バリ人・男の本心は・・・

　BALIを知って１５年以上経つ。住み始めて１０年以上。その間、たくさんの人たちを知り合った。何故か私は自分よりも一回りもふた回りも年上の人たちと縁があるらしい。
そして、いろんな話をする度に勉強になるのだ。人生の大先輩達！！
私は、この人たちのお蔭で、今まで強気で短気だった性格から、忍耐強い・温厚な性格へと変化したように思われる。（本当かな？？？）でも、そうでなければBALI嫁は勤まらない！！（その通り！！）
また、BALIに住んで不思議に思うのは、困難な道のりって思う問題も、その後知り合う
人の助言で簡単に解決させられるのである。最近は人との巡り合わせを神様に感謝するほど心に余裕が出てきた。
無我夢中で突っ走ってきた数年間。「自分の健康が資本」これも誰かから教わった。
全くその通りである。１２年ぶりに会った同級生も同じようなことを言っていた。
最近立て続けによく聞く言葉。神様からのお告げ？かな？？？
自分の健康に気をつけながら、自分を磨こう！！
　数ヶ月前、３年ぶりに帰国をした。１つショックなことがあった。
友人達と会って、一緒に写真を撮って感じたこと・・・肌が黒くなっている。乾燥してカサカサになってる。これじゃ～いけない・・・
　８年前の出産直後、目の下にくまようなシミが出来てしまった時、ダンナから
遠くからみたらメガネみたいだぞ・・・と言われ、ショックを受けたことがあった。
それから必死にシミ取りに専念したが少し薄くなっただけ・・・その部分だけに
集中し、全体的なケアを忘れていた私・・・
だが、こんな悩みを持っているところに救いの神は現われるんですよね～～～。
BALIってところは・・・。今月、私の家に遊びに来た方、スキンケア道具一式持って
やってきたのです。私は興味津々、毎日彼女の顔の洗い方、ケアの仕方を観察してました。私よりもふた回りも年配の方、とにかく肌の色が白い！！
「お花も水をあげないと枯れちゃうでしょ？お肌にもいっぱい水分をあげないと・・・」「ん～～～っ、その通り！！」
魔法の水・・・いつでもどこでもシュッ！シュッ！顔に吹き付けていました。
私も分けてもらって使ってみた。「すごい！！」何かが違う！！
石鹸も手まりぐらいの泡を作って洗うって！？
今まで、ゴシゴシしていた私は間違っていたらしい～～～。
彼女が来て３週間。私も頑張ってマネてみた。何だか変身したように思う。
そして、毎日鏡を見るのが楽しみになった。シミも薄くなったように思う。
１週間ほど前、そのお客さんが私のダンナに「デワさん！今日、トコ屋へ行った？」
「行ってない！！」と、ダンナ・・・「ヒゲでも剃ったんじゃない？」と、私・・・
「今日は何だかスッキリしてるね～～～。」と、お客さん。
ダンナはニヤニヤしながら行ってしまった。
その夜、ダンナが私に告白した。「あの水でシュシュと２回やってみた！！」
だってーーーー納得！！バリ人の男も美しくなりたいのだろうか？（＾＾）

　

ジャムー屋のおやじは商売上手！！

インドネシアにはジャムーという漢方薬がある。私も初めの頃は興味深々飲んだことはあるが、けして美味しいものではない。
先月、学生達のサポートをしていた。合宿のテーマでジャムーについて調べるという・・・。通訳を依頼され５～６人でジャムー屋へ。
ジャムーは、痩せたい・太りたい・バストアップしたい・体臭消し・疲労回復・糖尿の方・リウマチの方・虚弱体質者・夫婦円満。いろんなことに効果ある。
どこで聞いてきたのか？学生達が「ホレ薬が欲しい！！」と、言い出した。
お店のおじさんに「ホレ薬なんてある？」と聞くと、何を勘違いしたのか？
男性が（夜）強くなるジャムーやあちら使用のものが次々と出てきた。
女性のものはないのか？と、学生達・・・するとおやじが嬉しそうに
取って置きのジャムーを出してきて、妙な動作をし始めた。
「えっ？」私も学生達も目が点・・・おやじったら、下半身を洗う真似をして
舌で口のまわりをペロリ・・・「ウマイ！！」と一言。
「んっ～～～？？？」私達がウケまくるので、おやじは調子に乗って何度もその動作をする。おやじの必死な営業の姿に感動し、学生達はいろんなジャムーを大量に買い込んだ。ついでに私も買ってしまった！！何をかったか？ヒ・ミ・ツ！！

バリの結婚式

９月、仕事が忙しい中、結婚式の手伝いに行った。１日はお供えもの作り。
もう１日は、挙式当日のお手伝いである。
私はいつものごとくお茶当番・・・当日はお茶当番が一番忙しい。
８時～１２時まで、招待客のお茶だしで、足が棒状態！！
でもラッキーなのは、お茶と一緒に出すいろんなバリ菓子が目の前に
あるので、つまみ食いしたい放題である。ちょっと小腹が空くと、お茶当番の人たちは
すぐお菓子に手が伸びる。お茶当番の長年の主がいるのだが、その人が結構な肥満で
納得させられる。お昼には食事が出るので、また食べる。
とにかく、ず～っと食べっぱなし！！
食事が済むと、またお茶を出す。もちろんお菓子もつける。で、また食べる。
新郎宅で、挙式が終了すると、新婦宅へ報告に行く。
今回の新婦の家は新郎宅から車で５分のところ。１時にはあちらの準備が整っているというので、今日は早く終わると思ったら嬉しかった。
うちのダンナが新郎の父に、車を出して欲しいと言われたらしく
何故か私がおばちゃんたち７人を乗せて、新婦宅へ向かった。
新婦宅へ着くと、またお茶とお菓子が出た。また食べる・・・
１時間ぐらい座っていただろうか？新婦の家族から食事を勧められた。
通常、食事が終われば終了したということなので、今日は早い！！帰れる！！
ウキウキしながら、またご飯を食べる・・・
食事が済んでも、なかなか戻る気配がない・・・おばちゃんたちが、ざわめき始めた。「５時ぐらいまでかかりそうよ・・・」という会話が聞こえてきた。
まだ２時だよ。なんで５時までかかるの？？？
段々不安になる私・・・「坊さんが遅れているそうよ・・・」
納得！！
座ったままで３時間、私の目の前をおばちゃんたちが１人ずつ通り過ぎて行く。
どこ行くんだろう？「眠気覚ましに散歩」らしい・・・
結構信じる私・・・人でいっぱいだった新婦宅は、空席が目立ち始めた。
すると、私の車に一緒に乗ってきた若い奥さんが、「１人ずつ席をはずして
帰宅しよう・・・み～んな帰ってるよ！！」
そう言って出て行ってしまった。私の車に乗ってきた人たちが次々に席をはずしていく。さぁ～次は私の番・・・勇気を出して歩き出した。
「ヘ～イ！何処行くの？」年配のおばちゃんに止められてしまった。
「えっ？あの・・・だから・・・その・・・」「ここに座ってなさい！」
「は～～～っ！！」脱出大失敗。そして私の携帯には脱出に成功して
私の車の前で待っている人たちからメールが入る。「何やってんのよ。みんな待ってるよ。」「警察に捕まった。」と、返信。「ふざけてないで早く来てよ。」
「嘘じゃないよ～～～。」私が脱出失敗したお蔭で、成功者は歩いて帰ったそうな・・・ごめんね～～～！！