> とうとう社民党は連立政権を離脱する事になりましたね。
> 福島党首が辺野古移設案への署名を拒否して大臣を罷免されたので,当然予想される
> 事態ではあった訳ですが…
結果的には,一般にも判り易い対応だったので,これはこれで良い様に私は感じました。
前回の記事でも書いたのですが,私は「政治は現実生活の問題」だと考えているので,
あまり政策に「非現実的な理想論」を持ち込む事が本来嫌いなのです。
その意味で「理想論しか言わない社民党」が大嫌いなはずなのですが,しかしそれ以前の
問題として,今回の普天間問題で最も残念である事は,「結論の是非」つまり「結果」に
在るのではなくて,「鳩山首相の発言責任」すなわち「結論に至るプロセス」での無責任
さにあるのだと考えています。
その意味で,「言葉に責任を持つ政治でありたい」と述べて,連立政権離脱の道を選択し
た福島党首の態度には感銘するものがありました。
国民の信頼の源をきちんと守る意味で,政治家として「善い対応」だと感じたからです。
> 社民党はきちんと筋を通したと?
そうですね,少なくとも社民党に対しては,今回の批判の対象外に置かれるでしょうね。
そうして,今後も「理想の実現に固執する野党」のブランドイメージを守り抜く訳ですね。
> 結局,「理想主義の政党」である点には違いない訳だ。
> Broは「理想論」が嫌いじゃなかったのですか?
「非現実的な理想論」を振りかざす事が嫌いなだけで,政治家が理想を語る事までを否定
するつもりはありません。
もちろん,現実の生活の場においても,「理想や夢は必要なもの」であり,普天間基地に
ついても「撤廃」が可能であるならば,その方が望ましいとは思っているからです。
しかし,今それを実行する事は「アジアの安定を脅かす」と言う現状認識があり,適切な
時期ではないと考えているだけなのです。
> そう言えば,韓国の李大統領が今回の鳩山首相の決定を評価する発言をしたそうですよ。
> 日米韓の緊密な連携が「北朝鮮」や「中国」の軍事行動に対する「抑止力」になるの
> だと言う考え方は,各国の共通認識である点に変わりはない様子です。
韓国では最近,哨戒艦沈没事件などもありましたからね。
今回の普天間基地の移設問題は,まさに「外交・安全保障問題」なのですよ。
つまりは,日本国内だけの事情や問題意識では解決できない問題です。
外国の意見や評価にもしっかりと眼を向けて,政策の実現を図る必要があるでしょう。
民主党はどうも「政権奪取」を至上命題とした頃から,国内での票集めに狂奔した結果,
国際感覚に乏しい,単なる「人気取り政党」に成り下がった気がします。
その事が結局,「ブレる」,「発言に責任感が無い」結果を生じている原因なのだと思う。
> 今後の政局については,どう思います?参院選の行方は?
参院選の行方も大切ですが,この際野党は現政権に対する責任追及を徹底して行うべきだと
思います。衆院選を含めて,やり直しして欲しい想いです,私的には!
> 自民党の谷垣党首なら,目下の政治不信を解消できそうですか?
谷垣さんは,「現実的な政治家」ではあると思いますけどね…
彼が主張する政策の面では賛成できない,と言うか,むしろ賛同したくない。
> どこか矛盾してますよね…Bro の意見も…?
> 政治は現実問題だと言いながら,超現実的な政策方針にも賛成できないの?
昨夜,韓国ドラマ「大王世宗」の最終回のビデオを見て,泣いてしまったばかりなので
すよ…実は。
> ハングル文字を創製した朝鮮国王の歴史ドラマですか…?
そう,周囲の反対を押し切って,朝鮮独自の文字の創製に執着する国王の物語です。
最終回で,敵対していた明の実力者,王振がとうとう朝鮮文字の公布を認める下りで語る
言葉がとても印象的でして,まさに名言なのです。
曰く「一人の盲人が,万人の眼を開いた」とね。
周囲の意見と衝突し,失明しながらも,なお民族独自の文字の必要性を説き続けて,努力
を傾注する国王の情熱が,最後に周囲の反対派と大国までをも感動させてしまう訳ですが,
今日的な視点で見るならば,王の先見的な理想とその実現への情熱の精神こそが,数多くの
現実的困難の克服を可能にし,偉大な事業の達成へと導く原動力になった訳です。
政治の世界において,理想と情熱が果たす役割の尊さを知る事ができる物語だと思います。
> では,社民党の情熱が「世界の恒久平和」という「人類の悲願達成」に寄与すると思う?
もしそんな事が本当に実現可能であれば,これ以上に崇高な人類の理想は無い訳ですよね。
私は,何百回でも自分の不明を詫びて,構いません。
そして,誰かが「理想の灯」を灯し続けておく事も,将来のために必要な事だと思います。
> その役割こそが,社民党に存在意義と価値を与える最大の理由となる訳ですか…結局。
やはり野党で良いのだと思います,社民党は!
