ブロブロガー@くつログ

Proと呼ばれたい...そして日々悪戦苦闘する
Brofessional な職業人の安息の日誌

◇旧日本軍化学兵器処理問題で新事実発見!

2006-05-27 | 歴史認識
> これまで旧日本軍が遺棄したとされてきた化学兵器について,新たな証拠書類
> が発見されて話題になっていますね!
ええ。。。日本にとっては,まさに青天の霹靂と思います!
しかし,発見された「兵器引継書」の目録に当該の化学兵器が明記されているか
否か,精査する必要があるそうです。。。

> 今回ジャーナリストの水間氏が発見したものを,自民党の戸井田議員が26日の
> 衆議院内閣委員会で取上げたらしいですが,すでに確認済なので取上げたので
> はないですか...?
おそらく確認済だと思いますが,万一「ガセネタ」だとまたとんでもない失態に
なりますからね...慎重に真偽の確認をするつもりでしょう。。。

> でも考えてみれば,当時日本はほぼ無条件降伏に近い形で武装解除に応じた訳
> ですものね...所持していた一切の兵器類は全て連合国側に引渡していて当然で
> すよね...当たり前の話だと思います。。。
そうなんですよね...日本政府は2000年以降,970億円を投じて化学兵器の発掘,
回収事業を実施していて,事業総額は2,000億円にも達するらしいです。。。

> もし今回の発見書類が本物で,当該の化学兵器も目録に明記されているならば
> 廃棄したのは連合国側か,もしくは連合国側の指示に従って旧日本軍が埋める
> などした事になりますよね...
そう,日本の責任で行った行為では無くなります。。。

> 日本に発掘・回収の義務は無くなる...?
製造したのは日本側ですから,それはまだ良く分りませんが,少なくとも不当に
廃棄したとの責任は免れますよね。。。当然。

> それだけでも意味は大きいですよね!
> 少なくとも外交交渉の材料にはなる。。。
それもそうですが「歴史の真実を検証しよう!」という気運が高まる事の方が意
義深い事だと思います...

> 先の戦争に関する事は,何でもかんでも日本が悪かったとする風潮が改まる事
> の意義ですね!...Broが言いたいのは!
そうです。今回の様にきちんとした事実資料に基づいて,一つ一つの事実確認を
行う事の大切さですよ。。。

> 終戦直後は本当に混乱の極であった様子ですものねぇ...
連合軍の占領を受けて,それこそ価値観のコペルニクス的転回を強制された訳で
すから,日本人が自虐的な心情に支配されていた事は,一時的には仕方ないと思
います...

> でも思想的には,日本は戦争に負けてむしろ良かった...とする人々も多いです
> よね?
私もその一人ですけどね...善し悪しはひとまず留保して,歴史的事実を出来るだ
け客観化して再評価する努力がまだまだ不充分ですよ...

> 戦後世代は,なるべく過去の戦争を忘れようと努力していたのですかねぇ...?
> しかし,もう戦後60年を超えましたものねぇ...
「戦争の生き証人」の世代の人々がどんどん減っている事が心配なのです。。。

> でも,だからこそ客観的な検証がようやく可能になったのでは...?
張学良氏も西安事件の核心部分については,最後まで発言を憚っていたそうです
ものね...

> 今後は物証中心の事実確認が主体になるので客観化が可能ですよ,きっと!
変なイデオロギーに縛られない限りね...


◇安倍官房長官,靖国参拝推進派議員と会談

2006-05-23 | 靖国問題
> 安倍官房長官が22日夜,自民党の靖国神社参拝を推進する中堅若手議員と会談
> したそうですよ。。。
靖国神社参拝を推進する考えの人々には,安倍さんこそが「頼みの綱」ですものね...

> しかし安倍官房長官自身は,自らが首相になった場合に参拝を続けるかどうか
> については慎重な態度を崩さなかった様子です...
前にもこのブログで書きましたが,現在の内外の情勢では賢明な態度と言うべき
でしょうね。。。やはり。

> 森前首相も同じ22日に日本記者クラブでの講演で,ポスト小泉には中韓との
> 関係改善が求められていると発言していますものね...
> 安倍さんが望む,望まないに関わらず,靖国問題はすでにポスト小泉選の争点
> になっていますよね,実際。
森さんがその様な発言をあえて行うのは,やはり暗黙に福田支持を表明している
訳ですよね。。。

> 最近安倍さんの旗色が芳しくないですね...残念ながら...
迷っているでしょうね...安倍さんは。
しかし,ここいらで旗幟鮮明にしてみてはどうでしょうか?
ここまで来たら,断固「正統派小泉後継候補」として,参拝継続の方向で...

