あずまクラブ(越前の守)です。正しい心の探究をします。

”人間は夢とロマンを持つから動物とは決定的に違う”から始めます。正しい心の探究です。

心の法則4―因果の法則

2010-04-03 00:03:32 | 日記
少し難しいですが大切なことを書きとめておきます。
因果の法則とは仏教の教えにあり縁起の法則とも言います。これは結果というものには必ず原因があって、善因善果悪因悪果(ぜんいんぜんがあくいんあくが:良い原因からは良い結果が、悪い原因からは悪い結果が現れる)の法則というものです。現在の結果は過去の原因によるものであり、現在の思いや行いが原因となって未来の結果につながるというもので、原因―>結果=原因―>結果というように連鎖して永遠につながっていると言う教えです。
人生経験の長い人達からみると、良い事をしても報われない人もいるし、悪い事をしても罪に問われないまま生きている人もいて、この世は理不尽な世界であると、悟ったような事を言う人もいますが、この法則は完璧に正しいのです。この世が全てであり死んだら何もないとするならば、この法則は間違いであり理不尽なことはいくらでもあります。しかし、死後の世界が続いており、肉体はなくなってその人の心は永遠に続くと教えられています。従って、生きている間に結果が出ない場合は、死後の世界で正しく現れますから、この法則は正しいと言う教えです。この法則を教えたお釈迦様であってもこの法則からは決して逃れられない、とのお経が残っています。これは、うまくごまかし通したと思っている人には恐ろしい法則ですが、良い事をしても報われないまま死んだ人は死後良い結果を迎えて、なんと素晴らしい法則かと涙を流して喜ぶと思われます。
従って、現在辛いことや悲しいことがあるならば、必ず原因が過去にあったということです。反対に楽しいことがあればそのための努力が実ったということです。ならば、良い原因を作っておけば、未来に良い結果が待っているということですから、これは貯金をすることと同じということになります。老後のために貯金する人は多いけれど死後のために良き原因を積み重ねておく人は少ないですね。この法則を理解し、良き行いや思いを持って生きていけば必ず幸せがやってくることになりますね。この法則に背いたり知らずに生きれば、理不尽な人生と思って過ごす暗い人生になります。
法則を知らずに過ごすことを仏教用語で無明(むみょう:灯りがない)と言います。
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