バリ島 KAZUYAママの今日の閃き

誰かが言った。
人生における3大言語。
「頼らない」
「期待しない」
「あてにしない」

犬も歩けば棒に当たる。

2005-06-24 22:51:21 | Weblog
私がバリ嫁になって8年が経った。この8年間、どれだけダンナの実家に貢献してきたことだろう?
両親がいないダンナの家族、ちなみにダンナは5人兄弟の末っ子・・・最近知ったのだが、両親が生きていた頃、口癖のように「日本人の嫁が欲しい・・・」と、言っていたようだ。
ん~確かに初めてダンナの実家に遊びに行ったときに、何だか不思議な気分になったことを覚えている。「まさか私がこの土地を守っていくのかな~?」って、初めて来た場所なのにそう感じたことを・・・結婚して2年たった時、屋敷内の寺を改装した。その1年後、バリルマ(儀式をするときに
使用する場所)の改装、1年前は離れのお寺や祭壇など・・・全ての資金はほとんどダンナと私だが
兄たちも手助けしてくれる。ただ、長男夫婦だけは知らん顔なのだ。でも私は気にも止めない。
手助けしてくれる人たちだけで、完成させればいいと・・・
で、最後に長男夫婦の家、母屋の改装のみが残ってしまったのである。彼らがいじけるのも良くわかる。でも、みんなで協力している側で、今までそっぽを向いてきたのだから仕方がないだろう。
彼らの家の改装のために、他の兄弟が腰を上げないのである。でも私は、「手助けし始めれば、彼らもわかるよ。」と、他の兄弟を説得して改装に踏み切ったのです。長男嫁には「改装するからしばらくの間、私の部屋に寝泊りしていてね!!」と、言っただけ・・・腰を上げたのは長男、まあ~よく働くこと。こんなに動作が速かったっけ?もちろん大工が居るのですが、大工の補佐役を買って出ています。今まで、嫁の尻に引かれていて弟たちにそっぽを向けていた兄ちゃん。私は救われた気分に
なったのです。で、長男嫁・・・!?相変わらず、知らん顔・・・大工に声もかけない始末・・・
お茶菓子も出さない。パサール(市場)でおやつを1ケ買い、「1ケだけ?今、大工が居るんじゃないの?」って、店の人に指摘されるほど・・・(バリ人は結構お節介な人が多い)
大工がいないところを見計らって、自分の部屋の間取りを確認しているらしい。
私も土・日ぐらいしか実家に行けないが、それでも砂を運んだり、瓦にペンキを塗ったりしている。
彼女?姿さえ見えない。居たとしても私が貸した部屋でグーグー昼寝をしている・・・
それでも私は、気に止めない・・・ただ、まわりの兄弟が私に申し訳ないようだ。
人の金でどんどん完成していく自分の住まい・・・そりゃ~毎日眺めて楽しいことでしょう!!
先週、屋根の骨組みが完成しました。敷地内で母屋は一番中心となる家だから、どの建物よりも背が高いのである。彼女はワクワクしたのだろう・・・朝、仕事に行く時、自分の家に見とれて歩いていた。
と、その時、骨組み用の木材を立てかけてあったところに、顔面衝突!!(^^)
おでこを摩り摩り、出勤したらしい・・・いや~隠しカメラでも設置しておけばよかった。
実に残念。ケチも歩けば棒に当たるんですね!!