> それは大冒険でしょ!やはり!
> 第1Bro は以前,「最初から靖国神社参拝を止める方針で一貫した方が賢明」
> だと言っていたじゃないですか...
> また方針転換ですかぁ...無責任だな,まったく...
いや,中韓との関係改善まで放棄する訳ではないですよ...
靖国神社参拝を継続しながら,かつ中韓関係改善の道を模索するのですよ。。。

> 「言うは易し」ですよ,それは...第1歴史認識が異なるでしょ...
繰り返しますが,だからこそ両国の継続的な対話と歴史認識の共同研究が必要な
気がします...
そして,お互いの文化の違いについても,相互理解を深める必要がありますよね...

> そう云えば,先日親善来日していた中国の高校生達に皇太子殿下がお会いにな
> っていましたね!
そうです...皇太子殿下の積極的な姿勢に感動してTVを観ていました...私は。
昭和の不幸な出来事など,乗り越えて前に進む覚悟が必要なのです...特にリーダは。

> 歴史認識において,日中韓の間で相互理解が可能でしょうか...??
事実は1つなのですから...ただお互いの立場の違いが認識の相違を生ずるのです。
お互いが知りえた歴史的事実を相互に出し合って,認識のギャップを埋める努力
を始めたらどうでしょうか?

> う~む...現実的に可能なのかなぁ???
少しずつ進めれば良いのですよ...時間制限など無いのだから。
協働作業こそが相互理解の近道だと思いますよ。

> う~む...

◇日中戦争の舞台裏。。。大いなる誤算

2006-05-21 | 靖国問題
> 今回は日中戦争が何故長期化したのか...その理由についてですよね...
ええ,今日明らかな3つの視点について述べようと思います。。。

> では,よろしくお願いします。
まず第1に中国軍の実態および戦術についてですが,当時の国民党軍は正規の軍
隊と言える様な代物ではなく,貧民や暴徒の寄せ集め的なゲリラ部隊が大多数で
あり,当然その内部には共産ゲリラも多数潜入していたと云われています。
そして,彼らは執拗に反日プロパガンダを繰り返して,わざわざ紛争の火種を起こ
す事に積極的なのですが,いざ戦闘が始まるとロクな戦いもしないまま潰走して
奥地に逃げたり,民衆に混じり込んだりを戦術としていたと聞いています...

> まるで,八路軍(中共赤軍)の得意とするゲリラ戦術ですね...
実際,上層部はともかく末端の兵士達は,国民党軍だろうが共産赤軍だろうが,
あまり関係はなく,とにかく軍隊に混じれば武器が与えられ,半ば公然と食料調
達や略奪行為が行える点が魅力だった様です。。。

> なるほど...近代的な軍隊と言える代物では無い訳ですね...
第2に,関東軍は表向き各地で連戦連勝を重ねていた様に見えますが,これらの
ゲリラ戦術に悩まされていた様子です。
結局これらの敵対行為を掃討するために,行動区域を各地に拡大して行きました。
その結果,本国の日本政府も,途中から方針の転換を決定しています。
つまり,敵軍の中核である国民党の精鋭部隊に大打撃を与えないと,紛争の収束
は困難な状況であると...

> 第2次上海事変そして南京攻略に向かう訳ですね。。。
そうです。このため,本国から増援部隊を大陸に派遣する事を決定しています。

> いよいよ全面対決の姿勢を固めた訳ですね。。。
ええ,しかしここで大きな誤算をしています...

> ...と言うと?
国民党の精鋭部隊に大打撃を与えた後に,和平交渉を行う相手として蒋介石を想
定した作戦計画でした。。。

> そうでした!蒋介石は,共産軍に捕われの身でしたよね,確か...
いえ,蒋介石自身は西安事件の後,共産軍と停戦して張学良と南京に戻ってい
ます。。。
しかし,その後日華事変が勃発して,決定的に第2次国共合作への意思を固めた
様子です。
当時の中国共産党軍は弱体だったので,ソ連は対日のためにはどうしても蒋介石
の国民党軍を利用する必要がありました。。。
中国共産党が蒋介石を殺さなかったのは,ソ連からの指示があったからだと伝え
られています。。。

