FASHION 2023.3.21
エレガントなスカートスーツから本格ミリタリーまで変幻自在!
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その人の生き方や考え方までも反映するファッション。ときには大きな舞台に向かう自分を鼓舞し自信をくれる、心強い味方になってくれます。そこで世界の注目を集めるトップキャリアなどセレブリティの「スタイル」にフォーカス。その個性溢れる魅力をお伝えします。今回は、イギリス「キャサリン皇太子妃」の最新スタイルに注目。直近の公務で見せたスカートスーツ、ヘッドスカーフ、ミリタリールック、の多彩な着こなしをご紹介します。
TEXT :Precious.jp編集部
2023年3月17日、イギリス王室のキャサリン皇太子妃はウィリアム皇太子とともにオールダーショットを訪問。近衛兵・アイリッシュ・ガーズ連隊の大佐として初めて、毎年恒例のセントパトリックスデーパレードに参加しました。コロナ禍のため3年ぶりとなった登場は全身グリーンの装いで。最近チャールズ国王の任命により、夫のウィリアム皇太子から大佐の地位を引き継いだ「キャサリン大佐」。スピーチでは任命された喜びと誇り、さらに責任について語り、聴衆を魅了しました。
まさに、イギリス王室の屋台骨、その未来は彼女の肩にかかっている、といっても過言ではない皇太子妃。多岐に渡る公務をしなやかにこなす安定感をみて、ホッとしている人も多いかもしれません。
超人的なスケジュールをこなしながらも、いつも明るく美しく、エレガントな佇まい…。圧倒的に輝く41歳が3月前半にまとった、多彩な装いを紐解いていきましょう。
■1:優雅さ香り立つフィット&フレアなスカートスーツ

ハットなど小物も全てネイビーで統一。
2023年3月13日、イギリス・ロンドンのウェストミンスター寺院で行われるたコモンウェルスデーの式典に出席。お気に入りブランドの一つによるスカートスーツは、ジャケットのペプラムと裾に向かってフレアなシルエットのスカートが特徴です。
この日に初めてお披露目したもので、ネイビーにコントラストの効いたフローラルが散りばめれれたジャガード生地を使用。ジャケットにあしらわれた白いジグザグのステッチが、優美なデザインにエッジーさをひと匙加えています。
耳元は故ダイアナ妃のサファイヤとダイヤモンドのイヤリングで飾り、輝きを添えて。左胸には、チャールズ国王から贈られた「プリンスオブウェールズフェザーブローチ」が煌めいています。
■2:敬意を表すヘッドスカーフ&ダークトーンの装い

黒タイツを着用し肌の露出を抑えています。
2023年3月9日、イギリス・ヘイズにあるムスリムセンターを訪問。トルコ・シリア大地震で支援活動に携わった人々や、壊滅的な被害を受けたコミュニティを支援するために募金活動を行った人々に感謝の意を表しました。
ヒジャブのようにヘッドスカーフにしているのは、2019年にパキスタンで着用したクルタ (チュニック) に付属していたデュパッタ(ロングスカーフ)です。パキスタンブランドのもので、アイボリーのシルクシフォンにブラックの絹糸で施された繊細な刺繍が特徴。
コート、ワンピースなどは全てブラックで統一し、訪問先に敬意を払い慎重にセレクトした控えめな装いが印象的です。
■3:実用性とスタイリッシュさを両立!本格ミリタリールック

ゴールドフープのイヤリングで顔まわりにさりげない輝きをオン。
2023年3月8日、イングランドのソールズベリーで、近衛兵のアイリッシュ・ガーズ連隊を訪問。雪の降るなか訓練に参加しました。
公式の軍服と自身のワードローブをミックスさせた装いは、皇太子妃らしい洗練と機能の完璧なバランス。防風性と防水性に優れた迷彩柄のアーミージャケットとゴアテックスのブーツで、悪天候にしっかり備えたスタイリングを完成。
キャサリン皇太子妃が3月前半に披露した着こなしをご覧いただきました。視線を奪う、プリンセスらしいエレガントなスカート姿から、戦闘準備は万端、といったムードのミリタリールックまで。
短い期間のなかでもこれだけ多彩に装い、大活躍する様子は、世界じゅうが注目するのも納得のドラマティックさです。
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TEXT :Precious.jp編集部
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3/21(火) 11:30配信

