウェブサイトに寄稿。米放送映画批評家協会(CCA)、米女性映画批評家サークル(WFCC)会員。映画と同じくらい、ヨガと猫を愛する。著書に「ウディ・アレン 追放」(文藝春秋社)。
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