> そうすると,蒋介石には日本と和平交渉の道を選ぶ意思は無かった...?
おそらく。。。この時期,何度も日本側から和平交渉の働きかけを行っていま
すが,結局途中で頓挫してしまう...
とうとう近衛首相は「蒋介石を対手にせず」と宣言してしまいます。。。これが
第3の理由です。

> う~ん...近衛首相は何故,蒋介石との和平交渉を諦めてしまったのでしょう...
> この決定は大いなる誤算ですね,その後の展開を考えると...
当時,近衛首相の嘱託として,共産スパイの尾崎秀美の様な人物が近くにいた事
も影響しているかもしれません。。。

> 本当に恐ろしいですね!...この時代の共産主義者達は!
基本的に資本主義打倒のためには武力闘争だろうが何だろうが,手段を選ばない
方針ですからね...
プロパガンダによる挑発行為やスパイ活動などお手の物ですよ。。。

> 映画の世界の様です。。。まるで。。。
しかし,私が真に恐ろしく感じるのは,マルクス主義の思想的影響の方ですよ...
この時代の経済状況や社会情勢は,本当に「マルクス主義的」なのです。。。
従って「マルクス主義的歴史観」も大いに説得力を持っていたと思います...
インテリであるほど強いのですよ...この思想傾向が...

> 日本は結局,共産主義との対決のために全体主義化して行った...??
東條英機が東京裁判で述べている言葉ですが,アメリカは日本を降伏させた代償
として今度はアメリカ自身が共産主義と対決しなければならなくなった,と言っ
ています。。。

> 事実,大戦後すぐに朝鮮戦争が勃発しますね...
そして,中国では共産党が国民党政権を台湾に追い出してしまいます...

> ベトナム戦争では,今度はアメリカが泥沼の闘いを演じますね...
大戦後,アメリカはやっと理解するのですよ。。。
「日本が何故大陸での闘いを行う必要があったかを...」

> マッカーサーは戦後,下院で公式に発言したそうですね...
> 「日本の戦争は自衛戦だった」と...
今でも麻生外相は「東西冷戦は未だ解消していない」と発言しています。

> 中国と北朝鮮は共産主義政権ですものね...現在でも。
日本は「平和ボケ」していられないのです。

> 臨戦態勢で臨めと...?
新しい平和的な解決策を模索するためにも,第2次大戦を総括しておく必要があ
るのだと考えます...2度と同じ過ちを繰り返さないために!


◇自民党加藤元幹事長発言。。。靖国参拝是非論の背景

2006-05-12 | 靖国問題
> 本日のANN政治ニュースで面白い記事を見つけたので,まずは全文を転載
> して,紹介しますね...(以下は,ANNのニュース記事より転載)

■政治ニュース(ANN) - 5月12日(金)8時48分
福田VS安倍 早くも応援団がそれぞれ会合開き火花
 小泉総理大臣の靖国神社参拝に批判的な自民党のベテラン議員が、11日夜に会
合を開きました。9月の総裁選をにらんで、派閥横断の「安倍包囲網」を形成する
狙いが透けて見えます。
 自民党加藤紘一元幹事長:「靖国参拝の是非論の背景に、なぜ日本は中国、ア
メリカなどの戦争に入り込んだのかということがある。その認識を共有している
人で集まった。やっぱり、政策には歴史観がなければいかんと」
 会合は、加藤元幹事長の呼びかけで、二階経済産業大臣や高村元外務大臣ら派
閥会長のほか、津島派や伊吹派の幹部も集まりましたが、最大派閥の森派には呼
びかけていません。今後、アジア外交の回復につなげるためにも、第二次世界大
戦の総括をきちんと行うべきだとしていて、「ポスト小泉」レースの先頭を走る
安倍官房長官を派閥横断でけん制する動きにもつながりそうです。
 一方の「安倍応援団」も負けてはいません。安倍氏を支持する新人議員の会合
も行われ、「指導役」として、安倍長官に近い山本一太参議院議員らが出席しま
した。
[12日12時5分更新]

> まるで,Bro の主張の様な発言をしているでしょう?...加藤さんが...
私は「安倍包囲網」を形成する意図は無いですがね...
でも,加藤さんの発言はまさに私の主張と同じ意見なので好感を感じますよね。
同じテーマを真剣に考えている人ならば,やはり同じ様な意見に達するものです
よね。。。同じ日本人ですから。。。

> Bro がこの「くつログ」で語っている意見も,まんざらBro の独り善がりの妄
> 想でも無い訳ですね...
...失礼な!
今回は加藤さんの言葉を借りて再度強調しますが,「アジア外交の回復につなげ
るためにも,第二次世界大戦の総括をきちんと行うべき」なのです!
全ての政治家の方々に,そうお願いしたいです。

> 財界にもお願いしたいですね...
> そうすれば,近視眼的な意見も少し改まるかもしれない...
そう,やはり全ての日本人が考えるべきです。
自分達が何故今,この様に生きているのか...そして,これからどの様に生きて行
くのか...に関わる問題ですから。

> 中韓両国の人にも考え直して欲しいですね...
アメリカの人も考えて欲しいです...彼らにも責任はありますから...