ハリー王子夫妻(AP/アフロ)
ハリー王子とメーガン妃が繰り広げる英王室批判が、チャールズ国王の怒りに火をつけた。夫妻に与えた英国の邸宅を没収すると伝えたら、思わぬ反撃を受けて想定外のプレゼントをする始末。優柔不断な国王の態度に、英国民の不満が募る。
* * *
ハリー王子(38)が回顧録『スペア』を出してから2カ月余り。英国では発売初日に40万部を捌き、その後も売れ続けている。だが王子とメーガン妃(41)の人気は急降下し、回復する見込みはない。
そんな夫妻に強烈なパンチをお見舞いしたのが、米国の人気アニメ番組「サウスパーク」だ。
サウスパークは米国で1997年に放映が始まった。著名人などを痛烈に皮肉る大人向けの内容で、優れたテレビ番組に贈られるエミー賞に5回選ばれている。そんな人気番組が、夫妻のような“お騒がせセレブ”を放っておくワケがない。
2月15日に放映した番組は架空の「カナダ王室」が舞台。王子とその妻が登場し、カナダを離れて「私たちはプライバシーが欲しい」「私たちを見ないで」と書いたプラカードを掲げて世界ツアーに繰り出した。プライバシーの尊重を求める一方で、人目を集めようと騒ぐ矛盾は、ハリー王子夫妻にそっくりだ。
“元ネタ”はもちろん、昨年12月にネットフリックスで配信されたドキュメンタリー「ハリー&メーガン」だろう。サウスパークの皮肉が図星だったのか、メーガン妃は動揺し、裁判に持ち込むと予想された。だが夫妻の弁護団は訴えるに値しないとした。
そんな夫妻にさらなる追い打ちをかける出来事が起きた。チャールズ国王(74)が夫妻に対し、ロンドン郊外のウィンザー城領地内にある邸宅「フロッグモア・コテージ」の明け渡しを求めていたことが明らかになったのだ。
この邸宅は夫妻が結婚したとき、エリザベス女王から贈られた。当初はロンドン中心部にあるケンジントン宮殿内のアパートをあてがわれた。ウィリアム皇太子(40)一家が暮らすアパートの隣で、メーガン妃が王室の慣習などをキャサリン皇太子妃(41)に尋ねるのに都合がよいとの配慮だった。
しかし、メーガン妃は「兄のアパートより狭い」と嫌い、「ウィンザー城に住みたい」と訴えた。ハリー王子夫妻はフロッグモア・コテージに移るために、ヨガスタジオを設けたり、長男のアーチー君(3)専用の保育室を造ったりと、改修に約4億円の税金が費やされた。
“無駄遣い”ともいえる引っ越しを強行したものの、一家はその後、カナダや米国に移り住む。夫妻はネットフリックスなどから多額の契約金を手に入れると、国民の批判が強かったリフォーム代は全額返還した。これで一安心かと思っていたら……。
実は女王の死去で、フロッグモア・コテージの所有権は国王に移っていた。『スペア』でカミラ王妃(75)への批判を書き連ねたため、国王に「一線を越えた」と判断され、英国での住まいを失う結果を招いてしまった。
『スペア』では、カミラ王妃は邪悪な継母だと描かれている。王室内の情報をタブロイド紙に流し、その見返りに自分のイメージアップを画策した人物で、ハリー王子夫妻は被害者だと主張した。
この“追放劇”に、国民からは「やっと国王が動き出した。遅いくらいだ」との声が多く出た。
だが、今度はハリー王子とメーガン妃からの“リベンジ”ともとれるニュースが飛び込んできた。
夫妻は3月3日、長女リリベットちゃん(1)の洗礼式を済ませた。カリフォルニアの自宅で行った式にはダイアナ元妃の2人の姉は出席したが、英王室に招待状を送ったのに、国王夫妻や皇太子夫妻をはじめ誰一人として姿を見せなかったという。
もっともメーガン妃側の参列者は母のドリアさんだけ。孫に会いたいと繰り返す父トーマスさんの姿はなかった。
それだけだとハリー王子一家の孤立ぶりを表すエピソードの一つにすぎないが、目を疑ったのは、発表の際に「リリベット“王女”が洗礼を受けた」とあったことだ。
「王子」「王女」の称号は1917年のジョージ5世の勅許状で、君主の孫に与えられる。女王が健在だったころは、アーチー君とリリベットちゃんはひ孫だったので資格はなかったが、チャールズ国王の即位で「君主の孫」となり、王子、王女と堂々と名乗れる。
ハリー王子夫妻は女王の死去後から王室に称号の授与を求め、昨年末に王室と合意したという。
だが、称号の授与は本来、王室が公表するものだ。それを待たずに自分たちから半ば強引に発表したのには、国王の機先を制する狙いがあった。
国王は王室のスリム化のため、2人の孫への称号授与を阻止するといわれていた。必要な勅許状を出すとされたが、決断しなかった。早く手を打たなかったために、夫妻に先を越されたのだ。
夫妻の発表を受けて、英王室は公式サイトを更新し、「マスター・アーチー」「ミス・リリベット」としていた紹介文を「プリンス・アーチー」「プリンセス・リリベット」に改めた。14日時点で公式な発表はないが、王室は夫妻が戴冠式に出席する準備に入ったという。かねて国王は夫妻の出席を望んでいたといい、子どもの称号ゲットが条件だったと勘ぐられている。
メーガン妃は、子どもが成人したときに、称号を維持するか放棄するかを本人が決めればよいとした。ただ、国王の妹アン王女と末弟のエドワード王子はそれぞれ2人の子をもつが、「子どもにはロイヤルにとらわれない生き方を望む」として称号を辞退。
アン王女の長女ザラさんは「私はなんて運が良いのでしょう」とコメントしている。
ハリー王子はかつて「王室の悪い遺伝子を断ち切りたい」と話し、メーガン妃は「称号は苦痛をもたらす」と述べていた。一転して称号にこだわるようになったのはなぜなのか……。
国民のいらだちは、どれだけ夫妻から批判されても、完全には切り捨てられない父王にも向かう。
国王は夫妻がフロッグモア・コテージを出た後も、英国滞在中はバッキンガム宮殿やダイアナ元妃の旧宅に宿泊してよいとした。明け渡しを求めた理由も「(弟の)アンドルー王子に譲るための措置だった」とするなど、夫妻を刺激しないように振る舞っているようにもみえる。
英国民からは、チャールズ国王が守るべきは“問題児”のハリー王子やアンドルー王子ではなく、次期国王であるウィリアム皇太子ではないかとの声が上がっている。
(ジャーナリスト・多賀幹子)
※週刊朝日 2023年3月31日号
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最終更新:3/21(火) 11:30AERA dot.
回顧録やインタビューで薬物を使用したことを告白しているヘンリー王子。アメリカ滞在に必要なビザに影響を及ぼす可能性が指摘されている。
2023/03/21

