> 凄いです,Bro!
> 2011年最初の前回記事で,「@くつログ」過去最大のPVを達成しましたよ!
おお,それは良かった。。。
でも,年末年始にかけて1カ月近くのブランクがありましたからね。
読者の方をお待たせしていたのではないかと…
> でも久しぶりにコメントも頂いて,幸先の良いスタートになりましたね!
> で,景気づけついでに,今日のテーマは福袋の話題ですか…?
そうそう,世の中不景気な割に,今年も福袋の売上は好調だった様ですよ!
私自身では中身不明の福袋を買う気にならないのですが,世間一般では大人気
ですよね…個人的にとても不思議な気がします…
> Broの様な感想は,外国の方に多いみたいですね。
> 福袋セールス自体が日本的な販売手法だとか。。。
> でも中身には,福袋の価格以上の商品が詰まっている前提ですから,買えば
> 確実に得する訳ですよ…しかもかなり大幅にね!
でも,中には不要な物もある訳でしょう?
それに,基本的には在庫処分品が中心ですよね…?
> その辺がセット販売の妙なのでしょうね…
> 全体で得すれば,少々の無駄は気にならない…
> 何が入っているのか,別の楽しみ方もあるし。
その論理構造は,例のTPP是非の議論の際にもよく登場しますよね。
中身ひとつひとつの得失よりも,全体的な利益を優先して考える習性がある…
> う~ん…これって,ひょっとすると功利主義的な発想なんですかね?
> 「商品自体を」ではなく,「得する事を」目的化している…?
ちなみに,年が明けて,菅総理が「平成の開国」を改革のキーワードとして,
大きく全面に押し出してきたじゃないですか…これって,どう感じます?
> 結局は,昨年APECの際に話題になった,TPPへの参加を強力に推進して
> 行く方針なのですよね…菅総理の考えとしては。
> 「平成の開国」は,そのためのキャッチフレーズなのだと思いますが?
そうですね,例えて言えば,「平成の開国」と云うキャッチフレーズを使って,
菅総理が国民に売込もうとしているコンセプト商品の中身が楽しみな訳ですよ。
「平成の開国」と云う福袋の中身は,勿論「TPPへの参加」が主要な商品で
ある訳ですが,他にも多くの商品が詰められているのだと思いますよ。
例えば,環太平洋地域における安全保障とか,対中関係改善とか,外国人参政
権付与とか…
> おおっ!
> すると,多くの日本人が不要と考えている商品も,まとめて売ってしまおう
> と云う福袋セールス戦略ですか,これは!
> 「全体として得するんだから,少しぐらい良いじゃん」と云う論理ですね!
「グローバリズム」と云う言葉を使うとね,日本人は少し慎重に構えてしまう
のですが,「開国」と云う言葉には日本人は悪い印象を受けないんですよね。
> う~ん…日本人の歴史から来る教訓の様なものなのでしょうかね…?
> 確かに国を開く事によって,日本人は多くのものを得てきた歴史を持ちます
> からねぇ。。。
しかし同時に,外国の侵略には,頑として対抗してきた歴史でもあります。
基本的には,単一民族的なナショナリズムの強い国ですからね。
> 大多数の日本人は愛国主義者ですものね…だから尖閣事件の様な問題では,
> 多くの国民が紛糾する事件に発展する。
> 「愛国心=正義」なのです,日本だけでなく,世界中の国々でもね!
そう,だから「開国」には賛成の人も,「グローバリズム」には慎重ですよね。
それは普遍的な価値なのか…?
我々の愛国心と相反する要素があるのではないか…?
利害の衝突に対しては,どの様な価値基準で判断するべきなのか…?
> う~ん…まるでマイケル・サンデル教授の政治哲学の授業みたいですね!
> テーマは,差当り「ナショナリズムVSグローバリズムの相克」ですか…
> 一体どちらが「正義」なのか…もう少し考えさせて下さい!