◇国立戦没者慰霊施設の建設に反対します!

2006-05-10 | 靖国問題
> 前回記事の続きなのでしょうが,またハッキリとしたメッセージですね。
> ハッキリし過ぎていて,少しBroらしくない印象を受けます...
だって,誰も行かないでしょ...国立戦没者慰霊施設などに...

> 日本の政府関係者だけかもしれませんね...参拝者は...
あとは義務教育の一環としての修学旅行コースになるぐらいと思います。。。

> 唯でさえ緊縮型の財政が求められている現下の状況では,税金の無駄使いは
> 避けなければなりませんよね...
国民が求める本当に「必要な施設」なのであれば,「無駄使い」にはなりません
がね...どう考えても政治的な手段としてだけ「必要な施設」であって,国民が求
めている施設ではないですよね。。。
簡単な意見ですよ「私は行ってみたいと思わないので,作っても無駄だと思い
ます」...これだけです,私の意見は。

> 国の事業って無駄なものが多いですからね...
これまでもそうですが,国の行う事業は建前や経済性ばかりが先行して,「魂」
を忘れたものが多いと思うのです。。。

> 戦没者慰霊施設に必要な「魂」とは何でしょう...?
参拝者みんなが,戦争犠牲者に対する感謝と哀悼の気持ちを抱く事ができて,か
つ,そこから真に平和の尊さを希求する気持ちが自然に生じてくる様な,「歴史
の重み」を感じさせる施設でなければ意味がないと思います。
「歴史の重み」が決定的に重要なのです...この手の施設には。

> すると国立施設建設論者は,あまりに外交手段を意識しすぎている...?
実際,目的と手段を取違えているとしか考えられません...私はそう思います。

> 小泉首相は昨夜,経済同友会の提言に対して早速反論したそうですよ...
> 「商売と政治は別だ」と。。。
政治家の発言としては正論だと思います。
経済も重要ですが,政治・外交・思想の問題はもっと別次元において,さらに重
要な問題かもしれません...
少なくとも戦後60年を経た今日の日本にとって,国の将来を左右する問題にな
るかもしれないので,もっと慎重に時間をかけて議論して良いと思います。

> やはり結論は,まだまだ先の様ですね。。。...

◇経済同友会が靖国提言発表。。。首相の参拝自粛を要求

2006-05-09 | 靖国問題
> 経済同友会が本日,小泉純一郎首相の靖国神社参拝自粛と戦争犠牲者すべてを
> 慰霊する追悼碑建設を国に要請したそうですね...
ええ...日中戦争の話題から逸脱しますが,そもそも靖国問題の考察が直近のテー
マでしたので,このニュースを取り上げたいと思います。

> 日本国内の経済団体が,首相の靖国参拝自粛を求める提言をまとめたのはこれ
> が初めての事だそうですね...
過去において「靖国問題」はどちらかと言えば国内の問題であり,経済界が直接
的に影響を受ける性質の問題ではなかったですからね。。。

> 現在の「靖国問題」は外交問題であり,日本の経済に大きな影響を与えると...
それだけ中韓両国との貿易規模は拡大していると云う事でしょうね...やはり。

> 経済界にとっては,単なる思想や歴史認識の問題だけでは無くなっている訳で
> すよね...直接的な損害が視野に入って来ている。。。
思想や歴史認識の問題を軽視したくはないですがね...私としては...
将来の外交や国防方針の根幹にも関係する事だし...