ヘンリー王子(Prince Henry)Mathis WienandGetty Images
今年初めに出版された回顧録『SPARE(原題)』やその宣伝のためのインタビューで過去に薬物を使用していたことを告白したヘンリー王子。10代のときにコカインを使用、大人になってからも大麻やマジックマッシュルームを使ったことがあると明かしていた。
現在王子はアメリカに長期滞在するために必要なビザを保有しているが、それを取得するときこの薬物について申請していたのかどうかが問題になっている。新聞「デイリーメール」が報じている。
同紙によるとアメリカの保守系シンクタンク、ヘリテージファウンデーションは王子のビザの申請内容を納税者に開示するように政府に要求。アメリカの移民法ではビザを取得する際に薬物使用に関して嘘をつくと、強制送還や市民権の申請の禁止など厳しい罰則を与えられる。
シンクタンク側は「違法薬物の使用による王子のビザの取り消しの可能性、王子がアメリカ入国前に適切な審査を受けていたのかどうかを確認する上で、情報開示の要求は公共の利益になる」と主張している。政府側は「王子のプライバシーを守る」ために開示を拒否している。

ヘンリー王子(Prince Henry)WPA PoolGetty Images
新聞「ニューヨークポスト」はこの問題について複数の専門家からコメントを入手している。元連邦検察官のニーマ・ラーマニは同紙に「薬物使用を認めることは通常ビザを許可しない理由になる」と語っている。
「コカインやマジックマッシュルームの使用を認めたのだから王子のビザは却下、もしくは取り消されるべきだった」「ロイヤルであることや娯楽のために使ったということも例外の理由にはならない」とコメント、王子だからといって薬物使用した人にビザが発給されることはないと強調している。
一方で弁護士のジェームズ・レオナルドはこれに反論。「薬物やアルコールに関連した刑事事件や王子が常習的な薬物使用者だと司法当局が認めない限り、回顧録での薬物使用に関する告白に問題はない」とコメント、ビザを剥奪されたり強制送還されたりすることはないと語っている。
「王子が逮捕されたり飲酒運転をしたりしない限り、移民局が行動を起こすことはないだろう」。
王室を離脱後、赤裸々に語ることが仕事のようになっているヘンリー王子。この告白がアメリカでの生活を危険に晒すことになってしまうのか、注目が集まっている。
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