バリ島 KAZUYAママの今日の閃き

誰かが言った。
人生における3大言語。
「頼らない」
「期待しない」
「あてにしない」

何故、繁盛する!?

2007-09-29 22:24:50 | Weblog
 気がつくと9月も終わり・・・。2ヶ月、ブログを休んでしまいました。
ご心配おかけした愛読者の皆さん、本当にごめんなさい・・・。
病気をしていたとか、そういう訳ではありません。
ただただ、忙しかっただけなのです。(言い訳です!!)

 さて、本題に入りましょう!!

 旅に出ると食事をどうしようか!?と、悩みますよね!?
現地のおいしい店を探すには、ガイドブックやネットで検索して事前に
人気のあるレストランを見つけておくことが多いようです。
私もお客様と同行して一番悩むのは「どこで食事をするか!?」なので
普段でも車で走っている時に、どこの店が繁盛しているか?
人の出入りが多い店は見逃さないようにしています。
で、一度入って食事をしてみます。自分が満足すると、お客様を案内します。

 デンパサールにある古い食堂。昼でも夜でも客の多い店。
かなり前から気になっていた。いろんな人に聞いても
「おいしいらしいよ!!」という。「・・・らしい!?」
おいしいという噂があるのだ。いつも混んでいるので、皆、待ってまで
入らないのだ。
 友人とデンパサールのサロンでマッサージをした帰り道、
「行ってみよう!!」ということになった。友人は私が期待をさせたので
とても楽しみのご様子。私もちょうどお腹が空いていて
ウキウキしていた。
 やはり混んでいた。なんとか車を駐車して店の中に入った。
壁に大きな鏡がある・・・と、思っていたのは間違えで、奥にもたくさんの
テーブルがあり満席である。私たちは二人だったので、若い兄ちゃんたちと
相席になった。
メニューをもらった。きっと、どれでも美味しいだろう。悩んだあげく
3品選んだ。兄ちゃんたちの方が早く来た。一人は美味しそうに食べていた。
料理を待っている間も客が5人出て行くと7~8人入ってくる。
とにかく、いつまでも満席なのだ!!
さぁ~私たちのも来た!!
「いっただきま~す。」お腹が空いていたので、二人でがっついた。
「ん?期待はずれ?」でも、気のせいと思い食べつづけた。
しばらくして、友人が「ねぇ~おいしい!?」
「あっ!!やっぱり、まずいのか?」
すると、隣のもう一人の兄ちゃんがスタッフを呼びつけてクレームを
言っていた。
「こんな不味いもの食べられない!!交換してくれっ!!」
長年バリに住んでいるが、食堂で現地人がクレームを言って作り直しを
させているところは、今まで見たことも聞いたこともなかった。
その兄ちゃんは私たちが料理を残しているのを見て、
「不味いよなっ!!言ってやれ~~~!!」って、叫んでいた。
新しい料理が来た。2~3口食べて、やっぱり口に合わなかったらしい・・・。
不満な表情で私たちに同情を求めていた。

 いやぁ~それにしても不味かった。
でも何故、繁盛するのか?いろいろ考えてみた。
そこの食堂は、サンラー国立病院の近くにあって、お見舞いに来る人たちが
食べに来ているのだろう。近くにも何軒か食堂があるのだが
他のところはチラリホラリなのだ。
そこの店は、私たちには見えない何者かが、誘導しているかのようだ。
そういえば、お客さんもワイワイと楽しんで食事をしているようには
見えなかった。
席に座って、無言で料理を待って、料理が来たら食べることだけに集中をして
支払いをして出て行く。そしてまた、次の客が席につき、同じように
無表情で食事をして出て行く。
まるで、霊たちがウロウロしているかのように・・・。

 霊たちで繁盛する食堂・・・興味があったら行ってみて!!