> しかしBroが当初指摘していた様に,思想や歴史認識の問題は短期的な決着が困
> 難ですからね...難しい立場ですよね,日本の首相としては...
経済同友会の主張は,「国内でコンセンサスがとれていないし,中韓両国の十分
な理解も得られていない段階での参拝は好ましくない」との意見でした。。。
国内での早期のコンセンサス作りが重要と私は思うのですが,目下の焦点として
は2点ありますよね...
第1に小泉首相が退任するまでに,もう一度8月15日が来る訳ですが,これを
どう行動するか?...マスコミおよび中韓両国は注目すると思います。

> 第2は以前話題として取上げた小泉後継首相選の問題ですよね。。。やはり。
...4候補の中では安倍さんが最も悩ましい立場でしょうねぇ...

> 安倍さんがやはり最有力候補でしょう?小泉後継の...
このGWの間のニュース報道をいろいろと観ていると,そう単純に行きそうでも
ないですね...各候補とも活発に活動している様子ですし。。。

> やはり「靖国問題」が重要な争点になって来ましたね...後継首相選の...
誰がなるんでしょうねぇ...日本の首相に。。。


◇日中戦争の真実。。。漁夫の利を得た中国共産党

2006-05-06 | 靖国問題
> 今回は「日華事変」がテーマですね。。。
ええ。まず1937年の蘆溝橋事件ですが,これについては,以前中国人の友人と議
論した事を記憶しています。。。

> 面白そうですね。。。
親日派の彼の主張によると,日中戦争で最大の利益を得たのは中国共産党である
との意見でした。。。
なるほど...と感じたので,蘆溝橋事件において,日中両軍が対峙する中,戦端を
開くために,先に日本軍に発砲したのは中国共産党員だった...という見方がある
事を紹介しました。

> 反応はどうでした?
「...さも在りなん」との見解でした。。。基本的に自国政府に批判的な人でした
ので。。。
しかし,戦端はどうであれ,蘆溝橋の様な場所に日本の軍隊が進出している事自
体に旧日本軍の行動には問題があった...と反論していました。
日本軍がこの様な場所まで進出していれば,戦争が始まる事は時間の問題だった
との見解です。

> なるほど,結局日本軍の侵略行為が日中戦争の原因である...との意見ですね。
そうです。当時私は彼の反論を至極納得して聞いていました。

> これに反駁する余地はありますか...?
資料によると,当時中国は内乱が激化し,北部の治安が極度に悪化したため,日
本人居留民保護の必要性から天津軍を派遣し,1910年に締結された北清事変最終
議定書の趣旨に則って,北京の西南4キロの豊台に1個大隊を配備したとの事です。
当日蘆溝橋付近で夜間演習を行っていたのは,その一部(第8中隊)でした。

> 北京に進攻するのに1個大隊の兵力では少なすぎますよね...
> やはり治安維持が目的だった,とするのが自然ですね。
決定的であるのは,蘆溝橋事件の前年...つまり1936年の12月に蒋介石の国民党軍
に壊滅寸前まで追詰められていた共産党側に国民党軍の張学良が寝返り,蒋介石
を捕えて捕虜にした事...そしてその結果「第二次国共合作」が成立して,抗日に
向けて方針転換が図られた事実です。

> 蘆溝橋事件発生の1937年には反日勢力が一気に攻勢を強めていた訳ですね...
ソ連と中共は,国民党軍と日本軍の衝突を待ち望んでいた状況です。。。
また国民党軍の張学良は,親父の張作霖を爆殺した犯人が日本軍人であると信じ
ており,(注:これは事実河本大佐の犯行である事が今日確認されている)かつ
祖国の満州を追われた恨みもあって抗日に意欲的だったと伝えられています。

> なるほど...では開戦は,ほぼ間違いなく中国側の意思だったと言う訳ですか...
> 日本は中国における自国居留民および権益の保護を目的に自衛戦を闘った...
実際紛争が始まった7月には,戦闘で守備が手薄になっていた通州で日本人居留
民260名が惨殺されています。
それでも事変勃発を聞いた本国の日本政府は,当初いち早く「事変不拡大方針」
を指示して事件の早期収拾を図ろうとしていました。。。

> ...しかし戦火は拡大を続けた...何故でしょう?
それが昔,私には理解できなかったのですよ。。。
現地軍(関東軍)は,本国の命令を無視し続けた様にも受取れる...
それほど陸軍の軍規は乱れていたのか?...それとも満州国の前例を見て,中国に
独立国家を作る様な陰謀でもあったのか...??

> 関東軍は殆んど連戦連勝だった訳でしょう...?
> 解せないですね...やはり...
今日明らかな事は3点あります。。。
でも長くなりそうなので,続きは次回にしましょうか...

> なるべく早くお願いしますね。。。待ってますので。。。

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