> 福島党首が辺野古移設案への署名を拒否して大臣を罷免されたので,当然予想される
> 事態ではあった訳ですが…
結果的には,一般にも判り易い対応だったので,これはこれで良い様に私は感じました。
前回の記事でも書いたのですが,私は「政治は現実生活の問題」だと考えているので,
あまり政策に「非現実的な理想論」を持ち込む事が本来嫌いなのです。
その意味で「理想論しか言わない社民党」が大嫌いなはずなのですが,しかしそれ以前の
問題として,今回の普天間問題で最も残念である事は,「結論の是非」つまり「結果」に
在るのではなくて,「鳩山首相の発言責任」すなわち「結論に至るプロセス」での無責任
さにあるのだと考えています。
その意味で,「言葉に責任を持つ政治でありたい」と述べて,連立政権離脱の道を選択し
た福島党首の態度には感銘するものがありました。
国民の信頼の源をきちんと守る意味で,政治家として「善い対応」だと感じたからです。
> 社民党はきちんと筋を通したと?
そうですね,少なくとも社民党に対しては,今回の批判の対象外に置かれるでしょうね。
そうして,今後も「理想の実現に固執する野党」のブランドイメージを守り抜く訳ですね。
> 結局,「理想主義の政党」である点には違いない訳だ。
> Broは「理想論」が嫌いじゃなかったのですか?
「非現実的な理想論」を振りかざす事が嫌いなだけで,政治家が理想を語る事までを否定
するつもりはありません。
もちろん,現実の生活の場においても,「理想や夢は必要なもの」であり,普天間基地に
ついても「撤廃」が可能であるならば,その方が望ましいとは思っているからです。
しかし,今それを実行する事は「アジアの安定を脅かす」と言う現状認識があり,適切な
時期ではないと考えているだけなのです。
> そう言えば,韓国の李大統領が今回の鳩山首相の決定を評価する発言をしたそうですよ。
> 日米韓の緊密な連携が「北朝鮮」や「中国」の軍事行動に対する「抑止力」になるの
> だと言う考え方は,各国の共通認識である点に変わりはない様子です。
韓国では最近,哨戒艦沈没事件などもありましたからね。
今回の普天間基地の移設問題は,まさに「外交・安全保障問題」なのですよ。
つまりは,日本国内だけの事情や問題意識では解決できない問題です。
外国の意見や評価にもしっかりと眼を向けて,政策の実現を図る必要があるでしょう。
民主党はどうも「政権奪取」を至上命題とした頃から,国内での票集めに狂奔した結果,
国際感覚に乏しい,単なる「人気取り政党」に成り下がった気がします。
その事が結局,「ブレる」,「発言に責任感が無い」結果を生じている原因なのだと思う。
> 今後の政局については,どう思います?参院選の行方は?
参院選の行方も大切ですが,この際野党は現政権に対する責任追及を徹底して行うべきだと
思います。衆院選を含めて,やり直しして欲しい想いです,私的には!
> 自民党の谷垣党首なら,目下の政治不信を解消できそうですか?
谷垣さんは,「現実的な政治家」ではあると思いますけどね…
彼が主張する政策の面では賛成できない,と言うか,むしろ賛同したくない。
> どこか矛盾してますよね…Bro の意見も…?
> 政治は現実問題だと言いながら,超現実的な政策方針にも賛成できないの?
昨夜,韓国ドラマ「大王世宗」の最終回のビデオを見て,泣いてしまったばかりなので
すよ…実は。
> ハングル文字を創製した朝鮮国王の歴史ドラマですか…?
そう,周囲の反対を押し切って,朝鮮独自の文字の創製に執着する国王の物語です。
最終回で,敵対していた明の実力者,王振がとうとう朝鮮文字の公布を認める下りで語る
言葉がとても印象的でして,まさに名言なのです。
曰く「一人の盲人が,万人の眼を開いた」とね。
周囲の意見と衝突し,失明しながらも,なお民族独自の文字の必要性を説き続けて,努力
を傾注する国王の情熱が,最後に周囲の反対派と大国までをも感動させてしまう訳ですが,
今日的な視点で見るならば,王の先見的な理想とその実現への情熱の精神こそが,数多くの
現実的困難の克服を可能にし,偉大な事業の達成へと導く原動力になった訳です。
政治の世界において,理想と情熱が果たす役割の尊さを知る事ができる物語だと思います。
> では,社民党の情熱が「世界の恒久平和」という「人類の悲願達成」に寄与すると思う?
もしそんな事が本当に実現可能であれば,これ以上に崇高な人類の理想は無い訳ですよね。
私は,何百回でも自分の不明を詫びて,構いません。
そして,誰かが「理想の灯」を灯し続けておく事も,将来のために必要な事だと思います。
> その役割こそが,社民党に存在意義と価値を与える最大の理由となる訳ですか…結局。
やはり野党で良いのだと思います,社民党は!